「オタクが最高にキュンキュンする最高に気持ち悪い作品」冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ) edamondoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5オタクが最高にキュンキュンする最高に気持ち悪い作品

2019年10月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

メインルートを完結させてくれてありがとう。
主人公が自分勝手でヒロインにそっけなくて、それでも好きでいてくれる最高の冴えないヒロインでした。

特に安芸の恋愛模様はオタクならではというかあの戸惑う感じやなれていない雰囲気が繊細に描かれいていて面白かったです。
恵も後半の葛藤や自分自身が整理できていないようなことへの感情が現れるシーンなどが最高でより魅力的な作品になっていました。

サークルblessing softwareとしての完結もとても良かったです。
制作する人間としての葛藤や喜び、マスターアップという期限がある中、より良い作品にしたいという思い、自分が作っているものへの不安など、制作に関わる人間が誰しも思うことを繊細に描き上げていたと思います。
軽いネタバレですが、安芸の自分の作品はこれでいいのか不安になるシーンにはくるものがありした。
やはりひとつのことに向かって頑張る人間は魅力的だなあと思います。

恋愛もサークルもしっかりと完結させているので、アニメを視聴した方はぜひご覧になってほしい作品でした。

最後に……
キュンキュンして感情が高ぶる人もいらっしゃるでしょう。
ただどうかその感情にまかせて腕を振り回したりして興奮するのはおやめ下さい。
(隣の席の人に腕でぶたれた人より)

edamondo