ザ・ヴォイドのレビュー・感想・評価
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ダメダメ脚本。
オタクのコスタンスキ監督、サイコゴアマンは面白かったけどこれはダメだね。とにかく脚本がマズイ。いくらビジュアルが良くてもストーリーの流れが悪すぎてこれでは観客は興味を持続できない。
病院で次から次へと異常現象が起きる。事情を知ってそうな人間が後から現れるので何か手掛かりになることを言うのかと思えば、俺が知るわけないだろう、みたいなことが何回か繰り返されて見る気が失せる。
いかにもジョン・カーペンターあたりのホラームービーファンらしい作りだが、もう少し観客を楽しませる脚本を練ったほうが良い。まあ、その後あのサイコゴアマン作ったからまあいいか。
本作はホラーマニアが作った自主映画に毛が生えたレベルかな。
素晴らしい👍
プラクティカル・エフェクト・ゴアムービー📽
カーペンター、クローネンバーグへのリスペクトにして、現代的アップデートな作風👏
振り向いたらギャー!のような安易な演出ではない、謎が謎を呼ぶストーリー展開と不気味な登場人物たちの関係性で見せて行くスリラー演出が素晴らしい👍
オチの解釈も含めて最高です🎉
虚無
他人(ヒト)を救う力を持ちながら何よりも守りたかった愛娘を亡くしている医師(父親)。
夫婦にとって幸せや絆の象徴の1つだろう子宝に恵まれながらも、その命を死産により失ってしまった警察官と看護師夫婦。
カルト教団に妻(母)を殺されたことで、行き場の無い怒りで暴走する父親とそれに付き従う声を奪われた息子。
大きなお腹を抱えた年端もいかない少女は祖父に付き添われ診療に訪れている。
皆大切な誰かを失った者たちであり、ナニカが欠けている者たちである。
一番守りたかった命を守れなかった医師はその後赤の他人に対する医療にどのように従事できるのか。
自らの出産を失敗した看護師は、少女の出産にどんな気持ちで向き合えるのか。
警察官である父を持ち、自らもまた警察官となった主人公は常に比べられている様で、どこか劣等感を抱いている様に映る。
この劣等感はカルト教団に妻を殺された父子にもまた投影できる。
謂れの無い不安や恐怖、そして怒り...、決して埋めることのできないナニカを抱える者たち。
彼らに巣食う心の闇は、彼らの抱える混乱は物質世界から精神世界へと浸蝕したもの。物質世界における信じたくない、到底信じられるものではない事態によって精神世界へと植え付けられてしまったもの。
だとするのならば、それは逆の方向にも働かせることができるのではないか。マイナスな事象にしろ信じられないことが起きたということそれは即ち人智の及ばない事象詰まる所の奇跡の実証と言って良い。どんなことも起き得るのだと...
彼らの見舞われた惨事、それは彼らが精神世界で来している混沌の物質世界への投影だ...
「マレフィク 呪われた監獄」(2002)...「ATM」(2012)...「リバイアサンX 深海からの襲来」(2016)...「ザ・エクスペリメンター」(2017)...「黒い箱のアリス」(2017)...
底辺×高さ÷2
恐怖のクリーチャーと悪魔崇拝のカルト集団が不気味だったが、見習い看護師のキム(エレン・ウォン)がちょっと可愛いな・・・と癒やされた。
エイリアン的な造形だったし、病院内というシチュエーションから感染モノかと思っていた序盤。しかし、パウエル医師が死んだはずなのに生き返っていたとか、不思議な展開が続いていた。
カルト教団なのか?白装束に▲マークの集団が現れる方が現実的で怖いと思うが、気持ち悪いクリーチャーはどこか異世界風だったし、バランスが良くなかっただろうか。さらに最後にはSF展開というオマケつき!好きな映画を詰め込んだような世界観は面白いけど、スッキリしないところが難点か・・・
ファーザーズ・デイみたいの期待してました
ファーザーズ・デイがあまりにステキだったので見てみましたが、全然好みじゃなかったです。好みじゃないのは仕方ないんだけど、キャラが一人も魅力ないのと、あの医者は不死の研究をしてたのか生命創造の研究だったのかごっちゃになってない?ってのが気になりました。あと格闘シーンがだいたい真っ暗で何やってるか分かんないのとかもストレス。B級を名乗るなら悪魔の毒々モンスターばりにチープなディテール見せる度胸がないとね、と思いました。
三角形は何ざんしょ?雑誌ムー的ですか?
保安官ダニエルが深夜パトロール中出血していた男性を見つけ病院に運び込んだ事から始まるホラー話。
奇妙な事件が起こり奇妙な白装束集団がダイエルを襲い、病院内の人間がおかしくなり、クリーチャーが現れたり、そのクリーチャーを知っている様な謎の男性2人が現れたりで、開始30分で深夜病院内はしっちゃかめっちゃかであるw
(病院って言っても人はほぼいないが)
謎もオカルト&サイコ的展開にするのは良いが、不協和音満載のメンバーにも共感出来ず、事件の首謀者や病院の謎も些か面白くない。
バイオハザード(ゲーム)に似た感あり。
(限られた建屋内は1、宗教性は4など)
だが後半に物足りない感があり、これならバイオハザードシリーズのゲームをやった方がまだマシかも知れないと思った。
好きな人だけ観れば良い
謎の集団、一人の命を狙う父と息子。不気味な怪物。主役が揃った病院では、もはやカオス状態。B級映画はこうでなくては。適度に面白く、適度に納得のいくストーリー、適度にグロく、お手製感が溢れる怪物たち。これだけ聞いても分かる様に、B級ファンにはたまらない作品である。細かな説明の無い荒らさは所々感じるが、細かいところは気にしてはいけないのがこの手の映画だろう。それであれば、理屈抜きで面白い。怪物らが登場するシーンは特に本作のマニア度が爆発するところであり、製作者らのこだわりを大いに感じる。終盤は特に必見である。
また、80年代のB級SFホラー等へのオマージュ的表現が多く、昔からの映画ファンはかなり嬉しいのではないか。どこかで観たことがある様なシーンも多く、いかにもマニアという感じであり、独特な世界観を放っている。色々な要素を詰め過ぎて回収できておらず、やや置いていかれるが、製作者らはそれにはあまり気を使っている様子はない。であれば観客もその場その場で楽しめば良いのだろう。こういう映画がアカデミー賞にノミネートされないだろうか笑
美味しい所の寄せ集めと思いきや意外と形をなしている
メタホラーではないが、過去作品をいろいろ想起させるところがあるが、一つにまとまっているのできちんと面白いし怖い。プリンの上に生クリームとあんことフルーツとアイスのせてある上に最後練乳までかけてきたーっていう感じ。
お腹いっぱい満足です。
サクッと観られる全部のせホラー
ストーリーが深いのか浅いのかよくわからないが、前半はテンポよく進むため優しいつくり。
後半は失速気味だがキモカワクリーチャーから激ヤバ儀式までもりもりで終始にやけてしまう。
サクッと観られる全部のせホラーだ。
気味悪い奴らがウジャウジャ
不気味さがかなり強い映画だった。
病院では人から得体の知れないクリーチャーに変化してウジャウジャ出てくるし…、病院の外も謎のカルト教団?白装束集団がウジャウジャそこら辺に並ぶし…。
とにかくクリーチャーの気持ち悪さは上手く描かれていたかな…と。
更に黒幕はあの医者だったのも驚き。ラストは「えぇ、そうなっちゃうの!?」的な感じになりました。よく分からない方へ行っちゃった感じだけど、個人的には現実世界と 死後か、幻想?また別次元の世界が生まれて、物語の全ては現実世界から別世界へ行くための儀式の1つだったかのように感じられました。
特に映像やラストの空の景色は凄く綺麗だった。ラストの別次元の世界も衝撃的でかなり印象強く残りました。
ラストのあのシーンは今も鮮明に記憶に残ってます笑
HPラヴクラフトの…
クトゥルフ神話にインスパイアされて書き足され続けているサーガ(散文作品群)やその映画化作品に更にインスパイアされた人達が作った副次世代作品に思える…
ラヴクラフト全集の世界観のコアな部分ではなく、外周部分にならあるかもなぁって感じの世界観。
ビジュアル的にはジョンカーペンターが好きな
人には向いているかな。
クリーチャー造形は頑張ってるんだけどなんかゴチャゴチャし過ぎててよく分からん。
デモンズ、マウスオブマッドネス、ブロブ、ヘルレイザーあたりの造形が好きな人向きのデザインでした。
わ
R15+らしいが、どんだけウブな検閲員やねん෴
これ見て精神に影響及ぼされるか? ナイナイ
逃げ場なし
外に行くと謎の白装束集団に襲われ、中でも元人間がクリーチャー化したり…。何が起こるか分からない緊迫した状態で物語が進んでいく。
徐々に真実が明らかになっていくが、留まるところを知らず、最後は「えぇ…!」となった。行き過ぎた宗教は恐ろしい。最初から最後までハラハラドキドキさせてくれる作品だった。
説明不要、感じて
結局何がなんなのやら…と人智の範疇を超え行くストーリーだけど、テンポ良い展開で次々起こる事柄に目と心を奪われて仕方ない。
死の向こう側に救いを求める気持ちは分かるけど方法が意味分からなすぎだしもはや普通に神の領域に至ってる教祖先生に感服。
生きてた頃の娘とは似ても似つかぬメスゴリラ風クリーチャーが産まれたシーンは度肝を抜かれた。
三角マークがモダンでかっこいいカルト集団や、肉肉しくグロテスクで触手ズルズルの元人間クリーチャー達のビジュアルが全部好みで、点滅とか入れずにずっと見ていたかった。
すぐ頭に血が上りがちでなかなか落ち着いてくれない登場人物だけど、キャラが立っていて良かった。
ただ、ジャンキーや父子、ダニエルの秘密の事などそれぞれの事情や過去はもう少しわかりやすく観せて欲しかったかも。
今年の未体験ゾーンの中でも期待していたこの作品、建物の中も外も一触即発の恐怖を感じられ、期待以上のクオリティと面白さでとても楽しめた。
奈落の扉
深夜にケガをしているジャンキーを見つけた保安官が、火事の影響で細々と開業している嫁の働く病院へ搬送したところ、院内で狂った職員に襲われ、外に出たら白装束集団に襲われ、院内に戻ったらライフルと斧を持った男達に襲撃されてというところから巻き起こる話。
自我が強過ぎて協調出来ないヤツばっかりだし、病院そのものも不穏だしという中で、不気味なクリーチャーに興奮した人々が入り乱れてハラハラドキドキ。
クリーチャーが何なのかがみえてきても嫌な空気は更に続くし、嫁との再会後の扉越しの画はなかなか。
こういうタイプのホラーはあまり好みではないけれど、良く出来ているし面白かった。
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