劇場公開日 2019年2月8日

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「ラストは圧巻の映像美!!人類が挑んだ困難の過程。」ファースト・マン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ラストは圧巻の映像美!!人類が挑んだ困難の過程。

2019年4月14日
PCから投稿

悲しい

単純

知的

【賛否両論チェック】
賛:危険な任務をこなしてきたアームストロングや、周囲の人々の葛藤が淡々と描かれていく中で、それでも挑み続ける姿が感動を誘う。月面の映像美も必見。
否:アポロ11号のシーンは意外と少なく、伝記的な部分がかなり多めなので、人によっては退屈してしまいそう。

 「月に行く」という途方もない計画のため、常に危険と隣り合わせのミッションに挑んでいたアームストロングと、最愛の妻や子供を始めとする周囲の人々の苦悩や葛藤が、淡々と進む物語を通して描かれていくのが印象的です。
 そしてやはり注目すべきは、クライマックスの映像美。月面着陸のシーンは、まさに息を飲む荘厳な美しさがあります。
 ただ逆に言うと、全編を通して主人公の歩んできた道のりを描いているので、アポロ11号の月面着陸をメインに観たい人にとっては、かなり退屈かも知れません。その辺りは好みが分かれそうなところです。
 何はともあれ、当時を知る方々にとっては必見の作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド