劇場公開日 2018年4月27日

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「切ない」君の名前で僕を呼んで ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0切ない

2018年5月5日
PCから投稿

1983年夏、北イタリアの田舎町に暮らす高校生の家に、アメリカから大学院生が滞在する。「年上の相手とのひと夏の恋(ただし男性同士)」、と言うと大して珍しくもないけど、この映画が評価される理由は明らか。まず、夏の北イタリアの風景が美しく、魅力的。そして音楽を勉強中の主人公が演奏するピアノやギターの旋律がまた魅力。それだけだと「きれい」なだけ、なんだけど、終盤で大学教授の父親が主人公に語る言葉が、深い。詳細には言わなくても、お父さんにも色々あったのだなぁ。
また、高校生の主人公のティモシー・シャラメ、相手役の大学院生のアーミー・ハマーのキャスティングもこの映画の鍵なのだと思う。10代後半の未成熟で不器用なエリオ、大柄で自信家な典型的アメリカ人っぽいオリヴァー、他の俳優ではここまで説得力がなかったかも。

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ミーノ