スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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今までにない,斬新なアニメ!!
幸運にも試写会に参加できたので,一足早く鑑賞してきました。正直,アニメ作品ということで,それほど期待していなかったのですが,いい意味で裏切られました。
なんといっても,今までのどのアニメ映画とも違う,アメコミの雰囲気がむんむん漂う斬新な映像表現は,最高におもしろかったです。IMAX3Dでの鑑賞でしたので,スクリーン狭しと暴れまくる,アニメならではの荒唐無稽なハイスピードアクションも,かなり見ごたえがありました。ストーリーもよく練られていて,主人公マイルスの成長物語としても楽しめました。
本作では,予告編のとおり,異次元から個性豊かなスパイダーマンたちがやってくるのですが,彼らが全く異なるテイストで描かれているのもおもしろかったです。各キャラをもう詳しく描いてほしい気もしましたが,メインストーリーがブレたり薄まったりしては本末転倒なので,このぐらいが適当でしょう。
ただ,キングピンとアーロンだけは,人物像をもう少し掘り下げてほしかったところです。そうすれば,物語にもっと奥行きが出たのではないかと感じ,そこはちょっとだけ残念ポイントでした。ともあれ,おもしろい作品なのは間違いないので,おすすめです。
これを見た後、アカデミー長編アニメーション賞は絶対だと確信
スパイダーマン スパイダーバース
【IMAX 3D】【2D吹き替え版】
鑑賞日 2019 2/21(IMAX試写会)、4/12【2D吹き替え版】
成田HUMAXでのIMAX試写会にて鑑賞。アカデミーアニメーション賞部門でノミネートされていたのでかなりの期待を込めて行くことに。まず、アニメーションが従来のCGアニメ映画とは全く違い、一部は実写寄りに、他はコミック風に、とのそ組み合わせがなんとも絶妙で素晴らしかった。登場人物一人一人が個性的で魅力的だった。特に各別次元から来たスパイダーマンたちが皆かっこよかった。サム・ライミ版スパイダーマンとアメイジングスパイダーマン、スパイダーマンホームカミングの一部シーンが回想で再現されており、ファンにとってはかなり嬉しいポイントだと思うし、実際自分的にもかなり嬉しかった。また、音楽との相性も素晴らしく、マイルスがスパイダーマンとしての能力に目覚め、ビル街を飛び回るシーンと「What's Up Danger」の相性が最高で、とても興奮した。だが、少し不満だったところは、脚本がかなり荒く感じた。特にマイルスだけが使える電撃?のようなものの発動条件がめちゃくちゃだし、マイルスの叔父が何故ヴィランになっていたのかが不明だった。
最高の映画!
観ない選択肢はない!
MCUの世界観から解放された痛快作
黒人警官の父とヒスパニック系の母を持つマイルス君はブルックリンの名門私立校に通う高校生。勉強よりもグラフィックアートが好きな彼は得体の知れぬ蜘蛛に噛まれてから異常な吸着力と体が透明になる特殊能力を持ってしまう。そんなある日謎の組織が加速器による実験を行なっている現場に迷い込んでしまったマイルスは時空が歪み複数の次元が交錯する事故に遭遇、信じがたい光景を目の当たりにする。
要するに異次元世界から複数のスパイダーマンがやってくるという荒唐無稽な話であることは予告のまんま。正直イマイチスパイダーマン達のキャラが立ってなくてインフレーション感は拭えず。じゃあつまらないのかというとそんなことはなく、MCUと無関係で伸び伸びとした世界観の中で好き勝手やってる感じは好印象。ピーター・パーカーではなくマイルス・モラレスというヒスパニック系黒人少年を主人公に据えてソウルフルなテイストを全面に出し、アニメでなければ表現できないスラップスティックかつスピーディーな描写は見応えあり、サム・ライミ版を要所要所で参照している辺りも観ていて楽しいです。マーク・ウェブ版では残念なことになってしまったグウェンがこちらではきっちり大活躍、声をあてているヘイリー・スタインフェルドもバッチリハマっています。鑑賞中は全然気づきませんでしたがニコラス・ケイジもきっちり好演してますし、10年かけてガッチガチの世界観になってしまったMCUに食傷気味の人にはちょうどいい湯加減。
今回4Dxで鑑賞しましたが、ガッタガタ揺れたり背中をボコボコ押されたりといったギミックが少々物足りないお話をマスキングしてくれるし、3D効果が結構きめ細かくてクレジットに至るまでずっと楽しめたので、本作鑑賞にはこれがベストかなと思いました。
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