劇場公開日 2019年3月8日

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「頭の中でオリジナルのスパイダーマンを考えたくなる」スパイダーマン スパイダーバース kuma(白サフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0頭の中でオリジナルのスパイダーマンを考えたくなる

2019年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

従来のピーターパーカー扮するスパイディは既に世に認知されている世界のお話。
コミックではよくやってるクロスオーバー系の作品なんだけど、映画として落とし込んだとき、辻褄をどう合わせるのかという点で気になっていた映画でした。
結論から言うと、もう最高でした。
スピーディなキャラ紹介、スピーディな世界説明、そしてそれらはもうみんな知ってるよねの体裁でガンガンテンポよく進んでいきます。

アニメーション技法としてはアニメに慣れ親しんだ日本人のオタク気質から見ると、見慣れたものかもしれません。
まぁそれはしょうがないんです。環境の問題です。日本はアニメガラパゴスなので。

技法はとにかく演出面は面白かったですね。時々実写ハリウッド映画のカメラワークに切り替わる感覚。これは流石にあちらのノウハウの蓄積が大きいです。

カートゥンと3DCG技術の両方のいいとこ取りみたいな演出が面白かったです。

話の内容についてですが
これはマイルスモラレス、つまりもうひとりのスパイダーマンがどのようにして覚醒する話かというオリジンでありながら、もうみんな知っているスパイダーマンはまだまだ知られざるスパイダーマンがいるという、新たな飛躍でもあります。
この映画の続きが見たい。そしてまた一同に介してほしい。
その上で、俺スパイディも考えてみたくなる、そんな懐の深い映画です。

kuma(白サフ)