君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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合わなかった
鑑賞当時、日比谷のシャンテがいつも満席という人気っぷりだったので期待を膨らませて近所のmovixで鑑賞。感想は「長かった、、」の一言。映画館で初めて席を立つか悩んでしまった。
多くのレビュワーの方が言うように映像と音楽は美しいし、ティモシーシャラメのラストシーンはさすがと思ったがそれだけと言えばそれだけ。LGBTという設定に関係なく、お金持ち一般人の私生活ラブストーリーをただ眺めて終わりましたという感じ。ストーリー展開も読める部分は色々あったし、共感もできなかった。
私個人は抽象芸術(表現)があまり楽しめない人間なので、そこが影響したかなぁ、、そういった表現方法が好きな人は色々と共感できるかもしれない。
ちなみに余談ではあるが、このサイトやヤフーでは辛口コメントがいくつか散見されるものの、某「フィ○マー○ス」では絶賛コメントで埋め尽くされていたので、何となくユーザー層の特徴が見えてきて面白かった(笑)
美しく、淡く、儚い
せつなさ
場面一つ一つが、
良くも悪くも"きれいな"話
劇中の音楽はとても良かったし挿入歌にも惹き込まれた。★2.5中の2は音楽へ。
ゲイ映画ならば悩め不幸になれ世間とのギャップに苦しめ、というつもりはないけれど、あまりのそういった悩みの浅薄さに突っ込みたくなった。この時代だともう少し厳しいのでは?悩みは描かれないわけではないのだけれど…。
マイノリティを押し出したいのかただ美しい恋愛を語りたいのか、よくわからない。他の作品を出すのは失礼だけれど、ブロークバックマウンテンのように、きちんと時代の風潮や世間の偏見などの背景を踏まえた上で(同性愛、異性愛に限らず)初めて恋愛って成立するんじゃないだろうか。世間があってこそ私たちは生活をしていられるし、周囲の目の中で誰しも生きている。深く切り込まないストーリーはただ薄っぺらく美しい。
あと新宿シネマカリテ、料金高めだからみんなWEBクーポン使おう。
call me by your name
場面転換が早すぎ、感情移入できない。
評価が高いのが信じられないのですが、まあ、、私の好みではなかっただけなのか…
場面転換が早すぎるのだと思うが、ブツブツとすぐ切れる。「美しい景色だなー」とか「きれいなピアノだなー」とかじっくり楽しむ間も無く次のシーンに移ってしまう。
あとは、恋心が育っていく過程、恋に落ちていく様子が全然分からなかった。
例えば「気になる人をつい目で追ってしまう」とか「会話を重ねる中で人間性を知って惹かれていった」とか「好きな気持ちを否定して逆につっぱねてしまう」とか、、何でもいいんですけど…
「え?どこらへんで好きになったの?」という感じ…感情移入できませんでした。
さらに、どういうラブストーリーにしたいのか、『一夏の素敵な思い出』みたいにしたいのか、『本気で愛してしまった』系にしたいのか、全然分からない。かといって、どちらでもないリアリティがあるわけでもないし。
フランス人の女の子の話もよくわからないし、
お父さんの突然の語りも、内容自体は素敵だが、「そういう感じの話だっけ?」という感じ。
題名もポスターも前評判も良かっただけに残念すぎました。
君の名前で僕を呼んで 僕の名前で君を呼ぶ
70年代のマイナーな邦画を思い出させるけど
自分より遥かに大人で、太陽のように健全で、自由で、天真爛漫に見えた...
この気持ち
ヨーロッパの夏とティモシーシャラメ
夏の光がそそぐヨーロッパの美しさと、ティモシーシャラメの未完成な危うさが魅力的。果物の甘い匂いが充満しているみたい。
英語、イタリア語、フランス語が混在し、ドイツ語の朗読もあり、言語の境界はあいまいだ。アプリコットの語源のように変遷していく。性や自己と他者の境界のように。
エリオの性はまだゆらいでいて、知的な両親の元で育った彼にあるのは、ただまっすぐに欲望をぶつけること。彼はゲイに目覚めたのではなく、心を通じた相手がオリヴァーだっただけ。エリオの心の動きが繊細に表現され、二度とない17歳の夏を閉じ込める。
オリヴァーのマッチョで支配的な振る舞い。肩幅が広くて自信家のアメリカ人。彼はいつでも主導権を握りたがる。
エリオとオリヴァーの思いが通じた後、それまで自信たっぷりだったオリヴァーは常に不安な表情を浮かべるようになる。反対にエリオは生き生きし出す。愛を知った者、その愛を恐れる者。
理解ある素晴らしい両親、美しく優しい女友達、邸宅、秘密の場所、才能、そして別離、描かれているのはこうであったらという理想の10代なのかもしれない。もう若くはない私たち、何かを逃してしまった私たちにあの頃の気持ちのはかなさと永遠さを思い出させてくれる。
蝿が気になるが、蝿はタナトスだろうか。オリヴァーとエリオがキスする場面、マルシアに冷たくする場面、暖炉の場面…。
この映画はアイヴォリーの「モーリス」と呼応している。アイヴォリーが監督だったらとも思うが、それは叶わぬ夢。
個人的にはアーミーハマーがマッチョすぎて苦手だったのと、いつ好きになったのかが今ひとつわからず、前半乗り切れなかった。でもとにかくラストの暖炉の長回しだけで100万点。
映像美はもちろんストーリーの本質に気付いた瞬間鳥肌が立ちました
心の保湿効果
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