冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)のレビュー・感想・評価
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アニヲタの妄想垂れ流し作品!(賛辞です)
テレビシリーズ終了からずいぶん経ち、ストーリーを忘れかけていましたが、ほどなく記憶が蘇り、楽しく鑑賞できました。率直に言って、テレビシリーズ全話視聴した人は、本作の鑑賞は必須です。むしろ本来ならここまでの話をテレビで放映してほしかったです。それぐらいシリーズの最後を飾るにふさわしい作品であり、最後のピースがピタッとハマったような心地よさがありました。タイトルのFineはダテじゃないです。逆に言えば、冒頭におさらいシーンなどないので、初見の方は人物の相関や背景がわからず、戸惑うこと必至です。
絵はもちろんきれいで、最近の劇場アニメのような緻密な描き込みは感じないものの、キャラの魅力に特化したクオリティはすばらしいです。瞳の動き、微妙な表情、色味の変化、カメラワークやアングルで、各キャラの心情が伝わってくるので、倫也に同化したかのように作品世界に浸れます。キャストも声優を起用しているので、安定感は抜群です。やはりアニメはこうでなくては!と思わせてくれます。
そして肝心のストーリーは、前半で倫也と恵との距離を詰め、二人の世界を作りつつの事件発生で急降下、からのハッピーエンド。絵に描いたような起承転結ながら、そこに主要キャラを巧みに絡め、それぞれに見せ場と落とし所を用意したシナリオは秀逸です。さらに、エンドロール後の特大のおまけがあり、入場特典のサイン入りピンナップや短編小説までつけていただき、もうお腹いっぱいです。
倫也のゲームシナリオを地でいくような妄想垂れ流しオナ○ー映画となっていますが、ファンはそれを期待しているので大満足です。テレビシリーズ未視聴の方は、ぜひ視聴後の鑑賞をお勧めします。
オタクが最高にキュンキュンする最高に気持ち悪い作品
メインルートを完結させてくれてありがとう。
主人公が自分勝手でヒロインにそっけなくて、それでも好きでいてくれる最高の冴えないヒロインでした。
特に安芸の恋愛模様はオタクならではというかあの戸惑う感じやなれていない雰囲気が繊細に描かれいていて面白かったです。
恵も後半の葛藤や自分自身が整理できていないようなことへの感情が現れるシーンなどが最高でより魅力的な作品になっていました。
サークルblessing softwareとしての完結もとても良かったです。
制作する人間としての葛藤や喜び、マスターアップという期限がある中、より良い作品にしたいという思い、自分が作っているものへの不安など、制作に関わる人間が誰しも思うことを繊細に描き上げていたと思います。
軽いネタバレですが、安芸の自分の作品はこれでいいのか不安になるシーンにはくるものがありした。
やはりひとつのことに向かって頑張る人間は魅力的だなあと思います。
恋愛もサークルもしっかりと完結させているので、アニメを視聴した方はぜひご覧になってほしい作品でした。
最後に……
キュンキュンして感情が高ぶる人もいらっしゃるでしょう。
ただどうかその感情にまかせて腕を振り回したりして興奮するのはおやめ下さい。
(隣の席の人に腕でぶたれた人より)
ファン納得の出来栄え
「あーあ!し~らないよっ」これは「回収」しないとw
作画など細かな設定が素晴らしい
本日で二回目の鑑賞だが、細かな描写が凄いと思った。
加藤がペットボトルの蓋を片手で閉めていく所や、歩いている時の服のシワが動くなど本当に細かく作っているなと感じた。
高坂のナンバーが公開日や、詩羽先輩やエリリのクレジットが本当に後の方になっているなども芸が細かいと思った。
内容は、それぞれのキャラクターが上手く加藤恵の人間くささを引き出して、盛り上げてくれてたと感じた。どこか切ないんだけど、それでもみんな前を向いて歩き出している。
特にあの二人はクリエイターとして本当に輝いて見えた。
このアニメは加藤恵だけでは絶対に成り立たないし、どのキャラクターを削ってもきっとつまらなく感じたと思う。そういう意味では本当にそれぞれのキャラクターが存在感を示しつつ、加藤恵と倫也の物語を感動的にしてくれた。
あとシリアスなシーンもあるけど、シリアスになりすぎないようにコントロールしていた。最後の丸戸先生の意地悪は正直要らないので、その後の方をもっと長く見たかった。
エンドクレジットにも目を配りましょう
最高のfine
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