ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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淡々と話が進む・・・
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」の言葉で有名なアームストロング船長の話だが、あまりにも物語が淡々と進むだけなので、何度も襲われた睡魔との闘いながらの鑑賞だった。
うーん、普通。
初めに予告編を見て期待し過ぎました。
宇宙空間で無音シーンがあるのですが途中で睡魔が来てしまい私の意識が飛びそうになりました。
前澤社長も同じ経験をするのかと思いながら、映画を観てるとZOZO(ゾゾっ)とします。
魂を震わす本物の作品
恐らく賛否分かれる作品であろう。
すでにレビューであるように、人類の挑戦に心打たれる人あり。
または、あまりの単調な流れの作品に退屈してしまう人あり。
様々であろう。
しかし、この作品は私にとって、魂を打ち震わす最高の内容であった。
結論は当然知らぬものがいないのに、誰だって分かりきっている答えがあるのに、でも、こんなにも心を奪われてしまうとは思わなかった。
内容は本当にシンプルだし、SF映画の様な派手さも、ひねりも、劇的な逆転劇だってありはしない。
ただ、人類の進歩のために、命をかけて夢を追い続けた人たちがいたんだ。
そのただ真剣な生き様に、ただただ心が震えてしまっていた。
私は、アクションだって好きだし、SFももちろん、宇宙映画ではスターウォーズにスタートレック、宇宙戦艦ヤマト、アルマゲドン、そうした作品だって大好きだ。
単調に流れていく映画だけを愛しているという訳ではない、いやむしろ私は内容よりも、派手さやひねり、ストーリー展開のエキサイティングさに心踊るタイプだ。
けれども今回は違った。
命をかけるとか、夢を追うとか、努力するとか、そんな言葉の重みをこの映画を観るまで分かってなかったかもしれない。
人類史に奇跡を起こしてくれた、命をかけたアメリカ人に敬意を払いたい。
人類は、明日も未来に向けて永遠の挑戦を続けてゆくのだろう。
アームストロングの奥さん悪過ぎ子供はシッカリ育てるから
ひどい奥さんで、さぞ苦労されたと思います。旦那さんが命掛けて、取組んでいるのに、ヒステリー起こして。逆でしょ。もしもの事が有っても子供はシッカリ育てるから、と言えないのか。あと味の悪い映画でした。
静かぁ〜に淡々と
家族との描写から訓練シーン、会議の場面と単調に繰り返し流しているだけのようにも!?
D・チャゼルは「ラ・ラ・ランド」同様、R・ゴズリングの良さを引き出せていないのでワ。
誰一人として魅力的に感じられる人物も皆無で、無表情で血も通っていないような"ニール・アームストロング"の人物像に伝記的なモノとしてもイマイチ。
サイレント映画として成立するような、字幕を読まなくても理解できる雰囲気!?
特筆して印象的なシーンもなく、ボー然と鑑賞。
新たなデイミアンチャゼル節
ララランド、セッションのようなラストではなく。静かな「無」で終わる。夢、目標を描いてきたチャゼルがそれを達成した物を描いた。アームストロング船長をリアルに描き観るものによって感じ方は様々だろう。
万人ウケする映画ではないかもしれないが、60年代をリアルに感じさせるフィルムでの撮影、極力ソリッドにした音響、そして控えめなライアン・ゴズリングの演技。
なぜアカデミー賞にノミネートされなかったのか。
アポロ計画とは
アポロ計画=「人類史上初、月に行ってきぜ!」程度の理解しかないものですが、裏ではこんなドラマが繰り広げられていたとは...
アポロ計画とはなんぞやをある程度ちゃんと理解することができて(もちろんまだまだ触りの部分だけかもですが)、それだけでも観に行った価値がありました。
輝かしく壮大な物語の裏に、深く重くのしかかるような人間ドラマの数々があったことに感動を覚えつつ、それを表現してくれたことに感謝の念さえ覚えます。
月に降り立つまでの激しく揺れるカメラワークおよび音響、それとは対照的な月に降り立ったあとの静寂の演出、からのラストシーンにグッときます。
ぜひご鑑賞ください。
静かな作品でした
本作はアームストロング船長の波瀾万丈な人生の話かな?と思っていましたが、ちょっと違いました。
家族思いだけど、それを表に出さない、普通の人として描いていました。
彼にとって、月への挑戦は何だったのか・・ちょっと自分には分かり辛い内容でした。
全体的にアームストロング船長の視点で描かれていましたので、宇宙船の小さな窓でしか外の景色が見れないところは、自分が宇宙船に乗った感じがして、楽しかったですね。
船長、面白くないです
演出、音響、映像全て最高の映画。特に月面の表現は息を飲む美しさ。
ただし以下の欠点を除けば…。
実在の国家的英雄を描く以上、下手な脚色が出来ないのはそりゃ仕方ないですけどね。
ハッキリ言ってつまらない。特に、アームストロング船長のキャラがつまらないのが最高にイタい。
アポロが旅立ってからは流石に面白いけど、少なくとも旅立つまでの1時間半は、とにかく 退 屈 だ。
そもそも実際のアームストロングも、クソ真面目であんまり面白い人じゃなかったらしいですね。
結局、アームストロングが無条件で尊敬される国あるいは世代でのみ有効なドキュメンタリーなんですよ。事実って退屈だよね。
ところで船長、アポロの25年後に離婚したらしいですね。事実って面白いよね。
宇宙…それは人類に残された最後のフロンティア
SF作品って言うよりは人物に重きを置いた作品ですね。
クルーに選ばれるってめっちゃ名誉だけど妬みとか描いちゃうところが監督らしいなと。
特撮の粗を隠す為?画質は粗いですが見づらくはないです。
ただ宇宙空間って暗いから寝落ちしそうになります。
当時の技術で月を目指すってやはり先人は凄い!
ソ連に対するアメリカの対抗意識の賜物なんでしょうけど…
地味。でもそれが「人」というもの。
宇宙空間で起こる様々なトラブルを乗り越えて偉業を果たし、奇跡の生還…といった、いわゆるSFモノとは違う。
キャラクターの体温さえ感じる距離感で、人間の姿を上品に、穏やかに、そして切なく描いたヒューマンドラマだった。
派手な演出は少ない。
「ゼロ・グラヴィティ」とか「アポロ13」みたいなモノを期待すると物足りなく感じるかも。
宇宙でのシーンについても、『神の視点』とも言える「引き」の画はほとんどなく、観客に与えられる「画面の揺れ」と「計器に現れる数字の動き」「小さな窓からわずかに見える外の景色」といった情報から何が起きているかを感じる、つまり搭乗員と同じ『人間の目線』で事態を乗り越える、というのがこの映画のスタンス。
そして「音」。
音楽の良さはデイミアン・チャゼル監督作品である以上もちろん言うまでもないが、今回も、小さな音、その距離や方向に至るまでこだわり抜いた感じは否めない。
鑑賞中、音の発生元を求めて振り向きたくなったのは私だけではないのでは?
主人公のニール・アームストロングは決してスーパーヒーローではない。過酷な訓練に耐え、社会の批判の矢面に立たされながら、それでも口数は少なく、感情的になることもない。だからこそ観客は「変人」にさえ見えてしまう彼の内面を覗きたくなる。彼の見ているモノを、彼の視点で、彼と同じコクピットに搭乗することで感じ…たい。
ラスト、(月面着陸は史実だからネタバレではないよね)大切な人を失いながらついに月面に辿り着いた彼が何を思い、何をしたのか。
世界の歴史に名を残した偉人の物語ではなく、一人の職業人であり、一人の夫、一人の父親としての彼の姿を描いている。
極端に言うと、ある男性に焦点を当ててドラマを作ったら、たまたまそれが人類で初めて月に降り立った人物だった…と言ってもいい。
『人間を描く』
鑑賞直後よりも、家に帰って思い出し、噛み締めるほどにその作り手の想いが伝わってくる気がしている。
観た方なら分かるはず。
あのラストシーンの二人が、何と可愛らしく、優しく、何と美しく、愛おしいことか。
奥さんのクレア・フォイの演技も素晴らしい。この人、ホントに役によって別人に見える。
とっても大人な映画。
今までの監督作品は皆好きだが、中でも本作が一番好きかも…というか、時間が経ってどんどん好きになっていく自分がいる。
ぜひ、あの「月」を大きなスクリーンで感じて頂きたい。
不覚にも泣けてしまいました。
月面での最後のシーンは途中から「たぶんこうなるのでは」と予想が付いてしまうような展開なのですが、不覚にも涙が出てしまいました。ただ、史実なのかは疑問ですが。
感心したのは月着陸船がハッチを開けた瞬間に無音となる事です。分かっていても映画効果のためなのでしょう、宇宙空間のシーンでも音がする映画がほとんどですから。
4DXで見るべき
演技◎演出◎構成◯題材はチートなので評価に入れてないです。久し振りに良い映画に出会えました。4DXで見たのですが席の動きが完全に映画とリンクしていて恐怖すら覚えました。4DXで見てなかったら評価は4くらいだったと思います。とにかく上質な映画なので見て損はないですお勧めします。
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