君の名前で僕を呼んで

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劇場公開日:

君の名前で僕を呼んで

解説

1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆、「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞した。「インターステラー」「レディ・バード」のティモシー・シャラメと「コードネーム U.N.C.L.E.」「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが主人公カップル役で共演。83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。

2017年製作/132分/PG12/イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作
原題または英題:Call Me by Your Name
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2018年4月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第90回 アカデミー賞(2018年)

ノミネート

作品賞  
主演男優賞 ティモシー・シャラメ
主題歌賞

第75回 ゴールデングローブ賞(2018年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ティモシー・シャラメ
最優秀助演男優賞 アーミー・ハマー
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(C)Frenesy, La Cinefacture

映画レビュー

4.0透き通るような感情とピアノ音に満ちた追想の響き

2018年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アカデミー賞で話題を呼んだ本作は、一人の少年の一夏の気づきと、その気持ちと素直に向き合うまでを描いた、透き通るようなラブストーリーだった。主演俳優の恐れを知らぬ演技、それをまた相手への興味、関心、愛情、嫉妬など全ての感情を混ぜ合わせたかのような表情と仕草とで具現化していく演出。何よりも冒頭、途端に春風のようなピアノが鳴り響き、鮮烈なギリシア彫刻が映し出されていく様に魅了されない人がいるだろうか。本作のサウンドトラックに坂本龍一の楽曲が使用されていたのも嬉しい驚きだったが、少年の思いがいつしか歌となって響き始める下りはあまりの美しさに涙してしまうほど感動した。もしかするとこれらの楽曲は大人になった少年から過去の自分への追想曲だったのではないか。そしていつしか、父親が息子へと言葉を伝える場面も胸に沁みた。本作はかくも宝石のような瞬間の連続で出来ている。世界で多くの観客を釘付けにしたのも納得だ。

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共感した! 36件)
牛津厚信

4.5画面を占拠する風景と音に身を委ねて欲しい!

2018年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

17歳の少年、エリオと年上の青年、オリバーのプラトニックではない肉体関係も含めた狂おしい恋を描きながら、それが、なぜだか少しも衝撃的というか、スキャンダラスな感じがしないところに、この映画の良さがあると思う。それは恐らく、ところどころコミカルに映る男たちの行為が、2人の奔放なバカンスが、北イタリアの気温と湿度をまるこど取り込んだようなロケーションと、風の音や水のせせらぎ、そして、町の静寂すらも効果音として生かした録音によって、すべてを風景の1つとしてとらえた監督、ルカ・グァダニーノの手腕だろう。「ミラノ、愛に生きる」の山荘での燃えるようなセックス、「胸騒ぎのシチリア」でのごつごつした岩場の散策、等々、思えばグァダニーノ作品では常に風景が物語そのものを先導して来たのだった。なので、是非この映画に関するあらゆる先入観を一旦ディレートして、画面全体を占拠する風景と音に身を委ねて欲しい。結果としての感動は、必ずその後にやって来るはずだから。

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共感した! 15件)
清藤秀人

4.0顔が良い☺音楽も♫

2024年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

萌える

ティモシー・シャラメ目当てで鑑賞。 王道のラブストーリー。脚本については直球すぎてあまり書くことはありませんが、終盤のお父さんの語りが素晴らしい。あそこだけ何度も聞きたいくらい。観る者を優しく包みこんでくれるような素晴らしいシーンでした。 まぁティモシーの美しいこと。それだけで観てられる。このあとこーなんだろーなーって分かってても見入ってしまう。アーミーもかっこよかったです。吹き替えが津田健次郎だったのでグレン・パウエルと被って仕方なかった(笑) 本作の最大の魅力は音楽と言っても過言ではないでしょう。冒頭のピアノから引き込まれます。エンドクレジットは最高の演出でした。 同性愛については…これはBL作品だと思っているので、ファンタジーだなぁって感じです。LGBTとは何ら関係の無い…というのは言い過ぎですが、よりリアルな同性愛に触れたいのであれば「ボクらのホームパーティー」あたりがオススメです。

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共感した! 5件)
吹雪まんじゅう

4.0殺してはいけない感情

2024年11月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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もっち

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