「両親の存在の大きさ」君の名前で僕を呼んで れもんすらいすさんの映画レビュー(感想・評価)
両親の存在の大きさ
昔の自分なら美しい男性同士の恋に心を奪われただろうけど、今の自分はエリオとオリヴァーを見守るエリオの両親の寛容さ、優しさに胸を打たれた。とくに最後の父親の言葉は一言一言が宝石のように輝いていた。北イタリアの美しい景色も素晴らしかった。
途中、ギリシャローマ時代の彫刻やハドリアヌス帝の名など同性愛的なイメージが散りばめられていた。ただ父親の言うようにこれは単なる同性愛にとどまらない魂の触れ合いの物語なんだと思った。
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