ザ・ヴォイド
劇場公開日:2018年1月13日
解説
「ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた」「マンボーグ」のジェレミー・ギレスピー&スティーブン・コスタンスキが監督・脚本を手がけ、1970~80年代の名作ホラーにインスパイアされて撮りあげたショッキングホラー。保安官のダニエルは、深夜のパトロール中に発見した血まみれの男を病院に連れて行く。しかしその病院にいる人々は「人間ではない何か」に変身しようとしていた。そんな中、銃を持った中年男と斧を持った若者が病院に乱入。さらに大型ナイフを手にした白装束のカルト集団もやって来て、病院が包囲されてしまう。誰が敵で誰が味方なのかもわからないまま、ダニエルは生き残った人々を連れて脱出を図るが……。出演は「恐怖ノ黒洋館」のアーロン・プール、「サバイバル・オブ・ザ・デッド」のキャスリーン・マンロー。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。
2016年製作/90分/カナダ
原題:The Void
配給:彩プロ
スタッフ・キャスト
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2022年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
プラクティカル・エフェクト・ゴアムービー📽
カーペンター、クローネンバーグへのリスペクトにして、現代的アップデートな作風👏
振り向いたらギャー!のような安易な演出ではない、謎が謎を呼ぶストーリー展開と不気味な登場人物たちの関係性で見せて行くスリラー演出が素晴らしい👍
オチの解釈も含めて最高です🎉
2022年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
他人(ヒト)を救う力を持ちながら何よりも守りたかった愛娘を亡くしている医師(父親)。
夫婦にとって幸せや絆の象徴の1つだろう子宝に恵まれながらも、その命を死産により失ってしまった警察官と看護師夫婦。
カルト教団に妻(母)を殺されたことで、行き場の無い怒りで暴走する父親とそれに付き従う声を奪われた息子。
大きなお腹を抱えた年端もいかない少女は祖父に付き添われ診療に訪れている。
皆大切な誰かを失った者たちであり、ナニカが欠けている者たちである。
一番守りたかった命を守れなかった医師はその後赤の他人に対する医療にどのように従事できるのか。
自らの出産を失敗した看護師は、少女の出産にどんな気持ちで向き合えるのか。
警察官である父を持ち、自らもまた警察官となった主人公は常に比べられている様で、どこか劣等感を抱いている様に映る。
この劣等感はカルト教団に妻を殺された父子にもまた投影できる。
謂れの無い不安や恐怖、そして怒り...、決して埋めることのできないナニカを抱える者たち。
彼らに巣食う心の闇は、彼らの抱える混乱は物質世界から精神世界へと浸蝕したもの。物質世界における信じたくない、到底信じられるものではない事態によって精神世界へと植え付けられてしまったもの。
だとするのならば、それは逆の方向にも働かせることができるのではないか。マイナスな事象にしろ信じられないことが起きたということそれは即ち人智の及ばない事象詰まる所の奇跡の実証と言って良い。どんなことも起き得るのだと...
彼らの見舞われた惨事、それは彼らが精神世界で来している混沌の物質世界への投影だ...
「マレフィク 呪われた監獄」(2002)...「ATM」(2012)...「リバイアサンX 深海からの襲来」(2016)...「ザ・エクスペリメンター」(2017)...「黒い箱のアリス」(2017)...
2021年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
恐怖のクリーチャーと悪魔崇拝のカルト集団が不気味だったが、見習い看護師のキム(エレン・ウォン)がちょっと可愛いな・・・と癒やされた。
エイリアン的な造形だったし、病院内というシチュエーションから感染モノかと思っていた序盤。しかし、パウエル医師が死んだはずなのに生き返っていたとか、不思議な展開が続いていた。
カルト教団なのか?白装束に▲マークの集団が現れる方が現実的で怖いと思うが、気持ち悪いクリーチャーはどこか異世界風だったし、バランスが良くなかっただろうか。さらに最後にはSF展開というオマケつき!好きな映画を詰め込んだような世界観は面白いけど、スッキリしないところが難点か・・・
ファーザーズ・デイがあまりにステキだったので見てみましたが、全然好みじゃなかったです。好みじゃないのは仕方ないんだけど、キャラが一人も魅力ないのと、あの医者は不死の研究をしてたのか生命創造の研究だったのかごっちゃになってない?ってのが気になりました。あと格闘シーンがだいたい真っ暗で何やってるか分かんないのとかもストレス。B級を名乗るなら悪魔の毒々モンスターばりにチープなディテール見せる度胸がないとね、と思いました。