ショートウェーブのレビュー・感想・評価
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意味不明
冒頭、本屋で母親がトイレに行っている間に本屋はもぬけの殻、娘はどこに行ったのだろう?
誘拐されたと言っていたが警察が動いている様子も無く諦めたような父母の生活は何なのだろう。必然性の無い下着ショットや刃物を使ったグロテスクなシーンなどB級スリラー映画の見本のような低俗さ。
単に悪霊の家でもいいような展開を宇宙人のせいにする意味不明のSF仕立て、エイリアンが姿を見せるならともかく、今どき時代遅れのアナログ無線機で短波の共鳴とか訳の分からない設定、エロ・グロ・ナンセンスとそろい踏み、まったく頭の悪いと言うか下劣な監督に付き合うのは腹立たしい。ただ、同類には受けたようでシッチェス・カタロニア国際映画祭ほか受賞多数というから好みは人それぞれということに尽きますね・・。
個人的には好き
作品は「悪くない」位の完成度であり、大どんでん返しや、納得のいく構成とまではいかないが、個人的にはこの空気感、作品が放つ存在感が妙にハマった。無機質な住居に美しい自然。自然光のような優しく白みがかった映像、そこに突如として現れるショックシーン。決してテンポの良い作品とは言えないが、アート作品として見ると物凄く高品質に思える。絵的には地味であるため、サクッと観たいときには向かないかもしれないが、落ち着いてゆっくり観たい時には最適の映画なのではないかと思う。しかし心穏やかに鑑賞していると急に驚かせるシーンがある為、思っていた以上に驚く。
タイトルのショートウェーブとは、短波無線の事を指すのだが、謎の短波無線を旦那が仲間と研究をしており、それと共に幻覚とも取れる不可思議な現象に見舞われるという設定なのだが、冒頭で主人公夫妻は子供が誘拐されており、その傷が癒えないまま2年間を過ごしているという状態なのである。時折楽しかった頃の良き思い出がフラッシュバックの様に描かれたりもする為、ある程度鑑賞していると、短波無線の正体は二人の子供なのでは・・・と勘ぐってしまうが、そういった感動物語ではなく、いい意味で裏切ってくれた。また、主人公がかなりセクシーである。薄着で部屋を歩き回るシーンが多く、男性目線で見るとそこも注目かもしれない。
他人に大体的にオススメ出来る作品ではないが、好きな人はハマれる映画だと思う。
YOUは何しに…
子供が誘拐されて行方不明になった後の顛末がみえない状態で引っ越しという時点で違和感全開。
その後の何が起きているのかよくわからないけどノイズと共に何かがみえるという展開は良いけれど、突然の大音量とストロボで驚かせるばかりだし、マッタリテンポと遅々として進まないストーリーに飽きてくる。
終盤に若干巻き返したけれど色々と中途半端で、これなら2~30分で充分な内容。
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