スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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多次元からスパイダーマン6人衆集結!
今作品は、スパイダーマンの宿敵の実写映画『ヴェノム』のオマケ映像で一部紹介されていましたが、あの紹介の際には、いったい何のオマケ映像のアニメなのか分からず、巷間でも、すごく不評でしたが、今回、2/21(木)に、TOHOシネマズ二条で実施された、IMAX3D字幕版の試写会にて、本作品を全編を通して鑑賞しましたところ、結論から申しますと、メッチャ最高に面白かった映画でした!
お話しの流れ的には、
映画『ヴェノム』の際のオマケ映像でも触れていた通り、登場するや否や、スパイダーマンのピーター・パーカーが死亡してしまうのですが、ブルックリンにある居心地の悪い有名私立学校に通う13歳の黒人少年のマイルス・モラレスも、研究所から逃げ出していた放射性の蜘蛛に噛まれてしまっていて、新たなスパイダーマンとしての能力を得るのでしたが、あいにくと、スパイダーマンとしての身体能力を上手く制御出来ずにいたのですが、そんな折、ニューヨークの街の平和を守っていたスパイダーマンことピーター・パーカーと出会うも彼の死を目撃する事になるのでした。
英雄の訃報で悲しみに暮れるニューヨーカー。
ピーター・パーカーに替わってこの街を守ると誓ったものの不安だらけのマイルス・モラレス。
そんな彼の前に現れたのは、凶悪なヴィランを束ねる宿敵キングピンが歪めた時空に吸い込まれて、別の次元(バース)。所謂、パラレルワールド的発想になるのですが、並行世界=マルチバースから来た、中年男性になった、うだつの上がらないピーター・B・パーカーとこの世界で遭遇し、亡くなったピーター・パーカーから死ぬ直前に預かったUSBメモリーキーの事を話し、キングピンの野望を阻止するべく、ピーター・B・パーカーを師と仰いで、時空を歪める装置を破壊させるべく、共に戦う決意を固めたマイルス・モラレスの元に、別の次元(バース)から、それぞれの世界で活躍するスパイダーマン達が次々と集結するのでした。
白いスーツをまとい優雅でクールなスパイダー・グウェン。
1930年代のモノクロの世界からやって来た探偵のスパイダー・ノワール。
カトゥーン(漫画)の世界からやって来た、あたかも手塚治虫先生の漫画のヒョウタンツギの様な、しゃべる豚スパイダー・ハム。
未来の日本からパワードスーツSP//drを操るメカに堪能な少女ペニー・パーカー。
しかし彼らは最終的にそれぞれの次元(バース)の世界に戻らないと身体が崩壊してしまうと言うのが、並行世界=マルチバースの宿命なのでした。
自分たちの次元(バース)の世界に戻るため、そして宿敵キングピンを倒し、時空を歪める装置を破壊するために、各次元のスパイダーマンたちは一致団結し共闘するのでしたが・・・。
と言ったイントロダクションの映画でした。
従来からのスパイダーマンのファンは勿論の事。スパイダーマンの事自体をそれほど知らない人でも楽しめる様なお話しの作りになっていますので、13歳の黒人少年のマイルス・モラレスの新生スパイダーマンの成長の過程を観て楽しむことも出来ますし、マイルス・モラレスと、5つの別の次元から来た総勢6名のスパイダーマンが揃って共闘するのを観るのも面白かったでしたね!
これは本年度ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞を受賞したのも頷ける作品でしたね。
ここまでも出来映えが凄いと、本年度の第91回アカデミー賞長編アニメーション部門賞も受賞するのではないかとも期待されますね。
本当に、非の打ち所のないアニメ映画に仕上がっていましたが、あえて欲を申せば、宿敵キングピンなどのヴィラン(悪役)の方の背景事情をもう少し掘り下げて描写してくれていれば、更に面白かったかとも思いました。
私的な評価と致しましては、
従来からのスパイダーマンのファンは勿論の事。スパイダーマンの事自体をよく知らない人達でも楽しめる脚本のアニメ映画であった点が最も優れていた点でしょうね。
また、スパイダー・ハムなどの手描きアニメっぽい部分とCGアニメが上手く融合していた点も好印象でしたね。
私と一緒に観に行った年老いた80歳過ぎの父親でさえ「今回のアニメ映画はすごく面白かったなぁ!」と絶賛していたくらいですから、老若男女楽しめるアニメ映画になっていたかとも思います。
従いまして、五つ星評価的には、文句なしの満点の★★★★★(100点)の評価も相応しい作品かと思いました。
※最後に、SONYピクチャーズのアニメーション部門製作の映画ですが、MARVELコミック印の映画ですので、例の如くお約束の、エンディングロール後のオマケ映像も観忘れる事のないように。
最後まで席を立たれないように。
クール
試写会IMAX 3Dで鑑賞。
一言カッコイイ!
10代のマイルスがスパイダーマンへ成長していく過程。
度肝を抜くスピード感とカラフル、ポップで、ダーク、エキサイティング!!!
キャラクター全てが愛おしくて何度も泣きそうになった。
感動させてくるシーンというよりも、こちらが興奮しすぎて、感情が抑えられなくなって涙が出るっていう感覚。(怒りを通り越した涙に近い)
パパもおじさんもめっちゃカッコいい。
パパが学校の前で「愛してる」を強制していたシーンが大好き。
はやくまた観たい!!
今までにない,斬新なアニメ!!
幸運にも試写会に参加できたので,一足早く鑑賞してきました。正直,アニメ作品ということで,それほど期待していなかったのですが,いい意味で裏切られました。
なんといっても,今までのどのアニメ映画とも違う,アメコミの雰囲気がむんむん漂う斬新な映像表現は,最高におもしろかったです。IMAX3Dでの鑑賞でしたので,スクリーン狭しと暴れまくる,アニメならではの荒唐無稽なハイスピードアクションも,かなり見ごたえがありました。ストーリーもよく練られていて,主人公マイルスの成長物語としても楽しめました。
本作では,予告編のとおり,異次元から個性豊かなスパイダーマンたちがやってくるのですが,彼らが全く異なるテイストで描かれているのもおもしろかったです。各キャラをもう詳しく描いてほしい気もしましたが,メインストーリーがブレたり薄まったりしては本末転倒なので,このぐらいが適当でしょう。
ただ,キングピンとアーロンだけは,人物像をもう少し掘り下げてほしかったところです。そうすれば,物語にもっと奥行きが出たのではないかと感じ,そこはちょっとだけ残念ポイントでした。ともあれ,おもしろい作品なのは間違いないので,おすすめです。
これを見た後、アカデミー長編アニメーション賞は絶対だと確信
スパイダーマン スパイダーバース
【IMAX 3D】【2D吹き替え版】
鑑賞日 2019 2/21(IMAX試写会)、4/12【2D吹き替え版】
成田HUMAXでのIMAX試写会にて鑑賞。アカデミーアニメーション賞部門でノミネートされていたのでかなりの期待を込めて行くことに。まず、アニメーションが従来のCGアニメ映画とは全く違い、一部は実写寄りに、他はコミック風に、とのそ組み合わせがなんとも絶妙で素晴らしかった。登場人物一人一人が個性的で魅力的だった。特に各別次元から来たスパイダーマンたちが皆かっこよかった。サム・ライミ版スパイダーマンとアメイジングスパイダーマン、スパイダーマンホームカミングの一部シーンが回想で再現されており、ファンにとってはかなり嬉しいポイントだと思うし、実際自分的にもかなり嬉しかった。また、音楽との相性も素晴らしく、マイルスがスパイダーマンとしての能力に目覚め、ビル街を飛び回るシーンと「What's Up Danger」の相性が最高で、とても興奮した。だが、少し不満だったところは、脚本がかなり荒く感じた。特にマイルスだけが使える電撃?のようなものの発動条件がめちゃくちゃだし、マイルスの叔父が何故ヴィランになっていたのかが不明だった。
最高の映画!
観ない選択肢はない!
MCUの世界観から解放された痛快作
黒人警官の父とヒスパニック系の母を持つマイルス君はブルックリンの名門私立校に通う高校生。勉強よりもグラフィックアートが好きな彼は得体の知れぬ蜘蛛に噛まれてから異常な吸着力と体が透明になる特殊能力を持ってしまう。そんなある日謎の組織が加速器による実験を行なっている現場に迷い込んでしまったマイルスは時空が歪み複数の次元が交錯する事故に遭遇、信じがたい光景を目の当たりにする。
要するに異次元世界から複数のスパイダーマンがやってくるという荒唐無稽な話であることは予告のまんま。正直イマイチスパイダーマン達のキャラが立ってなくてインフレーション感は拭えず。じゃあつまらないのかというとそんなことはなく、MCUと無関係で伸び伸びとした世界観の中で好き勝手やってる感じは好印象。ピーター・パーカーではなくマイルス・モラレスというヒスパニック系黒人少年を主人公に据えてソウルフルなテイストを全面に出し、アニメでなければ表現できないスラップスティックかつスピーディーな描写は見応えあり、サム・ライミ版を要所要所で参照している辺りも観ていて楽しいです。マーク・ウェブ版では残念なことになってしまったグウェンがこちらではきっちり大活躍、声をあてているヘイリー・スタインフェルドもバッチリハマっています。鑑賞中は全然気づきませんでしたがニコラス・ケイジもきっちり好演してますし、10年かけてガッチガチの世界観になってしまったMCUに食傷気味の人にはちょうどいい湯加減。
今回4Dxで鑑賞しましたが、ガッタガタ揺れたり背中をボコボコ押されたりといったギミックが少々物足りないお話をマスキングしてくれるし、3D効果が結構きめ細かくてクレジットに至るまでずっと楽しめたので、本作鑑賞にはこれがベストかなと思いました。
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