ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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臨場感あるドキュメンタリー映画みたい
月を歩いた宇宙飛行士の実話を元に制作したのは分かるが、ニール・アームストロング船長とその家族や周囲をドキュメンタリー再現したかのように、押さえた表現で進む映画。
盛り上げるような音楽も無し。
世界に名を轟かせたアームストロングの実生活での大きな不幸(娘さんの病死)。
過酷な訓練。
一寸先に死がやってくるかもしれない日々。
そんな夫を持つ妻の苦悩。
仲間の度重なる予期せぬ事故死。
宇宙探査に税金を使うなという世論からの酷評。
大変なアウェイ感の中での月着陸だったのだなと知った。
月のクレーターに娘さんの遺品ブレスレットを、そっと捧げ置いてくるシーンは美しく、泣ける。
月に向かう宇宙船の中で起きる激しい衝撃(揺れ)や非常ボタンが鳴り響き対処する緊迫連続な様子がリアルで見ていて緊張する。
月面に近付き着陸する時、月面に降り立ち動いた時の臨場感。
月面ってサラサラの砂地みたいで意外だった、靴底跡がくっきり残って。
船長、生きて帰れて良かった。
月に行くなんてよく思いついたよ。
50年も前。宇宙へ!なんて夢の話じゃない。過酷な訓練、ひどい待遇に耐えた、人、家族があった。
奥さんもタバコの本数増える、暗い表情にもなる。
知らなかった。
ライアン・ゴズリングをウキウキ鑑賞しようとしても今回は、ダメ。
Wikipediaによると、アームストロングの成した偉業は、アメリカの偉業でなく、人類の偉業であると思っていますと言って反感を買ったと言う。
アメリカ国民の血税で、成した事だと。
ライアン・ゴズリングは、本当にニールの気持ちになったんではないか。
『ひとりの人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な飛躍だ。』
この名言と共に批判、国の計画、個人に対する期待、いつも当事者でない自分のなんと無責任なこと、人類として反省した。
エンタメ映画を期待して観に行くと、期待を完全に裏切られます。 史実...
エンタメ映画を期待して観に行くと、期待を完全に裏切られます。
史実としてもアームストロング船長は地味で控え目な人だったようですから、この演出もありだと思います。
月面に降りる時の静寂が印象的でした。
体調が良い時に観るべし笑
酔いに弱いわけではないが、体調があまりよろしくない時に観たせいか、序盤のグルグル回る訓練のシーンで酔ってしまった。
そのせいか、前半は睡魔と闘いながらの鑑賞となってしまった。
色々と苦労があったことはよくわかったが…
しかし後半、アポロ号が月に向かうシーンからは画面から目が離せなかった。
自分自身もその場にいるかのような臨場感たっぷりで、怖くもあり、月に着陸するまでがとても長く感じられた。
そして月への着陸シーンは感動そのものであった。
ヘルメットで表情は読み取れなかったものの、実際彼らはどんな気持ちだったのだろうと想像すると涙が出てきそうになった。
映画の総評をするならアポロ計画以降、月への着陸までは純粋に楽しめるので星4(4DXで観れば5だったかも)だが、それ以前の話や映画のオチというか伝えたいこと?(娘のくだりいる?)はよく理解出来ず、星3といったところだろうか。
なんでも最初にやり遂げた人は偉大。
人類にとっての大きな一歩。まさにその通り。
宇宙飛行士ってかっこよくて私たちはスポットライトが当たっているところだけに目を向けて単純に憧れたりするけど、その裏にはいろんな苦労があるんだろうな。
今日にいたるまでにたくさんの犠牲もでたしそれでも月面着陸を夢みて突き進むのは勇敢なのか無謀なのか。
何度も失敗して同僚が死んでいく中で宇宙飛行士に選ばれるのはどんな気持ちなのかな。彼らが言う「光栄です」は複雑。
月面着陸成功するの失敗するのどっちなの怖いってときにポルノグラフィティのあの歌を必死に思い出して、あ、大丈夫だなって安心して観れました。
このままだとあと40秒で気絶しますってそんなこともわかるんだ。
月の土地買えるって聞いて誰にお金払うのかとおもってたけどアメリカだよね。これだけ苦労しての一歩なんだから早い者勝ちでもしゃーないなと。
まぁ映画としての面白さは普通。
前澤社長月に行くのかな。気をつけて行ってきてね。
軽く宇宙体験
冒頭の訓練からラストの月面着陸まで、ニールの視点、立ち位置の視野・音・空気感がうまく再現されており、当然リアルをしらないのだが、リアルと感じられる。
有名なニールとジャネットのセリフが少し映画から浮いて見えるが、それがリアルさをより強調する
ミッション。
白人は月へ行く(だっけ??)、世間の風潮を唄う必要あるかなぁ。
まあ、そこは面白い演出だなって思ったけど。そんなにやりたかったらララランドもう1回やったら?そっちの方がよくないか??
セッションのアポロ計画版。
ミッションのシーンは今までに見たことないような演出。
さすがだなって感じだけど、途中途中のドラマ部分との落差がありすぎ。
セッションと違うのは、その部分が退屈にしか思えなかった所かな。
だから、興奮と寝られる、の両方です。
硬派な良作
アポロ11号のミッション自体ではなく、ニール・アームストロング個人に焦点をあてた硬派な伝記。
それでありながら、ストーリー、編集が練られていて、最初から最後まで集中が切れることなく見られた良作。
今まで、ニール・アームストロングは、無口で冷徹というイメージがあったけど、家族との関係を乗り越えて任務に徹するため、だったのだろうかと思った。
緊張感が続く
エンターテイメントって言うよりは緊張感を強いられたような。
宇宙計画、月面初歩行、あの有名な「人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩だ」
この映画を通して聞くと、その背景とか垣間見え凄く重い。
いい意味で。
キャプテンに選ばれることが喜ばしいだけでなく死と隣り合わせだったんだ。
解っていたつもりで解ってなかった。
凄まじい臨場感と人間ドラマ
16ミリのザラザラした質感とクローズアップで描く狭いコックピットの臨場感は凄まじい。今から見るとあまりにローテクな計器類。轟音と振動、そして呼吸音。大気圏を抜けると、一転して無音。音響効果が素晴らしい。
ドラマ部分も節度をもって的確に描いている。長男との握手シーンにはぐっときた。
これだけの技術と構成力で人間を描けるチャゼル監督は、クリント・イーストウッドの後継者と言える。これからの作品が楽しみ。
月に行く ということ
冒頭シーンから手に汗握る緊張感で映像に引き込まれた
いくつもの不幸な出来事がありアームストロングの不安や葛藤が映像を通して感じられ、そしてロケットで宇宙に打ち上げられ遂に月面着陸を果たすわけだがそれも見事に体験させられた
今や当たり前のように宇宙に行く時代、民間人でさえも宇宙旅行が現実味を帯びてきている時代
誰もが初めて月面着陸した男のことは知っている
多大なる犠牲があったことも知っているかもしれない
しかし、本当にその偉大なる業績の裏にあった出来事に想いを馳せたことがあるだろうか?
現実に起こりその時に感じたことのどれほどを体感できたかは分からない
しかし、宇宙に行く、月に降り立つということがどういうことかを垣間見れたことは僥倖であった。
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