「間違いなく「青春群像」」冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ) クォードさんの映画レビュー(感想・評価)
間違いなく「青春群像」
原作未読。TVアニメは全て鑑賞。
レビューのタイトルはTV版PVでの先輩のセリフです。「企画を通すために」という自虐的な発言で笑いを誘っていましたが、映画自体はまさしく青春群像劇でした。
「キャラが立っていない」はずのメインヒロインの喜怒哀楽の表現も素晴らしいのですが、バイキャラの幼なじみと先輩の心理描写も実に丁寧にされています。こちらに共感出来る人も多いかもしれません。
また、主人公の「オタクを突き詰めると、夢の実現のための協力の輪が拡がる」という描き方もみごとです。
最後の笑いを誘うエピソードまで一気に見せる力のある映画です。個人的には2019年のナンバーワン候補です。
コメントする