ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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発射時の船内のギイギイ音がすごい。
やはり、映画らしい映画というべき作品です。
最初のミッションから、ちゃちい機体、設備、
だがしかし、命がけ!まちがえば、即、死が。
毎回命をかけて、アメリカの、いや、人類の期待を背負ってロケットに乗るアームストロング。犠牲にしてきたものは?え、何?犠牲にしてきたものだらけで、今更改めて聞かれてもということでしょうね。何の為に?ロマン?夢?希望?そんなキラキラした明るい何かは、もうはるか昔に忘れてしまい、いったい何をしているのか?自分が今どういう状況にいるのか?
辞めてしまおうか?なんて、考えるスキもなければ、時間もない。失敗、少し成功、また、失敗を繰り返しついに月に到着しますね。
あー、どうでしょう。真っ白?いや、灰色の
色のない世界で、彼は、どう思ったのか??
とにかく、発射時のギシギシガツガツ
ガーガツ!ガツ!ドーンというロケットが
軋む音があまりにリアルで、いいすねー。
大丈夫かあ?分解しない?バラバラにならない?リアルな船内。いやあ、面白い。
息子と最後に握手するシーンが
かなりよかったよかったです。
快作です。セリフも少なく見やすい作品です。
あれから50年
幼少の頃、テレビで観ていて月を身近に感じたものだけど…
残念ながら、未だに月旅行はないですね。
宇宙飛行士の家族にもスポットを当て、ヒューマンドキュメンタリーとなっています。
愛する人が危険と隣り合わせにありつつも、夢に向かっていく姿を応援する妻が切なかった…
宇宙…叶わない夢だけど、生きているうちに一度は行ってみたいです。
IMAXならではの臨場感
ラ・ラ・ランドのディミアンチャゼル監督とライアンゴズリングが再びタッグを組んだ本作。人類史上最も危険なミッションに挑んだ宇宙飛行士ニールアームストロングに焦点を当てた作品。宇宙船内のシーンや訓練の様子はニールの視点で描かれているので、観ているこちらも緊張感を感じるほどでした。IMAXならではの臨場感、映像、音楽、ストーリーとどれを取っても最高な作品でした。
「感じる」映画
今年15本目。
冒頭の宇宙空間への離着陸の迫力あるシーンで、この映画は「感じる」映画なんだと思いました。
臨場感がとにかく凄い。
チャゼル監督は、その臨場感を出す為に、ゴズリング視点の映像を、撮るように工夫しました。
また、映像だけでなく、ストーリーも、奥さんを演じるクレア・フォイと夫のゴズリングの、濃密なやり取りが良かったです。
1969年7月20日、アポロ11号月面着陸の、あの当時の興奮を、生まれてないですけど、映画を通して、感じる事が出来ました。
冒険主義と家族愛
La・La・Landの監督、主演男優が次に選んだのがこの作品。
実際は、La・La ・Land制作前には2人はこれをやろうと決めていたらしい。華やかなパステルカラーの世界から、モノトーンで寡黙の世界へ。
その幅の広さ、揺れ動きの大きさには感心してしまう。
彼らの頭の中はどうなっているんだろうと感じてしまう。
この映画、ポイントは2つ。
①男子の冒険主義について
②それに対する妻の家族の思い
①簡単に冒険主義と言ってはなんだろうけど、あのアポロの中の衝撃に耐える。それは冒険主義、ヒロイズムがなければ絶対にできないと思う。
記者会見でもアームストロング船長は冷静さを失わない。
いつでも彼はそうだ。そう見える。何か、ポーズのようでもあるのだが。
莫大な国家予算を使って、こんな無駄なことをしなくてもいいのでは?
そんな時も、俺は俺、与えられた使命を果たすだけだ。
ただ、一緒に訓練した仲間が何人も命を失くしたときに、心が動いた。
黙っていてくれ!一人にしてくれと!
気持ち悪くなるほどの衝撃は、それが強ければ強いほど、アームストロングの快感につながっているのではないかとも思える。
②不動とも見える男のカウンターカルチャーとしての家族。
ただ、そんな男のヒロイズムも全然受け入れられないと妻が言う。
「ダメだわとそんなの、一人だけで悦に入っているのは許されないのよ!」
60年当時、今とは全く違う価値観が存在した。一緒に彼の英雄的な姿を賞賛するのが現代的なのかもしれない。でも、当時は違ったと言うべきだろう。
「子供たちにちゃんと説明して!どうなるか、わからない行動のことを」と迫る。そして、子供達の前で説明する一人の英雄がいた。これが本当なのだと思う。
妻を演じたクレア・フォイという女優。生活感があって、とても強いキャレクターを見事に演じているのが小憎らしくもあり、素晴らしくもあった。
衝撃的な映像だけでなく、それを受け取る家族の愛。
それであって、この映画の価値は何倍も上がるのだろう。
アメリカの宇宙開発の歴史とアームストロングという偉人の生き様を学ぶ...
アメリカの宇宙開発の歴史とアームストロングという偉人の生き様を学ぶことができる。学生の教材のような映画で娯楽作品ではなかった。
宇宙飛行士列伝
宇宙カプセルの窓めちゃちっちゃい。
宇宙カプセルめちゃめちゃガタガタする。
宇宙めっちゃ静か。
というなかなか地味な絵面の映画だけど、いいもの見た感がハンパない。
ニールアームストロングにとって何が日常だったか、何が耐えきれなくて、何が嬉しくて、周りの人間はどのように彼を理解しようとしたのか、というのが同じ画面にちゃんと収まっているから。
あれだけガタガタしたコクピットが宇宙に到達するといきなり無音になってホッとしたような気になるけど実はその無音のよそよそしさの恐ろしさというのが伝わってくるところとか最高。
月に行くことは
貧困、差別をなくしたり、戦争をやめたりする事よりも易しい事だったのかもしれない。
国家の威信をかけ、人命を軽視すれば…
このミッションの意味の多様性、多層性、光と陰が、アームストロングを通して描かれている。
犠牲者はまるで生贄のようだ。
2019-11
スクリーンいっぱいに月面が映る瞬間だけで、ビール3杯はいけます。
アホ要注意映画なのはわかってましたが(『ドリーム』で経験済)、挑戦。
やっぱり用語は難しくて、撃沈。
ただ難しいのは用語だけで、ストーリーはついていけます。
うまく言えませんが、そこまで感情の起伏が激しくなく、さらさらと流れていくのはリアリティがある。
いいか悪いかは別です。感情移入がしづらいかも。
用語はわからなくても、月面がフルスクリーンに映し出されたらもう完敗ですね。
美しいとか、じゃない。
なんか、すごい。
そこまでの努力や犠牲を見ているからというのもあるけど、月って黄色く光ってて綺麗なイメージですが
映画では、キリマンジャロやエベレストみたいに「登れるもんなら登ってみれば?」的な、挑戦者を待ち受けてるかのように立ちはだかっていました。
やっぱり簡単にはゾゾれないですね。
だって宇宙に行けたとしても、絶対エイリアンとプレデターおるし、壮絶なお家騒動でライトセーバー振り回してるし←
息をするのもためらうような緊張感
無音のシーンでは息をするのもためらうような、そんなすごい緊張感の連続でした
「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩」、その言葉通りあまりにもたくさんの犠牲を伴っての月での第一歩
でもそれがそんなに必要な事だったのか、それが私には理解できませんでした
アメリカという国の力の保持のためだけのように思えて
アポロ11号に携わった方たちにはどうしても成功させたい事だったのだとは思いますが
全然感情が出ないニールは宇宙飛行士になるにはそういうタイプの方が合ってるのかもしれませんが、奥さんが感情を爆発させたシーンはリアルで切なかったです
宇宙には行きたいと全く思いませんが、宇宙はキレイでした
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