劇場公開日 2018年11月30日

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「松竹映画らしさを感じる」かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0松竹映画らしさを感じる

2018年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

いろいろな製作会社の映画が同じシネコンで上映される時代です  平成初期の頃までは、シネコンがなく上映館が映画会社の系列だった頃は「東宝らしさ」「東映らしさ」みたいなものをよく感じたものでしたが、最近はその「らしさ」を感じることもなくなりました  この作品は、やや予定調和だけど家族を扱って心温まる、80-90年代頃の松竹映画を思わせます  東宝がアイドルや特撮、また多額の製作費をかけた作品を、東映が実録ものなどを得意にしていたのに対して、松竹は年齢層の高い客層を意識している作品群、と思ったものです
観終わって映画館外の現実に帰るとき、家族や今の暮らしに力づけられる、そんな作品でした(12月21日、ジストシネマ和歌山にて鑑賞)

chikuhou