モリーズ・ゲームのレビュー・感想・評価
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ジェシカ・チャステインの魅力が凝縮
ジェシカ・チャステインは、2017年、2018年ハリウッドでも最も輝いた女優の一人と言って良いのではないか。『女神の見えざる手』でも見せた強く冷酷な勝負師でありながら、脆さを奥に秘めているというキャラクターは、今彼女以上に上手く演じられる人はいないかもしれない。
怪我でキャリアを棒に振らざるを得なかったアスリートが、高額ポーカーゲームの世界でのし上がる。大きな挫折を乗り越える強靭な精神力と百戦錬磨のセレブたちを手玉に取る知略、ギャンブルの世界に身を置きながらも高潔さをも失わない。その裏には、父との葛藤。非常に複雑な役どころを見事に演じきっている。
脚本家、アーロン・ソーキンのテンポ良いセリフの応酬も相変わらず素晴らしい。イドリス・エルバやケビン・コスナーらの脇を固める俳優たちも大変にいい味を出している。
『女神の見えざる手』と本作で、ジェシカ・チャステインへの信頼度は格段に上がった。彼女が出演するならとりあえずその映画は観たいと思わせるほどに。
タイミングが合えばまたいつか
ジェシカ・チャスティンが好きで、彼女の映画はなるべく見るようにしている。この映画も何度もトライしたが、どうしても途中で見る気を無くしてしまう。映画館で、集中して見れば、最後まできっと行けると思うのだが、寝落ちしたり、他の事に気を取られたり、気が付くとゲームをしていたりする。
とにかく全編ジェシカが出ずっぱりでずいぶん苦痛の多い人生を体当たりで演じている。でも共感は出来ない。元アスリートが反社会的賭博行為に堕ちていく様を退廃的に描いたドラマでも無ければ、倒すべき悪をぶちのめす映画でもない。何となく期待した方向性が裏切られたような気になり、残念な気持ちになる。
なんとなく最後に父親と分かり合えたような雰囲気を醸して救いを演出しているが、そんなことで満足感を味わえるストーリーだろうか?もっと短い時間で語り終えることが出来ただろうと思うし、ジェシカの才能を無駄遣いしているようにしか思えなかった。
カジノ自体は合法
2023年7月20日
映画 #モリーズ・ゲーム (2017年)鑑賞
オリンピック候補のモーグル選手が怪我で断念し、小遣い稼ぎに始めたセレブ相手の高額闇ポーカーの経営者となるもFBIに逮捕される波乱万丈の人生を描いた実話
#ジェシカ・チャスティン の演技はリアルで、引き込まれる上手さがあるよね
家族愛があるなら幸福だ‼️❓無くても生きていけるが‼️❓
テレビの録画。
ヒロインのバスト、ケビンコスナー、それだけ、実話ですが。
数奇な人生です、フィクションなら落第。
たまたま、良い結末ですが、必然とは言い難い。
生きるのは、必然だと思う、因果応報。
ただ、ひたむきに自分に正直に正しく清廉に生きてきたいと思う。
この映画の人生は悪い見本だ、そう思う。
暇ならどうぞ
合法的賭博
巨額の金が動く、プライベートカジノ。なんとゆうか、あまりに自分とかけ離れた世界で、びっくり。この緊張感は、確かにヤクでもやらんと、乗り切れないな。
モリーの胸の谷間につい目がいってしまい、なんで無罪になったのかよくわからんかった。アメリカでは彼女の常連客が誰なのか、噂が飛び交ったらしいが、裏で手を回した人がいたのかもしれない。元アスリートだし頭も良さそうなので、きっとまっとうな道で再起できるんじゃないかな。
ケビン・コスナーが父親役で出演。だいぶおっさんになった。
テレ東の放送を録画で。
実話モノが好きでよく見るけど、 ノンフィクションに良くあるほぼフィ...
実話モノが好きでよく見るけど、
ノンフィクションに良くあるほぼフィクションやん…
じゃないなかなか原作に忠実な稀な作品
それにラブもない
監督は過去にマークザッカーバーグやスティーブジョブズなどの映画もやってて人を中心に撮る人だからかな
潔くモリーズの人生に焦点を当てた自伝映画だと思う
スポーツ選手→ポーカー屋→女性の活躍を支援する仕事
と波瀾万丈とはこういうことである
その上自伝小説が出て映画化とはすごい女である
大人な映画
8割方ポーカーの話しなので、
ポーカーに詳しくないと面白さ半減。
が、アメリカの金持ちの大人の嗜みが垣間見え、興味がわく。
吹き替えで見たが、セリフが高速で流れ、何度も巻き戻してみた。
俳優の演技は全て素晴らしく、役を演じ切っている。
主人公モリーも場面が変わるごとに服やメイク、髪型も変わり、ワンシーンワンシーンの苦労がみてとれる。
個人的に父親とモリーが和解する(?)シーンの場面の意味合いがわからなかった。不倫しといて、娘の愛は本物だと言われても説得力がない。
スポーツの英才教育している親子はあんな感じなんかね。
一応実話を元にしているらしいが、
有名人の秘密を握っているモリーは命を狙われないのかな?
アイ,モリー
ギャンブルの興奮とそれを巡る人間模様、人生の局面を乗り越える苦難を流麗な語り口で立体的に見せる
場面の転換により構成された同時並行に進む複数の時間軸
徐々に明らかになっていく秘めたる心のうちと葛藤
構成の素晴らしさに裏打ちされた実録オンナの事件簿
小枝につまずいても・・・
字幕の多さに置いてけぼりにされそうにもなるし、人物名が覚えきれないうえに140分もある作品。見終わったときにはドッと疲れが出るものの、劇中に登場するアーサー・ミラーの「るつぼ」について調べてみると、奥が深かったのだと感銘を受けた。
序盤ではアスリート生命を絶たれた後に、アルバイト感覚で始めた違法賭博の世界が描かれて、金持ちや汚いオーナーをギャフンと言わせる男勝りなモリー(ジェシカ・チャスティン)を描いていた。ストーリーは弁護士チャーリー・ジャフィー(イドリス・エルバ)を通じて進むが、25万ドルという弁護料を払えないかもしれないのに、彼女に賭けてみるようになる経緯。これもまたギャンブルだったに違いない。
後半、モリーが独立してホテルの一室で店を開いてからは、ユニークな客たちに魅了される。特に、ポーカーが下手なのにどんどん賭けてくる男バッド・ブラッドが実は借金まみれの男ハーランに勝ってしまうところ。このブラッドだけでも映画が一本作れそうな雰囲気だ。プレイヤーXも謎めいていて面白そうなのだが、彼については後半出てこなくなるので今一つ。
“ポーカー・プリンセス”とも呼ばれたモリーの半生。ただし、日本的な感覚からすると、手数料を取らずにチップだけだと合法とされるところが引っかかる。結局、そういった違法なカジノを開くと、もっと巨悪な犯罪者たちの温床になってしまうこと。モリーのお店も最終的にはロシアン・マフィアが入ってきたため悲惨なことになってしまう。そんなメッセージさえ感じ取れる作品になっていました。
手堅い演出
シカゴ7裁判を見て感心したが、監督がアーロンソーキンと知って、なるほどと思った。このモリーズゲームがいい映画だったからだ。
すでに風格があるが、長く脚本家をやってきたひとで2017年のこの映画が初監督作だった。
ジェシカチャステインの演技も称賛され、映画は批評も興行も成功している。
ところで、この映画で個人的にもっとも印象的だったのは裁判官役のGraham Greeneである。
テイラーシェリダンのWind Riverも同年で、そこに出てくるGraham Greeneも印象的だった。
先住民俳優で、ケビンコスナーが監督したDances with Wolves(1990)でアカデミー助演男優賞にノミネートされている。
フォックスマンというジャッジがGraham Greeneの役だったが、態度や抑揚や威厳が、本物の裁判官にしか見えなかった。
かれは良識ある人物だった。
有罪をみとめたモリーに『ランチを注文するような口ぶりで』こう宣告する。
『当法廷はウォール外から近い距離にある。経験から言えることだが、ウォール街の人々は日常的に、起訴状にある被告よりも重大な罪をおかす。被告を投獄することに、いかなる意味も見いだせない。』
そう言って、ジャッジは彼女に200時間の社会奉仕、一年間の保護観察、20万ドルの罰金を言い渡し、事実上放免する──のである。
おそらくMolly Bloomは違法なギャンブルを運営した、というより、たんなる管理人だったのであって、それを起訴状から判断したジャッジは「被告を投獄することに、いかなる意味も見いだせない」と述べて係争させなかった──わけである。
Graham Greeneの熟練した演技によってMolly Bloomの人となりが浮かび上がるシーンだったと思う。
Graham GreeneはWind Riverにおいても、深い人間理解を感じさせる、警察署長役をやっていた。ちなみにWind Riverは個人的に2017年ベストのひとつです。
モーグルで松につまずいたが起き上がったことに対比させ、逮捕されたけれど、また起き上がって、こんどこそ、しっかり生きる──と主張する、いい脚本だった。
タイトルなし
主人公ジェシカ・チャステインの才色兼備、勝ち気な様は女神の見えざる手と似ている。ほとんど、回想と共にジェシカ・チャステインの語りで描かれ、会話もテンポ早く、字幕読むの大変。実話という事で面白いのだが少し長い。
実話ベースの映画って面白いですよね
こういう映画を観るといつも「事実は小説よりも奇なり」という言葉が思い浮かびます。この言葉が正しいかどうかわかりませんが、一人の女性の人生にこんなことが起こるのかと驚かされました。状況が変わってもモリーの芯の強さで乗り越えていく姿に引き込まれます。
色々登場するギャンブラーのキャラクターも良いですね。ナレーションの語り口も好きです。「いつもミステリー小説のタイトルのような言葉で話しかけてくる」みたいなシーンが何回かありましたがこういう言い回しなぜかグッときます。
素晴らしい
これ実話なのか?
今初めて知った。。。
緻密な構成と主役の知的な強固な意思でできたストーリー。彼女に起きた事件をたどりながらその波乱万丈の人生を味わい、堕ち、再び立つ勇気を与えてくれる、そんな映画だった!
「父」が与える影響
すごく良くできた作品だと思う。
嵐のようなセリフの応酬とか、「才覚ひとつで巨額のビジネス」を
構築する様子は見ごたえがあったし引き込まれた。
ただ鑑賞中ずっと引っかかっていたのは、
なぜ彼女は罪をひとりで引き受けようとするのか?ってことで、
個人的に納得できる説明は作中でされてなかったと思う。
彼女なりの矜持? 過去との決別? 自尊心の問題?
まぁ何にせよ、ここのポイントを理解できるかどうかが作品の評価につながるんじゃないか。
僕? 僕はまぁ、分かるような分からないような…笑
オチにはどうしても「女神の見えざる手」みたいな爽快感を求めていたので、
ちょっと肩すかしをくったような気分になってしまった。
勇気が出てくる映画
損得じゃなく、非合理的な判断を、する人間はカッコ良い。
金持ちで名を残した人はいない。
ヒーローは誰にも理解されなくても、だれも見ていなくても、良いことが出来る。
ワシントンの映画フライトを思い出した。
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