スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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漫画が動くってこういうことか
漫画のコマを動かしたみたい、と書くとありきたりかもしれないが本作は「漫画」をアニメーションにしてみたらどうかというこだわりをとても感じる。
躍動感、生活感、顔の表情、どれも生き生きと動きコマを自分で動かしてるかのようにアニメーションが動く。それに色の使い方ひとつとっても明暗のコントラストがうまく効いていて奥行きを感じさせる作りになって本当にニューヨークを飛んでるかのような気持ちよさを味わえた。
マイルズの成長過程も丁寧に描き、そこまでの時間の溜めも見事で、どうしようもなく無力な一人の人間としてとてもじっくり描いている。能力が使いこなせずジタバタするところは見ているこちらとしてもすごく焦るし、大きな挫折を味わうところが観客の心理とうまく合わせて作りこまれる。そこがもどかしい気持ちを生むが、マイルズが能力を自在に使いこなせるときの自由感はとてもすがすがしく思わず待っててよかったとスカッとできる。そしてそこが見ていてとにかく楽しいし一場面一場面がポスターにしても不思議ではないくらいのアート性にあふれていたのが素晴らしい。
アニメは「動いてなんぼ」
字幕版で観ました。
吹き替えは安っぽい感じでお勧めできない。
ストーリーは、普通のヒーローもの。
けれど・・・けれどね。
派手なアニメーションとユーモアのセンスと
原作のマーベルコミック風の演出が
とっても独特で、面白かったです。
冒頭、動きにカクカク感がありましたが
途中から担当アニメーターが変わって
とにかくよく動く。
漫画っぽくてアニメらしい演出がセンスいい。
3Dモデルとモノクロ漫画調と日本の萌え系手描き
アニメ風キャラが混在してるのに違和感が無いし
それぞれの作風の良さがよく出ている。
実写版の「前座」として公開されたらしいですが
コミック版キャラのセリフ「漫画をなめんなよ!」に
アニメスタッフの意地が出ていると思う。
派手なアクションと演出見てるだけで
すごく楽しい。
アニメは「動いてなんぼ」という事を
再認識した次第。
ラストのメッセージが、
ベタだけどじんわり心に響いてきました。
いろいろご都合主義ですが、
そうしないと話が進まないので
仕方ないかな。
しかしアメリカ人って本当に
ヒーロー好きですね。
いろいろな映画のパロディが
時々あって嬉しかった。
ラストのエンドロール流れている途中で
離席しないで。
その後にちょっとしたお楽しみが
あります(しょうもないネタに笑った)
子供も大人も楽しめるエンターテイメント映画
お薦めです(字幕版)
金田伊巧の模倣が未だ巧くない。
動き早過ぎ盛込み過ぎと、物語過大を差し引けば、原型を留めぬが、傑作かも。
アメコミあるあるも刺さらず。
屋上から丸腰背面落下の押井守節が米国人に及ぼした影響を喜びつつ、ジャパニキャラでの金田伊功の模倣が未だ巧くないことに安堵した。
超スタイリッシュ!
加速器を使われて次元を歪み、いろんな平行世界でのスパイダーマンが集結し、主人公が新たなスパイダーマンに成長するお話。
これは映画館で観たかった… アニメーションだったり楽曲がスタイリッシュで爽快感MAX。パーカーを着ているスパイダーマンに惚れた。
レビュー
世の中にこれほど色があるのか…と思うくらい、カラフルな色使いが最高🦊✨
しかも、アメコミがアニメーションでヌルヌル動く様は、映像だけでも十分観る価値があります🌞
スパイダーマンが分からないって人でも是非観て下さい😆
エンタメ性が高く、そして意外と深い
スパイダーマンは幾度となく実写映画化されてきましたが、その中には登場しなかったようなヴィランも出ていて、小ネタも多くあり、正直ファンじゃないとついていけないところもあった気はするけど、逆に言えばそれだけアメコミ世界へのオマージュがすごかった。
まず作風がよい。アメコミブームがやってきて久しいが、どれもこれも実写かフルCG。マンガを読んでいるかのような感じで観れるのが斬新でおもしろかった。
次にキャラクターが魅力的。グウェンやノワールは単体でも十分キャラが立つ。そして人種や性別といった多様性へのメッセージも感じられる。
マルチバースという考え方も、そもそもキャラを生み出した作家じゃなくてもたくさんコミックを描いているアメコミにはうまく合致している。みんなあっさり受け入れすぎだろ笑とは思ったけど。MCUも大成功だったけど、マルチバースという考え方の方が何かとつくりやすくもあるはず。新生バットマンに期待。
そしてストーリーはまぁまぁなのだけど、コミカルなシーンは笑えるし、スピード感もあって、とても入り込みやすい作品だったと思う。
カラフル
おじさんでアニメはよく知らない。
すげえ情報量。
あふれる色彩。
老眼みたいなブレ、絵にディレイがある。
いうなればおんがくのような絵。
きっとすごい革新的技術をもちいている──と思わせる虹彩のきらめき。
しばらくあんぐり口あけて見ていた。
登場人物たちはディメンション(次元)に囚われている。
アメリカンコミック紙の効果や、そもそもこれがアニメ作品であること自体が、話と関わっている。と思われるのは、かれらが次元の酔いみたいなものに苛まれているから、だろう。
ときどき、姿かたちが破綻するのが、アニメであることの必然性になっていた。
あまりそんなことは、考えないが、日本のばあい、アニメでなければ描けないからアニメにするわけではなく、アニメだからアニメになっている──ということがある。
たとえば、おもいでぽろぽろを見て、これ実写でいいよね(なんでアニメ?)──っていう感慨が、個人的にはすごくあった。
きょうび、その境界は、無くなってしまったので、実写でやれるようなことをアニメ作品でやることに疑問は感じなくなっているが、あっち(アメリカ)のばあい、実写でできるようなことを、アニメでやってみる──ということが、基本的にはない。
このスパイダーマンでも、実写にもあるスパイダーマンが、わざわざアニメ作品になっていることの必然性が、ある。
それがディメンションの解放だった。
キングピンが時空を混生させてしまったので、かれらは絵(二次元)なのか実体(三次元)なのかが、わからなくなっている──わけである。
だからアニメ作品になっている──と思われた。
あきらかに意識的なのは主人公が黒人なところで、映画は、サウンド的にも被服的にもブルックリン的にも、ブラックスプロイテーションのような気配ではじまる。
そして、これが絶対にスパイダーマンでなければならない──ということはなく、ほかのヒーローでもいける話になっている。と思う。
それが映画に無類の多様性を提供していた。
たまたまスパイダーマンなんだけれど、その多様性によって差別と闘い、家族の話として帰着してしまうアメリカ映画の良識の凄み。──少年の成長譚として、文科省に推奨することさえできる。
その一方で、ぜんたいとしてアニメーターというよりデザイナーのしごと感。
一種のインスタレーション作品として見ることもできるカラフルなパレットのよう──でもあった。
つくづく、すげえ映画。
余談だが、個人的に女性の側面刈り上げがお気に入りなんだが、グウェンのばあいって、マイルスの指がくっついて離れなくなってしまって、偶発的にその髪型になったんだろうか?
余談ついでだが、わたしはそれほど旧世代ってわけでもないんだが、ハムは手塚治虫全集でひんぱんに見かけたひょうたんつぎにしか見えなかった。
スパイダーバース
映像がすごい。アニメだからこそできる映像美。によって生まれるテンポの良さ。アクションシーンもより一層派手に。効果音が文字で現れるの良い。
特に色の使い方。目を惹くカラフル。
ハイテンポから急に遅くなったりで、緩急が効いてる。
仲良い人を助けられない展開も健在。しかもラストはあのセリフで倒した。逸品すぎる伏線。
まさに1人では無いと思わせるストーリー展開。スパイダーマンが6人。それぞれ特徴があるのも良かった。
主人公が真のヒーローになる過程も良い。
『誰でもマスクを被ってヒーローになれる。』
『困ってる人を迷わず助けられる人こそ真のスーパーヒーローだ。』このスタンリーの言葉が最後に出てくる粋な演出。
評判に違わぬ面白さ
海外のサイトで実写含めた歴代スパイダーマン映画ランキングで1位という評価を見たことがあるが、その評判に違わぬ面白さだった。
ゲームでいうとBorderlandsのような枠線のある独特なアニメの世界観で、予告では何となく敬遠していたものの、いざ観てみると実写に劣らない迫力で世界観に入り込めた。というより本作はめちゃくちゃな展開なので実写では無理だろう。
主人公の成長、王道ストーリー、とんでもない展開、色々詰め込んでいるのにわかりやすく、こんなスパイダーマンもあり…どころでは済まない面白さに仕上がっていた。
最初のシーンで過去作をコミカルにディスってるのも好感。
映像がすごい!これを見るためにプロジェクターを買いなさい。
圧倒的映像的才能に打ちのめされた。今回のこの作品がそこそこの脚本に恵まれて本当に良かったと思った。
この素晴らしい美術を生み出したのは一体誰なんだろう?
ちょっと調べてみたが全く出てこなかった。
絵コンテを描いたのは誰なんだ?
原画を描いたのは誰だ?
色を決めたのは誰だ?
この作品に関わったビジュアルアーティスト達の事をもっと詳しく知りたいと思った。
ストーリーはファミリードラマ一色です。ファミリードラマはもう見たくないという人には全くもってお勧めできません。親子話だけでなくおじさんも出てくるし、敵が戦う理由もファミリーです。話の骨組み作るのが面倒くさいから全部ファミリーにしちゃったんでしょうか?映像的に斬新すぎるのでビジネス的な安全策をとってファミリードラマにしちゃったんでしょうか?そういうところはとても残念です。
映像と音響の暴力!観たらキマる!
U-NEXTで110円セール中だったので鑑賞。
もう!最っ高っ!!
映像と音響の暴力ですよ!
2.1chのスピーカーで大音量で観てたら気分は映画館。
好きな作品がまた一つ増えました。
最初からハイテンションな重低音ポップ音楽+目がチカチカするくらいのカラフルかつダイナミックな映像で気分爆上がり!
そのハイテンション気分のまま物語が進むもんだから、対して面白く無いマーベル的なギャグですらニヤニヤ笑ってしまう。
映像や音楽だけでは無くストーリーも今までのスパイダーマンの中でも上位に来るぐらい(ちなみに個人的No1は『アメイジング・スパイダーマン2』)ちゃんとあって最後の方はちょっとジーンときた。
あるいはハイテンションすぎて、そう感じただけかもしれないが。
展開は王道ヒーロー映画って感じでこれといった捻りもないけど、ノリノリ音楽を楽しんで、目まぐるしく動き光る映像を浴びていたらそうなことは全く感じず退屈しなかった。
逆に王道だからこそ成立した圧巻の体験だったのかも。
ちなみに音響監督が岩浪美和さんだったので吹き替えで観ましたが違和感0だし、むしろ魅力が増し増しな感じ。
映像に集中出来るし、癖の強いキャラに癖の強い演技がマッチしていて良かった。
やっぱりアニメ大国日本だから経験の差かな。
でもこれ映画館で観なかったことを心から悔やんだ。
こんなんIMAXで観たら画面酔いするくらい没入しそうだし、ドルビーシネマとかだったらバカみたいに明るそうだし頭おかしいサウンドだし。
何処かで再上映してくんないかな〜
続編ありそう?な感じだったんであったら絶対映画館で観よう!
これは観て聴いてキメる作品だ!
リアル・スパイディー REBORN
アニメ作品で時折感じる「アニメのリアル」を、今作ほど痛烈に感じた時は無かった様に思います。
もう、ジンジンキタキター‼️
これこそ、リアルなスパイダーマンだ‼️‼️
そして、チームスパイディー‼️
サムライミ版、アメイジング版、そしてMCU版とスパイダーマンありましたが、配役含めてサムライミ版が好きです。これ程まで実写で作られた(しかもそこそこの短期間で時系列もそれ程違わない)ヒーロー作品は聞いた事が無い。それだけみんなスパイダーマンが好きなんだろうし、少なくともアメリカ人には最高なヒーローなんだと察する。
それを、「今更」アニメと聞いて前のめりにはなれませんでした。
「ウルトラマンやゴジラをアニメでやっても、そんな観に行かないっしょ😜」くらいな。
自分が間違ってました、スマソ🙇🏻♂️
スパイダーマンは「ガンダム」であり「ドラゴンボール」であり「ワンピース」であると。
日本の青少年もしくは厨二病な大人を含め、上記の3作を観ながらその中に「リアル」を感じた人は多いでしょう。
「そっかー、地球以外にも人間が住む所ができるのかぁ😮」
「へぇー、7つ集めると願いが叶うんだぁ😮」
「ふーん、海の底にも人いるんだぁ😮」
そういう事なんですよ。
スパイダーマンも、ピーターだって1人の人間なんだから、様々な時代にそれぞれの立場で戦っているスパイダーマンがいるのも納得するし、それが一堂に介する今作は正にユニバースであり、それが出来たアニメという手段に拍手喝采です👏
そして、アメコミならではの映像も、とても素敵でした👍
効果音や感嘆を文字で表す斬新さ、AAAAAAとかUUUUUUとか、少なくとも日本のアニメでは見た事ない気がします。
これがとてもコミカルな味付けになってるし、いかにもアメリカって感じがサイコー👍
そんな現代に忖度してかどうか主人公が黒人だとかそんな事どーでも良くて、
メイおばさんのお茶飲んで待ってたカッコ良さとか、
初めてスパイダーマンの秘密基地に入っていく場面の高揚感とか(トニースタークかよ❗️いや、寧ろプルースウェインか⁉️とか独り言で叫んでた自分😅).
何しろ、マイルスの成長していく様を観てるだけで涙目になります😭
ここでもしっかり(ちゃっかり?)出て来るスタンリーといい、
エンドロール後の古くさいアニメといい、
何から何までサイコーでした‼️
流石、フィルロード👏
お見事でした🙇🏻♂️
別々の世界
このノリと技術と感覚で「AKIRA」や「カウボーイビバップ」を作ったら最高だなぁ、と、実写化検討中が不安な訳だし!?
アニメは好んで観ない方なので、事が起きる前がチョイ長く感じてしまい、異次元空間?それぞれの世界で活躍する"スパイダーマン"に忙しなく複雑な展開に混乱してしまう。
デカいスクリーンで観るべき本作を、小さな画面で面白さも半減しているのだろう、映像の斬新さや迫力に驚いたりもするが、物語の面白味は理解出来ず!??
やっぱ古い"スパイダーマン"が好みで、この新しい感覚についていけない、自分、、、、。
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