劇場公開日 2019年2月8日

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「Fly Me to the moonなんて軽々しく言えない」ファースト・マン bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Fly Me to the moonなんて軽々しく言えない

2021年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

 Netflix で配信されたのを機会に鑑賞。まず驚いたのは、宇宙船の狭さと窓の小ささ。この狭い空間で月に行くなんて尋常でない。強靭なメンタルを持っていないと一日もたたないうちに精神が崩壊してしまう。

 ニール ・アームストロングが冷静沈着で宇宙飛行士として必要な資質を十分すぎるくらい持っていると知っていたがここまでとは思わなかった。自分が事故死する可能性に対しても他人事のように客観的にとらえていて、奥さんの怒りが爆発するのがよくわかる。

 全体を通して抑制の効いた演出がリアリティを増している。入念な準備と極限状態の訓練が行われていて、メンタル強人のアームストロングであれば、月着陸が実際に成功したのは間違いないと思わせる。捏造説を信じていたて自分が恥ずかしくなった。

 アクシデントで独楽のように回転してしまった機体の様子とか、大気圏を抜けるまでの激しい揺れが主観ショットと近接ショットで見事に再現されている。これは命懸けだね。Fly MeTo the moonなんて軽々しい言葉は絶対言えない。

 ここまで映像はIMAXで見たかったな。

bion
NOBUさんのコメント
2021年5月5日

今晩は
 すこーし、嫌らしいコメントです。
 今作、満を持してIMAXで観ました。
 当方のレビューにも書いた通り、”面白かったのですが・・”周囲から心地よさそうな寝息が・・。
 頭に気て、いつも上映中、口にしている飴を”方向を定めて”投げつけていました・・。(勿論、冗談ですよ!)
 では、又。(穏やかな性格のNOBUでした・・。)

NOBU
kossyさんのコメント
2021年5月5日

捏造説も楽しいものです(笑)
80年代には「飛行機は飛ばない」という説もありました!

kossy
bloodtrailさんのコメント
2021年5月5日

bionさんへ
2009年に無人月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター」がアポロの月面車走行跡などを含む着陸の痕跡を撮影し、捏造説に終止符がうたれました。捏造説の大元は、ゴシップレベルの自費出版本や、キリスト教系の新興宗教団体のトンでも主張を「小ばか」にするエイプリル・フールのネタです。日本ではテレ朝の悪質さが記憶に残ってます。元はジョークなのに、真剣な捏造説の番組を作って執拗に放送してましたもんw

bloodtrail