劇場公開日 2018年4月27日

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「もう一度出会えた僕とLGBT」君の名前で僕を呼んで らいかさんの映画レビュー(感想・評価)

もう一度出会えた僕とLGBT

2022年2月18日
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一回目見たときは、自分勝手な男に少年が振り回されて親に慰められてる映画だとおもったけど。2回目見たときは、まさにLGBTの映画だなと、思ったと同時に、涙が溢れて止まらなかった。
私はノーマルだけれども、同じ年の頃この少年のように年の離れた人に抱きついて愛をしめしたり、それをとがめられたり、さいごまでは行くつもりもなかったけど、自分からキスしたりーでとても愛していたし、相手の愛情も超えられない一線も分かっていたそれでも好きでたまらなかった。だから、この少年のやることなすこと自分に似てて、若さって怖いけどこんな体験できて良かったと思った。
年は過ぎ、私は彼くらい年の離れた人に告白された。私も大好きだったけど、拒絶した。幸せにしてあげられないと思ったから。
君の名前で僕を呼んでは、オリブァーの心の声だなと思った。本当はずっと愛したいでも、できない。優しい人なんだなって思った。
1983年なんて、世界中でもゲイを公言できない時代でもあり、その親の世代は、と、考えると、人が他人を理由もなく愛してしまうのは、とても無邪氣で純粋で、素晴らしいことだと思う。
私はこの映画を見て、こんな人生だったんだな。と思うと涙が出た。
この映画は17歳ではわからない大人の映画だと思う。私も彼の下手な不作法や愛情表現、一生忘れない。

らいか