モリーズ・ゲームのレビュー・感想・評価
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絶対にはずさないジェシカチャスティン
絶対にはずさないジェシカチャスティン。ここのところ良作ばかり。
このシナリオのどこに見どころがあるのか、的確に理解していないと演じれないし、この完成度にはならない。どこで、主人公の感情が大きく揺らいでいるのかが強く伝わる。たとえば恋愛は経験値として演者の誰もが持つものだから、だれでも感情的に演じれるが、プラスアルファで人間関係の奥深い部分や作品ごとの専門分野をインプットとして備えて臨んでいる。勤勉さによるものなのか、もともと頭がいいのか。(良い時期のジョディフォスターみたいでもある)
作品としては申し分ない出来だと思う。単純な内容ではないので、好みはわかれそうかな。
「女神の~」同様マイナー感があるが、これは見てもいい。
傑作 チャスティンの存在感がすごい
タイトルなし
強い女の象徴
【ジェシカ・チャステインと名脚本家アーロン・ソーキンが組んだ傑作。】
ジェシカ・チャステインと名脚本家アーロン・ソーキンが組んだ傑作。
早いテンポでストーリーが破綻なく続く。
一人の稀有な才能を持った女性の華麗なる人生を描いた作品。
飽きることが無い。
<2018年5月11日 劇場にて鑑賞>
<2018年5月18日 劇場にて個人的に最速での再鑑賞>
作品の余りの面白さとテンポの速いセリフに、初見の際一部ついていけなかったところがあり、一週間後に同じ劇場で再鑑賞した。
面白さは変わらず。いや、一度見ていた分、面白さ、細かい部分まで確認でき、大満足で劇場を後にした。
再見に耐えることの出来るレベルの作品である。
■<2020年4月2日 追記>
今作を鑑賞している方は、ジェシカ・チャスティン主演の「女神の見えざる手」を鑑賞している方が多いとは思うが、未観賞の方は是非、鑑賞をお勧めしたい。
私は映画は”自分で色々事前に調べて”、鑑賞すべきと思っているが、”その禁を破ってでも”もし、未鑑賞の方がいらっしゃったら観て頂きたい作品である。
公開後、暫く経ったので、このような感想も許されるだろう。
どうして私ばかり、
こんな目に遭うの…?
と、言いたくなるような出来事が続いても、主人公は決してそれを口にはしない。
ただ歯を食いしばって、自分が奪われたものを取り返そうと足掻くのみ。
まるで運命とか天とか父なる神とか、そういう大きなものに挑戦して、復讐を企てているかのよう。
才覚も知性もあり、それなりの成果も得られるものの、彼女の心の空隙を埋めることは叶わず、どんどん危険な領域へと足を踏み入れていく。
舞台も主人公もまったく違うけど、ハートロッカー(苦痛の箱)という言葉が思い浮かぶ。
彼女は観客(の代理である弁護人)に動機については黙して語らず、ひたすら拷問具のような過酷な状況に進んで立ち向かっていく。
なぜそこまでするのか、なにがそうさせるのか…? それが作品を通じて最大のフックとなる。
オールドスクールなキャスリン・ビグローも含め、過去のハリウッドならば寡黙な男性主人公として描いていたようなパーソナリティを、この作品では華奢な女性が演じている。
つまりこの主人公はある意味ダンディなんだと思う。
※以下、「市民ケーン」「ソーシャルネットワーク」「スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー版)」のほんのりとしたネタバレあり
脚本家アーロン・ソーキンはこれまで、ザッカーバーグやジョブズといった現代の市民ケーンたちを主人公に、彼らの求めても得られないものについて語る時に語ること、つまり「バラの蕾」を描いて成功を収めてきた。
彼が初めて監督を務めた今作では、同様のストーリーでありながら、主人公をそれほど名の知られていない元アスリートの女性にしたことが、地味ながら大きな違いを生んでいる。
そのことが終盤、既存の主人公との差異としてはっきりと現れる。
ある人物との一見静かな対話シーンに、彼女の抱える謎の正体と、彼女だからこそ得られた成果とが同時に現出し、じわじわと救済とカタルシスが押し寄せる。
(まあジョブズも「かっこいい製品を作ってやる!」とは叫ぶわけだけど…)
そこで初めて、なぜ導入がああいう方法だったのか、脚本の仕掛けにも気がつく。
目につくようなどんでん返しではないけど、寄り道なしで結末に向けて一直線に集約していく全体像がはっきり見えてくる。
地味でパーソナルなドラマを力技で押すのではなく、あくまでしっかりとした構成の力で観客を導いていく。こういう脚本に私は本当に弱い。
この新しくて強いヒロインの苦闘は、あくまでマイナー志向ではあるが、そのぶん刺さる人には深く突き刺さるドラマだと思う。
正直、同時期に公開された「アイ、トーニャ」ほど注目を集めはしなかったが、実際のところあの作品が元気がよくて愛嬌のある妹とすれば、今作は静かだが端整な姉みたいな作品だと思う(妹の方が持て囃される理由もわかりますが…)。
こと家族の中で「期待の息子」ポジションを内面化し、華やかな毒親界隈の末席でひっそりと自分を持て余す人たちにとっては、きっと大切な一作になると思う。
人柄に惹かれる
ジェシカが若い頃を演じるのには無理がある。
モーグル選手からポーカールーム経営者に転身し、FBIに捕まってしまった実在する女性モリー・ブルームの物語。
「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインが主演なので期待して鑑賞していたのだが。。
話の内容をすると、彼女の過去話と裁判の話が淡々と進む。ポーカーの面白さが伝わって来ない。
面白くなったのはマフィアが出て来てから。
またモリーの半生を語るのだが、前半から「ここの年齢はジェシカが演じるのは無理がある」と思ってしまっていた。
モリーを演じたのは3人、幼少期の少女Aと成人間近の女性 B、そしてジェシカである。
ジェシカはモーグル選手時代の22歳頃から演じているのだが、どう見えてもおばちゃんである。(彼女のファンには大変申し訳ないが、)
モーグル時代とカジノに関わった時期26歳頃ぐらいまでの役者はどう考えても成人間近の若い役者Bさんの方が断然良かった。
モリーズ・ゲームと言うよりかは、「マフィア絡みのネタに勝手に巻き込まれちゃいました。てへっ(*´∀`*)」の様な映画でした。
長い割にはう〜んいまいち。
映画もまた、
2919/08/10
会話のスピードがいい。頭の良い証拠だ。無駄がない。きちんとしたフレームで話しをする。
次に、最初に計画がある。それを実行する。失敗があればそのつど修正する。計画そのものを修正する必要があれば再度Re-planする。
そして基本的な彼女のルールが優先する。
ひとは失敗から学ぶ。
ただの感情的なひとは必ず何度も失敗する。なぜなら自分で修正できないから、失敗の原因を外の「会社が悪い」「政府が悪い」、そして「自分は悪くない」と話す。
だから仕事の中で原因を問い詰めていくと切れて暴力を使う。
ことばであれ手であれ。
2018/11/24
スピード、映画的リズムもいい。
「勝ち続ける」ために必要なことがたくさんある。それを素質といってもいい。努力や勉強で手に入ることはない。
残念であるが、それが社会だ。
そうしたリアルな認識をベースにもってくることはすきだし、正答だと思う。
「映画を観る」のはとても個人的なことだ。
それも真実。
・・ だと思う。
今、また再びケビン・コスナーが好き
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