「危険過ぎた、本当に!」ファースト・マン さうすぽー。さんの映画レビュー(感想・評価)
危険過ぎた、本当に!
「人類史上、最も危険なミッション」
これ映画のキャッチコピーなんですが、
危険すぎるだろ、おい!!
「ラ・ラ・ランド」と「セッション」でお馴染みのデイミアン・チャゼル監督ですが、今回はジャズ映画と打って変わって良い意味で硬派です!
アポロ11号に乗って、人類で初めて月に行ったニール・アームストロングの物語。
僕自身、アポロ11号の話は小さい頃にドキュメンタリー番組で観たくらいで、苦労したというのは何となく知っていました。
捏造説も流れているのも有名ですが、この映画を観て確信しました。
アポロ11号は月に行っています!
というよりこれを観る限り、あんな壮絶なエピソードを偽造して作れるとは到底思えないです。
この映画日本ではそこまで絶賛されていませんが僕は結構好きです!
何が一番良かったというと、
ジェミニやアポロといったロケット内で、離陸中の様子が映し出されるのですが、ロケットが揺れるように画面も物凄く揺れるんですよ!
まるで自分もロケットに乗ってるかのような錯覚に陥りました(x_x)
それくらいリアルだったので、トラブルが発生する時が物凄く怖いし、早くそのシーン終わってくれと思いました笑(勿論良い意味で)
この映画、実話なので結末はわかっているとはいえ、最後まで手に汗握りました。
ミッションは本当に壮絶で、事故によって亡くなった人達も何人もいたことを初めて知りました。
月に行ったのもかなり命掛けだったんですね...
こうした事もあるから捏造説も流れたのかもしれません。
また、この映画ではライアン・ゴズリング演じる飛行士ニールの妻の方にも焦点があてられ、彼の家族や妻としての心情等が描かれていて良かったです。
ミッションに挑戦するニール・アームストロング氏の心情やそれを支える妻の覚悟等が描かれていて非常に心打たれます。
月に行く直前は思わず目に涙が溜まりました。
ライアン・ゴズリングの演技も相変わらず良く、妻を演じたクレア・フォイは今回初めて見たのですが非常に良かったです!
そして、終盤の演出は評判通りの感想です!
手に汗握るし、映像は綺麗だし、
色々と語りたい事は多いですが、そこはやはり劇場で観てほしいです。
こうして絶賛はしていますが、最初の方は少し退屈に感じてあまり面白くなかったです。
というのも、月に行くまでの難しい理論や計算等が多く描かれていて、そこには個人的にあまり興味が沸かなかったです。
そこは決して欠点では無いと思いますが、個人的には少し微妙に感じました。
一部で騒動になってた「アメリカの国旗」は小さいけどちゃんと映ってました!
この映画、劇場で観た方が絶対に感動出来ると思います。
特にラストは!
なので、少しでも興味のある方は絶対に劇場で観た方が良いです!