ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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極まれり
「セッション」「ララランド」の両作とも、観たときに「迫っ苦しい映画だな」って思ってたけど、この映画はデイミアン・チャゼルここに極まれりって感じだった。
それが、アポロ計画やニール・アームストロングという題材には上手くハマったんだと思う。
ただ閉所恐怖症の人は無理かもw
全てがリアル。
『ファースト・マン』字幕版
*主演*
ライアン・ゴズリング
*感想*
実は映画館で見たかったんですが、諸事情で見に行けなかった作品。DVDで拝見しましたけど、迫力がありました!
ニール・アームストロングは聞いたことがあります。人類で初めて月面に降りた宇宙飛行士。その人物にフォーカスをあてたドキュメンタリータッチで描かれた作品。
宇宙の専門用語とかたくさん出てくるので、良く分かりませんが、先ほども書きました通り、ドキュメンタリータッチで描かれてるので、登場人物たちの心情描写が上手く描かれてるような気がした。
病気で亡くなってしまった娘やニールの仲間、世間の目、全体的に重かったけど、終盤は、良い感じにまとまってくれたので、良かったです。
あと、感情を押し殺したニールを演じたライアン・ゴズリングの演技も素晴らしかったですし、アポロ11号の船内もリアルで、グルグル回るシーンとか、結構リアル。全てがリアルに描かれてて、めっちゃ上手いな~って思いました!(^^)
ぐるんぐるん
宇宙もの特有のスリル表現は新境地。制御不能のジェミニ。こっちが目が回る。音響賞も納得の演出。
ライアンゴズリングのためのある陰のある演技が冴える。妻役、クレアフォイの目力の強さ。ラストのガラス越しのシーンが印象に残る。
冒険者は好奇心よりも使命感。
静けさと音楽が心に響く
50年前、月面着陸は、人類にとっての大きな一歩だった。
今でこそ、宇宙へ行くことも月へ降り立つ姿も当たり前のように見れるが、当時はそれがどれほど危険なことか、ニール・アームストロングは周りの仲間の死や自分自身の訓練でのトラブルで、恐ろしいほどに感じていたと思う。
それでもなぜ、彼は諦めなかったのか。
少なくとも、1969年にこの月面着陸がなかったら、科学の進歩も大きく変わっていたと思う。
危険と隣り合わせになっても、成し遂げる気持ち。
彼は、静かに家族と向き合いながら、人類にとっての大きなミッションに立ち向かっていった。
私たちが、今こうして触れている様々な科学には、それを命をかけて生み出した人々の志が詰まっていることを改めて感じた。
宇宙の孤独と恐怖
ライアン・ゴズリングって永遠に名前覚えられない。「音」が印象的なところは「ゼロ・グラビティ」と似たものを感じたが、今作の方が劇的な演出が少ない分、宇宙の「孤独」と「恐怖」を手触りを持って感じた気がする。ラストシーン、ニールと妻の切ない交流が本当に素敵。
進歩とは
私がこうやってiPhoneを使って沢山の知識にアクセスできることも人類が進歩したからこそなのですが、沢山の犠牲の上で成り立つ矛盾を感じてしまって、必ずしも科学の進歩が人類にとって幸福なのかどうかがわからなくなってしまいました。そしてある意味進歩の犠牲者であるニール・アームストロングは広い宇宙の片隅で何を思っていたのでしょうか。
【少し、インターステラーを思い出してしまった作品。寝息複数。分からないでもない。が、キチンと観ればスケールの大きな面白き作品也。】
ー 挫折知らずの、チャゼル監督の意欲作。ー
・大画面に映し出されるデイミアン・チャゼル監督宇宙の映像は流石に凄かったが、少しストーリーが単調だったかな。
・夫、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)を危険な宇宙に送り出す妻(クレア・フォイ:今作で初めて知った女優さん)の、心の葛藤など、面白かったけどね。
・特に、困難を乗り越え、地球に戻った際の浪打際で、重力のある大地を踏んでの一歩を写したシーンは今でも覚えているなあ・・。
<鼾をかいているおとっちゃんたちに、飴を投げつけながら観たなあ・・。(ナカナカ、当たらなかった・・。)
”映画観るんだったら、寝るなよ!”と言う記憶も鮮烈な作品である。>
<2019年2月9日 劇場にて鑑賞>
ラストは圧巻の映像美!!人類が挑んだ困難の過程。
【賛否両論チェック】
賛:危険な任務をこなしてきたアームストロングや、周囲の人々の葛藤が淡々と描かれていく中で、それでも挑み続ける姿が感動を誘う。月面の映像美も必見。
否:アポロ11号のシーンは意外と少なく、伝記的な部分がかなり多めなので、人によっては退屈してしまいそう。
「月に行く」という途方もない計画のため、常に危険と隣り合わせのミッションに挑んでいたアームストロングと、最愛の妻や子供を始めとする周囲の人々の苦悩や葛藤が、淡々と進む物語を通して描かれていくのが印象的です。
そしてやはり注目すべきは、クライマックスの映像美。月面着陸のシーンは、まさに息を飲む荘厳な美しさがあります。
ただ逆に言うと、全編を通して主人公の歩んできた道のりを描いているので、アポロ11号の月面着陸をメインに観たい人にとっては、かなり退屈かも知れません。その辺りは好みが分かれそうなところです。
何はともあれ、当時を知る方々にとっては必見の作品といえそうです。
危険過ぎた、本当に!
「人類史上、最も危険なミッション」
これ映画のキャッチコピーなんですが、
危険すぎるだろ、おい!!
「ラ・ラ・ランド」と「セッション」でお馴染みのデイミアン・チャゼル監督ですが、今回はジャズ映画と打って変わって良い意味で硬派です!
アポロ11号に乗って、人類で初めて月に行ったニール・アームストロングの物語。
僕自身、アポロ11号の話は小さい頃にドキュメンタリー番組で観たくらいで、苦労したというのは何となく知っていました。
捏造説も流れているのも有名ですが、この映画を観て確信しました。
アポロ11号は月に行っています!
というよりこれを観る限り、あんな壮絶なエピソードを偽造して作れるとは到底思えないです。
この映画日本ではそこまで絶賛されていませんが僕は結構好きです!
何が一番良かったというと、
ジェミニやアポロといったロケット内で、離陸中の様子が映し出されるのですが、ロケットが揺れるように画面も物凄く揺れるんですよ!
まるで自分もロケットに乗ってるかのような錯覚に陥りました(x_x)
それくらいリアルだったので、トラブルが発生する時が物凄く怖いし、早くそのシーン終わってくれと思いました笑(勿論良い意味で)
この映画、実話なので結末はわかっているとはいえ、最後まで手に汗握りました。
ミッションは本当に壮絶で、事故によって亡くなった人達も何人もいたことを初めて知りました。
月に行ったのもかなり命掛けだったんですね...
こうした事もあるから捏造説も流れたのかもしれません。
また、この映画ではライアン・ゴズリング演じる飛行士ニールの妻の方にも焦点があてられ、彼の家族や妻としての心情等が描かれていて良かったです。
ミッションに挑戦するニール・アームストロング氏の心情やそれを支える妻の覚悟等が描かれていて非常に心打たれます。
月に行く直前は思わず目に涙が溜まりました。
ライアン・ゴズリングの演技も相変わらず良く、妻を演じたクレア・フォイは今回初めて見たのですが非常に良かったです!
そして、終盤の演出は評判通りの感想です!
手に汗握るし、映像は綺麗だし、
色々と語りたい事は多いですが、そこはやはり劇場で観てほしいです。
こうして絶賛はしていますが、最初の方は少し退屈に感じてあまり面白くなかったです。
というのも、月に行くまでの難しい理論や計算等が多く描かれていて、そこには個人的にあまり興味が沸かなかったです。
そこは決して欠点では無いと思いますが、個人的には少し微妙に感じました。
一部で騒動になってた「アメリカの国旗」は小さいけどちゃんと映ってました!
この映画、劇場で観た方が絶対に感動出来ると思います。
特にラストは!
なので、少しでも興味のある方は絶対に劇場で観た方が良いです!
アメリカ~
この監督が才能あるのは分かる。だが セッションから3作見て やはり 何か好きではない。何が? 思わせ振りな感じ?映画を見ながら 監督の手腕 才能がちらついてしまって、どこか入り込めないのだ。
でも IMAX仕様だったのか 何故IMAXは直ぐ上映終わってしまうのでしょう これはIMAXでみたかった
うーん いろんな宇宙NASA映画アメリカ造るな~ いや 日本JAXA映画はやぶさ3部作 どれも役者が違うだけ?観てないで言いますが… はやぶさにケチつけたい訳ではないですが…
宇宙飛行士の出征。魅力は映像美。
誰もが知る月面着陸の瞬間。歴史に残ったのは、成功したから。その成功の延長線上の未来に生きる我々には、その計画、挑戦は必然に見えるが、当時はとてつもないリスクと犠牲を覚悟しなくては成せなかったこと。
アームストロングが飛び立つ直前の妻の怒号で、それがよくよく伝わります。まるで、出陣する特攻隊員を送り出すかのような前夜。
宇宙飛行という壮大なテーマの割に、全体としては起伏がなく、娘の死も仲間の死も淡々と伝える展開はやや退屈かもしれません。史実をきっちり収めるために、ドラマ性は抑え気味、ドキュメンタリー風。そんなストーリー展開をカバーするのは、映像の魅力。無音で視覚効果を高めた静寂の月面風景は、圧巻です。どうか、その美しさを最大に享受するために、今から観る方々には是非とも携帯電源オフのダブルチェックをお願いしたいです。バイブ音でも、鳴ってしまうとあのシーンは台無し!
ニールがあることを乗り越えるために挑んだ怪物“月”への挑戦
思ってた以上に冷たく、ある種の文芸映画でありホラー映画だった。
ニール・アームストロング船長が月という大きな山に挑んだ理由とは←感動
監督の容赦ないリアリズムは毎回えぐいし、ライアン・ゴズリングとクレア・フォイの演技も印象的で良かった。
悪い点ではないが、インターステラーとかオデッセイ系統の宇宙映画だと思ったら全然違う。ドリームみたいな宇宙に行くまでの過程がほぼメインの映画だから好き嫌いは分けれるかも。
伝記でノンフィクション、オリジナルじゃないので、セッションやララランドみたいなラストのデイミアン節はおとなしめで、2時間ちょいの映画なので、飽きるかも。
最近まで月面着陸捏造説を信じていた・・・
1977年の『カプリコン1』を映画館で観たときから捏造説を信じるようになった。以来、飛行機は飛ばない説など、米ソ冷戦などを学ぶにつれ米国の尊厳として陰謀を企てていたという方が真実味があったようますます疑念が生じてくるほどだった。『ライト・スタッフ』や『アポロ13』などといった映画で徐々に信じるようにはなったけど、その後、月に誰も行ってないことでまた疑問が・・・。
NASAが機密扱いしていたアポロ11号との交信記録が公開され、ようやく信じる気になった。アカデミー賞の視覚効果賞を獲ったことや、13日にTBSで放映された「宇宙プロジェクト」なる番組で、この映画の宣伝みたいな内容があったので、ようやく最終日になって観る気になったのです。ちなみに1202のアラームも紹介していました。
冒頭から重低音の響くテストパイロット時代の映像。そして、幼き愛娘カレンの死。その悲しみから逃れるべくしてNASAの宇宙飛行士に応募する経緯。過酷な訓練と、友人たちの事故死。生きて帰れる保証もないし、ニールが時折見せる虚ろな表情がまた妻ジャネットの目を通して悲しくさせる。
ケネディ大統領の月面着陸するという演説も効果的に挿入され、ソ連に勝つために死に物狂いで訓練したようにも思わせながら、ニールだけは違ったのだと感じた。月に降り立ったニールが亡き娘のブレスレットをクレーターに投げ入れるシーンで彼の目的が弔いでもあったと思わせ、帰還後隔離中にガラス越しでジャネットと指を重ねるシーンで終わるところも素敵だ。
映画では扱っていませんでしたが、「一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大なる一歩」という名言以外にも、ニクソン大統領から「アメリカの誇り」だと称賛されても「合衆国のみならず、平和を愛するすべての国の人々、好奇心、未来へ希望を持つ人々を代表して」と、米国第一主義には反する意見を述べたという。さらに、宇宙飛行士仲間は次々と政界に進出しているのに対し、政治家への誘いを頑なに断ったニール。後日談ではあるが、テロップ等で扱ってほしかった。
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