劇場公開日 2018年5月11日

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「モーグルやポーカーを知らなくても楽しめる親切設計」モリーズ・ゲーム shironさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0モーグルやポーカーを知らなくても楽しめる親切設計

2018年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

面白かった〜!(≧▽≦)
ジェシカ・チャスティンの代表作は、去年『ヘルプ』『ゼロダーク…』から『女神の見えざる手』に上書き保存されたばかりでしたが、早くもタイ記録!(当社比ww)
薬を食べる様も堂に入ったものです。

映画ファンの中には「映画は脚本が全て」とおっしゃる方もいますが、アーロン・ソーキンの脚本が素晴らしい事は周知の事実。
更に本作で、素晴らしい監督でもあるということを知りました!
ってことは、これまで執筆なさった脚本も彼の中では映像が見えていたのかしら??
ソーキン監督Ver.も見てみたい(*゚▽゚*)

ユーモアのセンスも好き。
真面目なテーマを真面目に語るだけなら誰にでも出来るさ。
元来欲張りな性格なので、同じテーマを描くにしても、笑いあり涙ありドキドキハラハラの、エンタメ要素まで盛り込んでくれる映画職人に痺れます。
序盤からテンポの良さに惹きつけられ、モーグルやポーカーを知らない人が見ても充分楽しめる親切設計。

主人公の華々しいジェットコースター人生を楽しむ映画かと思っていましたが、自分が自分自身に恥じない自分である為に戦う物語でした。
彼女と弁護士との関係の変化とともに、親子関係もリンクしていき、伏線の回収もお見事!

リチャード・カーティスが引退なさった今、二足の草鞋を履いたまま突っ走って欲しいです。

追加:「しかし、ケビン・コスナーが主人公の父親役なのか…」と時の流れを感慨深く感じていましたが、かなり重要な役で、説得力が流石でした。

shiron