「ギャルゲリスペクト&良脚本&加藤覚醒」冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ) Aerohandさんの映画レビュー(感想・評価)

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5.0ギャルゲリスペクト&良脚本&加藤覚醒

Aerohandさん
2019年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ついに完結しました冴えない彼女の育てかたシリーズ。
今作品『Fine』は、加藤恵がメインヒロインとして覚醒する物語だったわけですが、原作としては2期(♭)以降の完結までのストック、つまり映画で消化する部分が六冊以上あったわけで、正直なところ「詰め込み映画で終わっちゃうんだろうなあ」と半ば諦観を抱きながら映画館に足を運びました。
はい、見事に裏切られました。やべーよ丸戸さん。ちゃんとまとめてきたよ。あまりの良作ぶりに気づけば翌日には二周目を走っていました。
今作で個人的に良かったと思う点が三つあるので、それぞれについて述べていきます。
①ギャルゲリスペクト
これは、実際によくギャルゲをプレイする方ならわかっていただけると思うのですが、とにかく演出のギャルゲ感が凄い。例えば冒頭。もう典型的なギャルゲオープニングの映像と音楽で、のっけから「おお!」と感動してしまいました。他にも、最後のキスシーンで映されたY字路の一枚絵なんかも絶対ギャルゲCG意識してますよね。ギャルゲ制作の物語である冴えカノですが、スタッフの方もきちんとギャルゲに愛を持って制作されていることがひしひしと伝わってきました。
②良脚本
例えば禁書3期。例えばソーマ3期以降。原作ストックの消化に精一杯で詰め込みすぎの駄作になったアニメは他にも両手の指では足りないほどに思いつきますが、この『Fine』は、原作6巻分以上のストックを上手く2時間の映画にまとめていました。物語の本筋を抜き出し、満足感が減らないようきっちりとオリジナルの肉付けまで行うことができているのは、ひとえに原作者の丸戸さんが脚本を担当しているからでしょう。恐らく、他の方が脚本を担当されていたらここまでの出来にはならなかったと思います。本当にここの部分は凄いと思います。原作のボリュームを知っていると、短くまとめられたら残念感の方が強くなることがほとんどですが、この映画では全くそんなことはありませんでした。
③加藤覚醒
これに関しては、もはや語ることは何もありません。映画館に足を運んでください。そして彼女に惚れてください。最高のメインヒロインがそこにいます。

以上が映画を観た感想となります。冴えカノアニメシリーズが完結してしまったのは寂しいですが、最後にこの完璧な『Fine』を作り上げてくださった原作者、スタッフの皆様には感謝しかありません。本当にありがとうございました。
蛇足ですが、最後にこの映画の欠点を一つ。
終始気持ち悪いニヤニヤを浮かべてしまうため、隣に人のいる状況で観るのがかなり恥ずかしいです。

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Aerohand
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