劇場公開日 2018年5月11日

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「破滅する姿も美しい美女。」モリーズ・ゲーム ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5破滅する姿も美しい美女。

2018年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

『ソーシャルネットワーク』の脚本家、アーロン・ソーキンが手がけた作品。

今回のテーマはポーカー。

相変わらず、頭を使う映画が多いですね(笑)

頭の弱い自分には、セリフを追いかけるので精一杯でした。

というわけで、今回は彼女の人生を追いかけることに集中しました。

監督がターゲットにした人物は、オリンピックのトップアスリートであり、ハーバード大学に入学した女性。

今回、モリー・ブルームという女の存在を初めて知りました。

頭脳明晰で運動神経も抜群でおまけに美人。

まさに、天が二分を与えたような素敵な女性。

26歳にしてカジノのオーナーになったモリーは、金持ちの心を次々に鷲掴みにしてしまいます。

これが実話だというのですから、驚きですね。

大金持ちのセレブを相手に、次々にお金を操る姿は、金の亡者と言えよう…。

でも、法律に触れないように、正当なギャンブルを守ろうとしていた彼女…。

そこは真摯な態度で接していましたが、やっぱりギャンブルの魔の手に落ちてしまうのでした。

『華麗なる破滅』という言葉が似合うかのような、転落人生。

とにかくもう、金が絡んだ世界というのは、美しくも泥臭いのです。

そんな中、唯一光っていたのが、彼女の美貌とドレス。

パンフレットで拝見しましたが、モリーはポーカーゲームの会場に、同じ服を二度と着ないことを自慢していたそうです。

毎日違う服を着て勝負に挑んでいたというのですから、金持ちのやることはよく分かりません…。

結局FBIに逮捕された彼女…。

でも、最後の最後まで真っ直ぐな姿で法廷に佇む姿は、正義のヒーローのように凛としていました。

転んでも転んでも何度でも立ち上がろうとする姿は、オリンピックアスリートのなせる技なのかもしれません。

破滅から脱却して、今度こそ、真っ当に行きて欲しいですね。

ガーコ