「題材のミス」ファースト・マン もももさんの映画レビュー(感想・評価)
題材のミス
エンターテイメント性を期待したけどなあ…という感じ。
デミアンチャゼル監督の新作とのことで「軽快なテンポの良さと絵の美しさ」からなるエンターテイメント性を期待して見に行きましたが、手持ちカメラが多い+狭い宇宙船内でも外でも顔面アップが多いために構図や色の美しさは無い。ニール・アームストロング 船長が落ち着いた方だったらしいので、感情の表現が難しかったのでしょうが、酔いそうだし窮屈な感じ。
月の映像は一転して、その窮屈さからは解放されましたが、月に行くまでが長い&月の映像が短いために窮屈さが印象に残ったまま映画が終わって残念。
月面歩行の偉業について語りたかった内容とは思えず、
宇宙の美しさを撮りたかったのか、月面着陸という一歩がニールにとって犠牲の大きい一歩だったことを伝えたかったのかはわかりませんが、印象の強すぎる史実であるゆえに見方が定まらず。
ニール・アームストロング である必要あったかな?どんなテーマだったにせよ、鑑賞に対する影響が強すぎる題材だった。監督には次のチャレンジに期待しています。
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