ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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誰にも邪魔されたくないほど感動した
「偉大な事を成し遂げるためには犠牲がつきもの」
という言葉はよく聞きますが、
それが大げさな言い訳でなくて、
まさに真実であるということを突きつけられる映画。
最初のシーンから死の危機に直面するニール。
宇宙とは輝く希望では決してなく、未知の恐怖に満ちた世界であるということが強調して描かれる。
事故で次々と仲間たちが死んでいき、
地上でのシュミレーション訓練ですら不完全で、
常に死と隣り合わせ。
いくつもの危機をくぐり抜けていくニールの姿は、
まるで戦争映画のようにも思えた。
それでもやはり人類の宇宙への夢は捨てられない。
スクリーンに映し出された月面の映像を見て、
子供の頃ずっと宇宙に行ってみたかったあの気持ちを思い出しました。
いつかは誰もが宇宙へ旅出てる時代が来てほしい。
地球の檻
地球の外に広がる闇は ヒトの心に広がる闇と似ている。 どこまでも果てしなく、暗い。 その中で輝く星をたよりに人類は時を重ねていく。 地球という檻からの脱出には絶え間ない努力と多くの犠牲があったのだろう。 それでも恐れに負けずその檻から出た男は、 自分自身の心に築いた檻からも解放される。 決して超能力があるわけでもない、平凡な我らでさえも「ファーストマン」になれると気づかせてくれる作品。
理系の人々には語れない
理系の計算や論理で語るには限界がある、 文系の言葉や文法で表現するにはステージが違う段階に入った、 さいしょのだい~いっぽ。 宇宙計画、ロケット開発、理系の人が好みそうな、NASAのマーキュリー~ジェミニ~アポロ計画の<叙事詩ではなく>、 数字では割り切れない、仲間の殉職、家族の葛藤、文系のことばで語るNASAの職員たちの<抒情詩(叙情詩)だった>。 立花隆の「宇宙からの帰還」によると、宇宙飛行士たちが地球に帰還すると多くの人の生活形態がおおむね2パターンに分かれる(例外もある)と。 飲んだくれか聖職者か。 その理由は、宇宙から地球を見ると、あまりに美しすぎて、 自分のちっぽけさに愕然として自暴自棄になる人たち(コリー・ストール扮するバズ・オルドリン(トイ・ストーリーのバズの由来)は生死の危険な状態にも陥ったらしい)、 と こんな美しいもの(地球)が自然の流れで偶然にできたはずがないこれを伝道しようとする人たちに分かれるそうだ。 その2パターンの人たち、あるいは別パターンの人たちの心の裏側にスポットをあてる。 飛行士、職員の家族、仲間全員がファースト・マン。 「アンダーコントロールじゃない!あんたたちがやってる事は説明書の手順通りに進めてる子供のプラモデル作りと同じ。そんなのをアンダーコントロールって言わないで!」とジャネット・アームストロングはファースト・ウーマン。 ファーストとファーストが手を合わせて・・・・の抒情詩でした。
欲張りすぎちゃってるね
アームストロングが宇宙飛行士に選ばれるときから月面着陸から帰ってきた後までの内容を、約2時間に詰め込もうとするから、「駆け足でお伝えしました」って感じが残った。しかし、映像はかなり綺麗で、小学生のときにリアルで見た月面着陸を思い出した。
いつも今が最先端
とても好みの作品でした。当時最先端であったろう技術は今見るとアナログ感満載で、ロケットに搭乗するシーンなんて孤独と閉塞感でとにかくこわかったです。想像を越えてました。 現在の宇宙事業の進歩はパイオニアあってこそで、今でも未来のために振り返ればおそらくアナログ感満載の環境で各分野パイオニアが奮闘してることを感じられる素晴らしい映画だったと思います。 妻として母としての人生を選択した女性の描かれ方も好きでした。
臨場感あるドキュメンタリー映画みたい
月を歩いた宇宙飛行士の実話を元に制作したのは分かるが、ニール・アームストロング船長とその家族や周囲をドキュメンタリー再現したかのように、押さえた表現で進む映画。 盛り上げるような音楽も無し。 世界に名を轟かせたアームストロングの実生活での大きな不幸(娘さんの病死)。 過酷な訓練。 一寸先に死がやってくるかもしれない日々。 そんな夫を持つ妻の苦悩。 仲間の度重なる予期せぬ事故死。 宇宙探査に税金を使うなという世論からの酷評。 大変なアウェイ感の中での月着陸だったのだなと知った。 月のクレーターに娘さんの遺品ブレスレットを、そっと捧げ置いてくるシーンは美しく、泣ける。 月に向かう宇宙船の中で起きる激しい衝撃(揺れ)や非常ボタンが鳴り響き対処する緊迫連続な様子がリアルで見ていて緊張する。 月面に近付き着陸する時、月面に降り立ち動いた時の臨場感。 月面ってサラサラの砂地みたいで意外だった、靴底跡がくっきり残って。 船長、生きて帰れて良かった。
月に行くなんてよく思いついたよ。
50年も前。宇宙へ!なんて夢の話じゃない。過酷な訓練、ひどい待遇に耐えた、人、家族があった。 奥さんもタバコの本数増える、暗い表情にもなる。 知らなかった。 ライアン・ゴズリングをウキウキ鑑賞しようとしても今回は、ダメ。 Wikipediaによると、アームストロングの成した偉業は、アメリカの偉業でなく、人類の偉業であると思っていますと言って反感を買ったと言う。 アメリカ国民の血税で、成した事だと。 ライアン・ゴズリングは、本当にニールの気持ちになったんではないか。 『ひとりの人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な飛躍だ。』 この名言と共に批判、国の計画、個人に対する期待、いつも当事者でない自分のなんと無責任なこと、人類として反省した。
エンタメ映画を期待して観に行くと、期待を完全に裏切られます。 史実...
エンタメ映画を期待して観に行くと、期待を完全に裏切られます。 史実としてもアームストロング船長は地味で控え目な人だったようですから、この演出もありだと思います。 月面に降りる時の静寂が印象的でした。
体調が良い時に観るべし笑
酔いに弱いわけではないが、体調があまりよろしくない時に観たせいか、序盤のグルグル回る訓練のシーンで酔ってしまった。 そのせいか、前半は睡魔と闘いながらの鑑賞となってしまった。 色々と苦労があったことはよくわかったが… しかし後半、アポロ号が月に向かうシーンからは画面から目が離せなかった。 自分自身もその場にいるかのような臨場感たっぷりで、怖くもあり、月に着陸するまでがとても長く感じられた。 そして月への着陸シーンは感動そのものであった。 ヘルメットで表情は読み取れなかったものの、実際彼らはどんな気持ちだったのだろうと想像すると涙が出てきそうになった。 映画の総評をするならアポロ計画以降、月への着陸までは純粋に楽しめるので星4(4DXで観れば5だったかも)だが、それ以前の話や映画のオチというか伝えたいこと?(娘のくだりいる?)はよく理解出来ず、星3といったところだろうか。
なんでも最初にやり遂げた人は偉大。
人類にとっての大きな一歩。まさにその通り。 宇宙飛行士ってかっこよくて私たちはスポットライトが当たっているところだけに目を向けて単純に憧れたりするけど、その裏にはいろんな苦労があるんだろうな。 今日にいたるまでにたくさんの犠牲もでたしそれでも月面着陸を夢みて突き進むのは勇敢なのか無謀なのか。 何度も失敗して同僚が死んでいく中で宇宙飛行士に選ばれるのはどんな気持ちなのかな。彼らが言う「光栄です」は複雑。 月面着陸成功するの失敗するのどっちなの怖いってときにポルノグラフィティのあの歌を必死に思い出して、あ、大丈夫だなって安心して観れました。 このままだとあと40秒で気絶しますってそんなこともわかるんだ。 月の土地買えるって聞いて誰にお金払うのかとおもってたけどアメリカだよね。これだけ苦労しての一歩なんだから早い者勝ちでもしゃーないなと。 まぁ映画としての面白さは普通。 前澤社長月に行くのかな。気をつけて行ってきてね。
軽く宇宙体験
冒頭の訓練からラストの月面着陸まで、ニールの視点、立ち位置の視野・音・空気感がうまく再現されており、当然リアルをしらないのだが、リアルと感じられる。 有名なニールとジャネットのセリフが少し映画から浮いて見えるが、それがリアルさをより強調する
ミッション。
白人は月へ行く(だっけ??)、世間の風潮を唄う必要あるかなぁ。 まあ、そこは面白い演出だなって思ったけど。そんなにやりたかったらララランドもう1回やったら?そっちの方がよくないか?? セッションのアポロ計画版。 ミッションのシーンは今までに見たことないような演出。 さすがだなって感じだけど、途中途中のドラマ部分との落差がありすぎ。 セッションと違うのは、その部分が退屈にしか思えなかった所かな。 だから、興奮と寝られる、の両方です。
硬派な良作
アポロ11号のミッション自体ではなく、ニール・アームストロング個人に焦点をあてた硬派な伝記。 それでありながら、ストーリー、編集が練られていて、最初から最後まで集中が切れることなく見られた良作。 今まで、ニール・アームストロングは、無口で冷徹というイメージがあったけど、家族との関係を乗り越えて任務に徹するため、だったのだろうかと思った。
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