サリュート7のレビュー・感想・評価
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『宇宙飛行士もウンチするの?』『するさ』さて、人類はいつ火星へ行けるのか?
『グルジア人ならこう言う。待ってろ!兄弟!』
このグルジア人ってスターリンの事だ。
『冬場のソチと思えば良い』
冬のソチって零下じゃないのか?
映画的に脚色している部分は、先ずはハッチを開けたままにした事。本当にこんなハリウッド映画みたいな事があったとは思えないが、少なくとも無事に何事もなかった。
『共産主義の構築』
すると、奥さんが『それはつまらなそうね』返して『でも、愛していた』
これは旧ソ連に対する忖度な表現だと判断できる。
あくまでもフィクションとして見るべき映画だろう。こんな危ない代物(宇宙ステーション)がイデオロギーに関係なく『お空』を飛んでいる。何の為に、そして誰の為に!何の開発をしているのだろうか?燃料そのものや消費エネルギーは本当に太陽電池だけなのだろうか?
この映画の舞台になった1985年はロサンゼルスオリンピックの翌年。アメリカのグレナダ侵攻を理由にソ連はボイコット。その4年までの1980年はソ連のアフガニスタン侵攻でモスクワオリンピックがボイコットされている。さて、パリオリンピックの行方は?
宇宙開発モノにハズレなし(私見、たぶん例外有り)
やはり潜水艦モノと同じ極限×限定空間なのでハナシが締まるのでしょう。基本的に宇宙空間描写が違和感なくハリウッド同等に美しく、SFX好きも充分楽しめます。
ただ本作で私は吹き替え版を見たためか、親しいロシア人飛行士の雑談や宇宙技術的やりとりが、少々単に粗野な野郎の会話や古臭い機器の操作説明みたいに聞こえるような気もしましたが、たぶん豪気なロシア文化とお堅いソ連への先入観からの私の勘違いでしょう。
また同カテゴリの名画としてどうしても「アポロ13」と比べてしまいますが、作風(あちらは宇宙開発魂、こちらはロシア人魂)や趣旨(あちらはチームワークと英知、こちらはロシア人魂と火事場の思いつき)が全然違います。
寧ろそこがこの映画の楽しみどころなので文句は言えませんが、ただそのお陰でどうしても1970年米宇宙船・ヒューストンより15年も後の1985年のソ宇宙ステーション・バイコヌールのほうが恐ろしいほど技術が遅れていて雑でルールもいい加減に見えてしまいます。あれがリアルなら、あんなアバウトな宇宙プログラムで事故や犠牲者が米国より何倍も多いのも無理はない…。
実際のサリュート7サルベージミッションがどういったものであったのか、ググってもあまり情報が無いので映画描写の正確性や盛りの程度が分かりませんが、本当なら実にすごい大冒険で、飛んだ飛行士はまさしく「宇宙英雄」と呼ばれるに値します。彼らなら、仮にアポロ13号に乗って同じ事故に見舞われても、無事帰還どころか勝手に修理して月面着陸までこなしそうです。その意味では比較対象は「アポロ13」よりも「スペースカウボーイ」のほうが妥当かも。
もっと楽しめるように、ちょっとロシア語勉強して字幕版を見てもう一度評価したい作品です。ムリか。
宇宙の逆境感に半端なし
アポロやファーストマン、ゼログラビティ、強引に含めるならインタステラ―など、
アメリカ映画における宇宙を舞台にした作品は多く見てきたが
ここへ来て実話ベースのロシア作品はインパクト大だった。
そもそもコンスタントに宇宙へ参入し続けてきた大国。
おそらく映画化できるようなエピソードに、資料など事欠かないのではないかと思える。
ゆえにか、肩の力の抜けた、しかしながらリアリズムあふれる映像に余裕さえ感じてみたり。
押さえた俳優陣の演技にも引き込まれる。
まったくもってアメリカ映画と双極を成して過不足なし、
同カテゴリーにおけるテイスト違いの出来ばえだった。
(旧ソビエトのノスタルジーやデザインが好きな者としては、若干ロシアへ軍配を上げてしうかも)
それにしてもだいたいどの作品もそうだが、
最後のフロンティアと呼ばれる宇宙の逆境加減には半端がない。
生身の人間の無力さとひ弱さが、むき出しにされる。
だからこそ精神と知恵が毎度、試されるようで、
ヒリヒリ感と先の読めなさがたまらなかった。
ロシアの宇宙と戦争ものに、今の所、はずれなし。
もっと沢山の人に観て欲しい作品。
仕事に対する情熱、家族への愛。家族として見る仕事、残される不安。指示を出す責任、指示を全うする責任。命を守ろうとし、命を賭けようとする。全ての立場の、あらゆる感情が交差する。
事実に基づき、とあるがソ連時代のお話。それでも映画として、作品として、テンポ良くドラマチックにまとまっている。脚本が素晴らしく、2時間という枠の中に、起承転結を気持ち良く詰め込んでいる。そして、宇宙の綺麗さと怖さを見せる、演出が何よりも秀逸。違和感の無い、主張しないCGが絶妙。
これを機にサリュートやソユーズなど、色々と詳しく調べたくなる。実際には有り得ない若干の脚色はあるが、それは映画を楽しんで貰う為のスパイス。
有名な俳優達をキャスティングせずとも、これだけの素晴らしい作品が作れる事を、改めて実感させられた。エンドロールに当時の映像?が出てくるが、見事に本作で再現していたのがわかる。実際にあった事を基にした作品の中ではオススメの傑作。
本格的スペース・アドベンチャー
制御不能となった宇宙ステーションの修理に臨む宇宙飛行士の勇気ある偉業、最後まで望みを捨てない彼らの選択をドラマチックに描いています。関連の国営企業や研究所の全面支援もあって映像のリアリティも素晴らしい、本格的スペース・アドベンチャー映画です。
意外なのはお堅いソ連らしくない飛行士の自由奔放ぶり、「アポロ13」と比べたら地上管制チームが余りにも頼りにならない自虐ぶり。難解な故障究明でなく叩いて直すシンプルプランも素人向けにはグッドアイデア、国家でなく個人の偉業に寄せたりスペースシャトルまで出したのは海外市場を意識してでしょう。
(以下ネタバレ、興醒め注意)
実話とあるがググってみたら偉業は手動ドッキングくらい、実際に復旧は大変だったらしいが原因は太陽方位センサーでなく充電センサーが故障し充電しなくなった為の電源喪失、火災も船外のハンマー作業もスペースシャトルとのランデブーも脚色、必要な不足物資は無人補給船で届け復旧完了、もちろん飛行士も暫く滞在の後、無事帰還。もっとも、ソ連時代のことだから公表ですら真贋の程はわかりませんね。
サリュート7は復旧したものの6年後に軌道を外れ1991年2月7日に南アメリカ上空で最終的に燃え尽きました。プーチン大統領もプレミア上映を観たらしい、心中は不明だが御咎めは無かったようですね、旧ソ連だったら別の映画になっていたでしょう。
4、つけたいけど、ちょっと自国自賛的なニュアンスを感じたから3.5...
4、つけたいけど、ちょっと自国自賛的なニュアンスを感じたから3.5。だけど素晴らしい映画だった。日本人とロシア人のメンタリティの違いも感じました。日本人だったら、船長が責任取る、みたいなストーリーを想像するし、好きだと思う。
ロシア映画侮れない
実話を元にした宇宙飛行士物が好きなのか
スリリングなストーリーと美しい映像に魅せられた。
予備知識が全く無く、
出てる俳優さんが見たことない人ばかりだから余計にリアル。
しかもラストの大逆転は思わず、これ実話?
って呟いてしまった。
これ、映画館で見たら星4つくらい付けちゃうかも。
衰退気味のハリウッド映画
ロシア(旧ソ連)の実話をもとにした映画。とても面白かった。当時の政治的背景や最新鋭の機密保持等の国家威信をテーマに、縦、横の人間関係を織り交ぜた秀作。CGのを巧く使った画像も美しく、ストーリー展開も○。最後はとても感動してエンドロールを観てました。いつまでもドル箱スターやシリーズ物にしがみついているハリウッド映画に檄を飛ばしたいです。また、やたらとCGを多用している映画もウンザリしてます。画像を見ているだけで疲れてしまいます。いかに視聴者の心に響くか、心に残るか、また観たくなるか、良い映画とはそう言う物だと思います。そんな気持ちになる作品でした。
美しい映像
映像が美しく、おもしろい撮り方でよかったです。特に水の粒が浮かぶシーンは印象的でした。
実話を基にしているため、落ち着いたストーリー運びで、ドキュメンタリーのような雰囲気の作品でした。
ちょっと地味だけど、いい作品です。
よくできた秀作
あっと言う間の2時間。
ぐいぐい引き込まれる秀作。
派手さはないが、リアリティのある映像と演技。
実際の宇宙ステーションや出来事をヒントにしているものの、あくまでフィクション(創作)のようです。
すごいスピード
まずロシア語のイントネーションがいいですね。
なんかこう、巻き舌でベランメイ調で、はっきりしてて好きなんです。
宇宙船のスピード描写もハッとしました。
本当はあんな風に、高速でぶっ飛んでいるんだなぁ~・・と
映像も大変きれいです。
ラストの方に○○とのランデブー飛行があって、だいぶ感動しました。
ロシア製宇宙ステーション・ミッションもの🚀
1985年のソ連にて宇宙ステーション「サリュート7」が制御不能となり宇宙漂流する事に。最悪の場合、地球に墜落するとの事。
地球墜落を避ける為、ソユーズT-13にて漂流中のサリュート7と手動ドッキングして修理を試みるが....
サリュート7および修理内容は実際に存在していたらしいが、この映画内容が全て実在した話かは不明。
ロシア映画でもCGはハリウッドに劣らない作り。
逆にCG映像綺麗過ぎ、リアルさに違和感もあり
別映画「ゼロ・グラビティ」や「オデッセイ」「アポロ13」等宇宙ミッションが好きだった人は楽しめる。
宇宙ミッションは地味。これは好み分かれる。
面白さはまずまずかな。
「ソ連の最新技術をアメリカに渡すな」のセリフが多いのですが、今の時代ならどうなんだろうね?その技術。
当時の宇宙ステーションの技術は現代スマホ技術の方が凌駕している様な気がしちゃったり💦
当時の政治情勢も楽しめます。
良く出来てる。
話の内容を批判してる人が居ますが、これ実話じゃないですよ。
トラブル自体は本当ですが、事故の原因や、修理方法も実際と違うし、ガスマスクをつけていないなど、脚色がだいぶあります。
まぁ2時間映画にするためには必要な処置ですね。
アポロ13とゼログラビティをあわせたような内容です。
個人的にいいなと思ったのはCGの出来です。
imdbで確認したら、CGもロシアで作ってるみたいですね。ハリウッド映画でサブに回る2,3番手VFX会社と遜色ない出来じゃないでしょうか。
日本ではぜんぜん追いつけないレベルです。
予算的に制限があるでしょうが、歴史的にいろいろな話があるロシアなので、
これからもどんどんCGを使った映画を作って欲しいです。
重厚な人間ドラマもしっかり捉えた実録ドラマ
1985年ソ連の宇宙ステーション、サリュート7号が制御不能に陥る事故が発生。地上へ落下することを危惧した政府は宇宙飛行士を派遣し修理することにし、ヴィクトルとウラジミールが選抜される。まず彼らに課せられた任務は相当な速度で回転するサリュート7号とのドッキングだった。
予告からも滲んでいた通りCGクオリティのみならずとにかく丁寧に作り込まれた映像が圧巻。危険を承知で任務に臨むヴィクトルとウラジミールの涙なしでは見ていられない熱い友情、彼らの任務を地上からバックアップするスタッフ達の焦燥、夜空を仰ぎながら無事を祈る家族達の不安と言った幾重にも重なるドラマをしっかりと見つめる堅実な演出は『ライト・スタッフ』や『アポロ13』辺りから綿々と続く実録宇宙モノと並べても全く遜色ない堂々たる仕上がりとなっています。
ヴィクトルの帰りを待つ身重の妻リリヤを演じているのはリュボフ・アクショノヴァ。ヴィクトルに内心をぶちまける熱さと静かにアパートで待つ慎ましやかさをきっちり演じていて印象的でした。
制御不能の宇宙ステーション
1985年、ソ連の宇宙ステーションが突如制御不能になってしまう。
アメリカがスペースシャトルを打ち上げ、回収されてしまうことを恐れたソ連は急遽、宇宙飛行士2名を乗せたロケットを打ち上げ、修理しようとする。
困難なドッキング、原因究明、酸素不足などトラブルが次から次へと起き、スペースシャトルが打ち上げらて当局は・・・。
これは覚えているが、実はこんなに大変だったとは。
リアリティ無さすぎ
宇宙のリアリティではなく、組織のリアリティが無さすぎ。
指揮官は滞在期間を2日が限界と医療スタッフからの助言を無視し倍以上の5日に設定。
そもそも宇宙に行く前にやっておくべきことを宇宙に着いてからやってる時点で見る気を失った。
夏休みの宿題を計画しただけで満足し、終わり頃に焦る小学生のようだ。
この部分が実話なのだとしたらロシアの堕落が納得する。
『アポロ13』と比較して楽しみたい
映画としてはとてもスタンダードな作りです。
ベタといってもいいですが、『ガガーリン 世界を変えた108分』より面白かったです。
ロシアデザインが楽しいです。
(あまり洗練されすぎないでもらいたい)
特にメカ類は格好良いなぁ。
『アポロ13』と比較するとさらに楽しめると思います。
PRIORITY
1985年にソ連の宇宙ステーション、サリュート7号で起きた事故とそれを復旧させた宇宙飛行士のミッションをヒントに書かれた話。
1984年の天使の光から話が始まりこれ時代背景事実の通り明確にはされないけれど、小さいこと大きいこと種々イベントがあるがフリオチがしっかりしていて何とも判りやすく楽しめるし人物の描き方も役割がとても判りやすい。
実際の事故ひ関しての詳しく知っている訳ではないが、見せ方が判りやすいが故に煽りやタメが大きければ大きい程ハラハラしないという安さは感じるものの、シリアス一辺倒でもなく人間臭い軽さも織り交ぜられていて面白かった。
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