さよなら、僕のマンハッタンのレビュー・感想・評価
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大人だな〜本当、大人な映画〜〜
お父さんの浮気現場を目撃!なんて少々訳ありな予告編で
「BGMがサイモンとガーファンクルのウディ・アレン的作品」
と勘違いしそうですが、全然違うので、
ウディ・アレンアレルギーの方も安心見られます。(笑)
大学を卒業したのに自分の将来を決めかねてる若者と
ちょっと不思議な中年男のやりとりと言うと
説教くさい内容を想像するけど
そこはやっぱ現代風なのでそう言う感じはないですね。
大人の狡さと、大人だからこその愛情と両方が交錯する
なかなかに見応えのある家族ドラマです。
で、月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
オチは、途中でちょっと感じましたが
別にそんなにがっかりしませんでした。
そこへ行くまでのドラマ部分が素敵でしたね。
マンハッタンの階級差や地域差もうまく生かされていたし
やっぱり様々な人がいて様々な文化が混ざり合う街の
いろんな「大人の事情」は最先端な新しい時代の
「ものの捉え方」を示唆してくれます。
脚本、良かった!!
主演のカラム・ターナーもいい!
繊細そうに見えて、案外しぶとい(笑)
でないとあんなことはできないよね〜
最初は細っぽいダメ兄ちゃんだったのに、
最後はいい感じの兄ちゃんに見えてくる。
ピアース・ブロスナンも最近はいいですね。
二枚目が年齢を経て肩の力の抜けた
いい演技派になって行くのは観てて嬉しい。
最近のニューヨークやマンハッタンが舞台の
良質な人間ドラマを AMAZON CONTENT SERVICES LLC が
積極的に作ってて新しい流れを感じてます。
米、アカデミー賞のコメントでも話題になった
クメイル・ナンジアニの実話を映画化した
「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
も AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品だったしね。
ちょっと以前の都会的な大人のドラマと言えば
ウディ・アレン!という感じでしたが
今や人種やジェンダー問題を横に置いた作品は
もう、きついんでしょうね。
これからの
AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品に期待したいです。
@もう一度観るなら?
「配信でじっくり、そこ、もう一回!とか戻しながら観たい」
じわじわと感動を味わえる良作
父親の不倫している事実を知った青年が、不倫相手の女性に父親と別れるよう促す。マンションの隣人であるおじさんやガールフレンドと絡みながら成長する姿を描いた青春映画。
主人公の行動に全面的な共感や賛同はできないが、父親の不倫相手に恋してしまうのは非難できない。だってキレイだもの!そんなキレイな女性をめぐって父親との争うって話かと思いきや、後半一気にトーンが変わった。
意外といえば意外だが、そこに大きな感動があるわけではない。でも、なんか気持ちいいし、前向きになれる終わり方だった。
そして相変わらずマーク・ウェブの映画は音楽がいい。好き嫌いは分かれるかもしれないが、彼の監督作が好きならはずせない映画のはず。
出会いと別れ、そして成長
主人公のトーマスの子供っぽさに若干イラつきつつも(笑)
楽しかったわー
原題の「The Only Living Boy in New York」は、サイモン&ガーファンクルの代表曲からきている
この曲を書いたとき、サイモン&ガーファンクルは解散寸前で
ガーファンクルは歌手活動よりも俳優業に力を入れるようになり、撮影で単身メキシコへ行ってしまう
残されたサイモンが、「僕は一人、ニューヨークでがんばってるよ」という気持ちを込めて書いた曲が、その「The Only Living Boy in New York」である
その歌を背景に描かれたこの映画では、その時のサイモン&ガーファンクルのように、それそれの登場人物たちが、老いも若きも、長年の相棒と別れ、新たな人生を模索する姿が描かれている
その中で、トーマスが父に近づいて越えようとした結果、デリカシーな問題をぶちまけ、彼の計画を台無しににしたやり方が、あまりにも子供じみていて、イラついたのだけど、
それこそが、トーマスの成長の痛みなのだと思うことにする
ニューヨークという街は
サイモン&ガーファンクルだけでなく
多くの夢見る人たちが集い、彼らの夢を飲み込んでしまうところである
それでも夢を叶えたいなら「最後まで泳ぎきるしかない」
その結果、ジェフ・ブリッジスのように、25年かけて、その夢を叶える人もいる
この映画の良いところは、夢を叶える人が Boy ではないというところ
Boy はまだまだ成長過程にいて、
もっと年長の最後まで泳ぎきった人だけに、がんばった分だけのご褒美が与えられるというところに心が温かくなった
それに、人生はいくつになってもやり直しがきくっていうのも良かった
しかし、それにしても、この邦題はちょっとないんじゃないかな…
小賢しい時期の終わり
曲というよりは
影のある女になりたい
バニラ
傑作
衝撃のラスト
トーマスと隣人2B男の関係が羨ましい
トーマスウェブが自宅に帰ると、エントランスに新しい隣人2Bの男が、階段に座っている。
二人は、まるで前から知り合いであるかのように気さくに会話をする。
彼らとの関係は?米国を出て行ったミミとの関係も曖昧。色んな人間とのすれ違いに成長していくトーマスの描き方は良かったが。父の出版社の記念パーティーは、出演者総出演でハラハラした。
この映画は、一人少年が成長しマンハッタンを出ていく作品かなと思ったが全然違っていた。
ストーリーは、しっかり見ないと人間関係が判らなくなってしまうので、そこは目が離せない
作品ではあった。2Bの男を、ジェフブリッジスが演じたことに気付いて、思わず「老けた…。」と思ってしまった。
エンドロールに流れた音楽は素晴らしい!
さえない男子の話にあらず
他者のレビューを気にしないで
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