ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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ヒゲ無しゴズりんが素敵
臨場感溢れる映像が素晴らしかった。ヒゲが無いゴズりんもまた素敵でした。終始落ち着いて物静かなアームストロングさん。月面着陸だけではなくお嬢ちゃんとの思い出いっぱいのヒューマンドラマでした。過酷で危険な訓練はいつ命を落としてもおかしくないし、ジェミニ計画のシーンでは気絶寸前でも頭を働かせて正確な判断しなければならず、観ている側も凄く力が入りました。
事実を正確に追っているかのようなストーリーでゴズリングもクールに演...
事実を正確に追っているかのようなストーリーでゴズリングもクールに演じている。殊更「感動作」に仕立てていなくても深く感動してしまう。月面への第一歩は劇場が静まりかえる臨場感だった。
ガッカリ
期待して見に行きましたスタンリーキューブリック並みかと思ったらストリーの流れが突然変わり鬱としいカミさんと暗い子供が!また突然場面が代わり唐突なストーリーの流れの中で大音響の効果音!ただ煩い!飛行士の苦労をあまり上手く表現出来てない。
月の美に感動する。
1969年人類初の月面着陸したアポロ11号。
宇宙飛行士 ニール・アームストロングの壮絶な半生を淡々と描きながら、月面のシーンは何ともいえない神秘な美を堪能できる作品。
この素晴らしい映像を見るだけで、涙が頬を伝う。
カメラの、アップとグヮングヮン揺れるシーンが多い。
ゴズリングは口数の少ない男の役がピッタリ填まる。
アームストロングの壮絶な半生の伝記として見るよりも、宇宙、月の神秘的な感動を貰うために見る方が、ひと味違ってとても良い作品。
宇宙は怖い
これ観ると宇宙に行くのが怖くなる映画。
徹頭徹尾、ライアン・ゴズリングの顔。視点。「宇宙だ!」という爽快感とかまるでなし。ただただライアン・ゴズリング演じるニール・アームストロングをひたすらに映し出す映画。
しかもニール・アームストロング、暗い。人物として盛り上がることがない。常に静かに、冷静に、怒らず...。そんな夫に怒る奥さん、わかるわ...と思ったり。
というわけで月面着陸のカタルシスはなく(むしろ中盤「宇宙開発なんて...」の件からの民衆の歓喜は皮肉かと思う)、退屈なように感じられるかもしれない。
しかしある人間をがっつり描いた、宇宙開発というものをがっつり描いたという意味ではものすごい映画。
音の使い方。目が回るような臨場感。圧倒的に画と音で見せてくるので、映画館で観た方が良いと思います。IMAXにすればよかったわ...。
あと、多分あまり前列に座ると酔いそうです。
地味だけどいい作品❗
星🌟🌟🌟🌟 予告編が凄く重そうな感じがして気が進まなかったのですが…意外と良かったです❗正直言ってドキュメンタリーのような地味な感じの作品ですがストーリー展開が早く観ている人を飽きさせない上手いやり方でいつの間にか感情移入して観てました❗あと主役のライアン・ゴズリングと妻役のクレアフォイの演技が凄く上手かったのも一因でした❗一歩間違えれば凄くつまらない作品になってたかもしれなかったですがさすがララランドの監督だけにいい作品に仕上げてると思います❗大人の男性にオススメの作品だと思います🎵
地味ではあるが、最後はやはりチャゼル監督らしさ。
アメリカ合衆国の海軍飛行士だったニール・オールデン・アームストロングが人類で初めて月面に降り立った御話を映画化。
観終えた後、正直感動させる様な家族ドラマの様な物は無い。
アームストロングも淡々と話す事もしない。
娘が病気で死に、友が事故で亡くなるに連れて、月に行く事への孤独な使命感が伝わって来る。
あと見所は理系には嬉しいメカメカしい内容。
当時の練習機なども観れる為、技術的には嬉しい。
地味であった為、撮影や音楽にこだわるチャゼル監督らしさはどこかな?と探してもいました。
それはラストにありました。
アームストロングが左足で月へ降り立つ際の無音。
月はほぼ真空なのだから音は聞こえない。
また、広大な月を360度見廻すシーンは息を呑んだ。
撮影にこだわる監督らしく、横長の劇場スクリーンで観て良かったと思う瞬間だった。
後々家庭の小さな画面で観ればつまらないと思うだろう。
理系な私だから面白かった所もある。
なので星3.5ギリ合格評価である。
ラ・ラ・ランドと同じで劇場スクリーンで観て正解の映画ではあった。
単なる伝記ではない,エモーショナルな名作
素晴らしい映画だ.劇中何度も泣きそうになった.
月着陸までの単なる伝記的サクセスストーリーではなくて,アームストロング船長の内省的なキャラクターに焦点を当てた非常にエモーショナルな映画だった.
映像・音響も桁違いに拘り抜いているので,できればIMAXでの鑑賞をオススメする.
ただし,決して解りやすい映画では無いので,一般受けはしにくいだろう.
だが,映画史に残る名作であることは間違いない.
淡々と描き過ぎ・・・・
デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリングだったので、期待し過ぎたな・・・・
本作品、ニール・アームストロングが、月まで行って帰って来たまでを淡々に撮った伝記映画・・・
正直、山もなければ、谷もなく、本当にお話が淡々と続くだけ・・・・
例えば、訓練などもう少し何かエピソードは無かったのかな・・・
幾つかあるエピソードも淡々としているだけで、もう少し脚色してもよかったんじゃない・・・・
当時の時代背景など、私たちの知らないあの時代の事が分かる意味では良かったんだけど、しかし、あまりにも淡々として、どのエピソードも中途半端な印象になっているな・・・・・
本作品、真面目に撮られているので、ある意味、緊張感やプレッシャーは伝わりますが、違う緊張感やプレッシャーがもっと見ているこちらに欲しかった・・・・
う~ん、残念・・・・
これは名作ではないでしょうか
科学系は派手なCGのお祭り映画が多いのでげんなりしていましたが、これはドラマがしっかりしていて、映像も臨場感があり良かったです。特に登場する人達は賢く前向きで、かつ人間らしい悩みや迷いがあるので自分が知っているアメリカ人に近くリアリティがありました。
ネジが不安w
悲しみ、緊張、不安、悲しみ、緊張、不安、不安、悲しみ。
もうネジが不安。そこから壊れそうでとにかく不安。アメリカ政府の意地のために不完全な物に乗せられてる感が凄い。死が常に隣り合わせ。緊張する。不安になる。
ニールが娘の事語れるようになった変化やラストシーンに涙。ずっとずっと想ってたんだよね。辛い気持ち本当によく伝わった。
嫁の子供達に説明しなさいのシーンでは、クレアフォイの演技が圧巻。蜘蛛の巣を払う女のリスベットよりこっちの方が役が合ってる。
良い映画ですよ。1800円は無駄にならない。しかし、もう少し心を揺さぶる何かが欲しかった。良い映画だけども、映像も素晴らしいけども、心を揺さぶる何かが足りない気がする。よって3.5とさせていただきました。
圧倒的リアリティ
すっごくよかった!
「アポロ13」の時のようなエンターテイメント性の高さはなかったけれど、信じられない程のリアリティがこの映画にはありました。サターンロケットの打ち上げのシーンはなぜかわからないけど鳥肌が止まりませんでした!!
とにかく暗い
「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ本作。
東西冷戦の真っ只中、ソ連に今一歩負けている宇宙開発に月に人類を立たせる事で勝ちを焦るアメリカ、莫大な宇宙開発に疑問を突きつける国民。そんな中アポロ11号の艦長になったニール・アームストロングとはいったいどんな人物だったのか?
「ラ・ラ・ランド」のような映画を期待していくと絶望の只中に落とされる。
とにかく暗い。
「ライト・スタッフ」などにある、明るく楽しいく熱くるしいまでのアメリカ魂みたいな物は一切無く、度重なる失敗で死んでいく仲間のパイロットの死が重くのしかかっていく。
そのうえ開発途中の宇宙船がとにかく怖い。
あの船に乗ることが自殺行為にしか見えない。
視界はヘルメットを着けた先に見える小窓から、見ているこっちも気持ち悪くなるぐらい揺れる。
グラグラする映像がダメな人は最初の五分で揺り落とす親切編集。
けれど、あの時の技術で宇宙に行くというのはどういう事なのかを疑似体験させてくれる稀有な映画。
内臓の強い人はより強く揺れを感じられるであろう4DXがオススメ。
盛らずにそのままを描いた
偉業を成し遂げた人達だから、日常や人生もドラマチック!なんてことはないですよね。
ありのままを盛らずに作らずにそのまま描いた映画だと思いますよ。
実際の科学や宇宙に好奇心を持てる人なら、ついでに人様の生き様や音楽にも興味が持てるなら、十分に楽しめる良い映画だと思う。
音とか映像のこだわりは感じた
単純に、月面着陸第一号!やったー!バンザーイ!という映画ではなかった。半ばそういう映画なのかなと思っていた自分が浅はかなんだけど、ネタの割に深かったなーという印象。それが良いか悪いか・・・かなり微妙だなー、とか思ったり・・・
かなりリアルな映像にこだわりを感じたけれど、細かな時間軸の入れ替えなど混乱を生むだけのような気がした。
孤独感、閉塞感、達成感からは程遠い負の感情がひしひしと伝わってきたし、それが人類の第一歩の真実だと言わんばかりのリアリティー。凄く納得させられるけれど、正直、ストーリーがあまり面白くなかった。音とかを駆使して、宇宙の静寂やらトラブルの緊張感は半端ないけど、いかんせん話が面白くなかった・・・。結局、何が言いたいかさっぱり理解できなかった。そんな主張なんてないかもしれないけれど、何か主張すべき事があるかのような作りに感じたので、勝手にそう思ってしまっただけのこと。
VFX技術の有効活用
まともなガンの治療すら出来なかった時代、オンボロ宇宙船で月に行こうという無謀な計画に、多くの犠牲者を出しながら挑んだアメリカ。この金を食うだけの無駄とも思えた計画が後の科学技術を躍進させたことは間違いない。久しぶりにハリウッドのまともな映画を見た感じだ、少なくとも「アクアマン」の3倍は素晴らしかった、VFX技術はこういう映画でこそ有効なものとなる。本当は月からの帰還時にも最大の危機があったのだが、流石にくどすぎると思ったのか省かれていた。これだけの犠牲を出して得た技術をスパイで盗んだ彼の国に制裁を加えようとするトランプは正しい。
強いストレスに常時さらされている21世紀の現代人は誰もがファーストマンなのかも知れません
心から感動しました
前人未到どころか人類初
その大事業の成否の責任を一人で荷負う
一体そのストレスを普通の人間が耐えきれるものだろうか
ファーストマンも一人の人間にしか過ぎない
その人間にそれだけの巨大なストレスを受け止める事ができるものなのか
私達は半世紀前の歴史的事実として、成功していること、そしてその過程も全て知っています
けれども、その大事業の影に人間の精神の苦しみ、ストレスの計り知れない大きさを理解してはいなかったのです
巨大なストレスの重圧がのしかかり壊れそうな人間の姿
それだけでなく彼の家族
妻や小さい子供達までを押し潰そうとしているのを、懸命に耐えしのごうとする姿を見事に描ききっています
長男の母へのいたずらは子供に及んだストレスを見事に活写していました
フラッシュバックする幼くして死別した娘カレンとの日々は主人公ニールが本当はどのような人間であったのかを提示します
なぜ妻が彼を選んだのかも語られます
そしてその最良の日々の喪失
実はそのストレスこそがニールにとっては巨大過ぎて、もはやニールの心をそれ以上に麻痺させることは不可能だったのかも知れません
それ故に人類初の月面着陸のストレスにも耐えられたのかも知れません
娘の死に向き合うことからの逃避こそが彼のエネルギーの源だったのかも知れません
彼は娘が死んでいなければ宇宙飛行士の公募にはエントリーすることは無かったはずの男だったのです
月面での鎮魂シーンで物語は閉じられます
彼の本当のストレスは死の世界のような月面での娘への鎮魂で解放され閉じられたのです
そして彼は地上に帰ってきます
肉体がアポロ宇宙船で帰って来ただけではありません
その魂がようやく地上に帰って来たのです
月に向かう前に子供達に向き会え、生死が保証できない旅であることを覚悟させろと迫った妻と検疫室のガラス越しに向き合うのです
言葉はありません
ガラス越しにキスを手で交わす時、ニールの魂が地上に舞い戻ったことを妻は知ります
それは彼女の巨大なストレスから遂に解き放たれた瞬間でした
若い時の自分なら、このラストシーンの意味を読み解けることも共感することもできなかった
月に向かう最後の夜の妻の言葉の切実さ、迫力の意味に涙することもできなかったはず
この物語を若いチャゼル監督が撮ったというその才能には脱帽するしかありません
16ミリのざらつく画面は、60年代のそのものの空気を私達に実感させ、登場人物のアップの多用がストレスのレベルを胃に伝えてきます
アナログのメーターは当時の技術レベルを示し、振動しブレる画面、軋む機体の騒音が危険の高さを肌感覚で簡潔に伝えます
見事としか言い様のない演出です
そしてライアン・ゴズリング
彼の21世紀的なにやけた甘い顔は、ストレスに歪んだ60年代に生きている人間の顔になっています
どこからどうみても21世紀の人間ではなく、当時の記録フィルムの中にいる男が動いている姿です
台詞も感情を示すシーンもとても少ない主人公役であるにも関わらず、素晴らしい実在感をみせた名演だったと思います
実在の宇宙開発のシーン、科学考証ともに全く正解無比でした
その意味では2001年宇宙の旅レベルの
正確さ真剣さであったと思います
2001年宇宙の旅は未来の姿をリアルにみせる為に70ミリのシネラマで撮影され、本作は60年代の半世紀過去の姿をリアルにみせる為に16ミリで撮影する
真逆のようで同じアプローチの様に思えました
強いストレスに常時さらされている21世紀の現代人は誰もがファーストマンなのかも知れません
ニールの姿は私達が自己投影できる姿なのです
本作はそれ故に現代に於て撮られるべき必然のある映画なのではないでしょうか?
普遍的な価値を持つ名作だと思います
ロケット物はもうネタ切れなんじゃ
はっきり言って面白くなかったです 単調すぎです
とくにクライマックスの月面着陸後からはほぼ無音で強烈な睡魔が襲ってきました
カメラワークもアップばかりで見づらいし
アームストロングさんて感情無い人だったんでしょうか
全然魅力を感じませんでした
全302件中、181~200件目を表示