劇場公開日 2019年2月8日

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「魂を震わす本物の作品」ファースト・マン 虹孔雀さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0魂を震わす本物の作品

2019年2月9日
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恐らく賛否分かれる作品であろう。
すでにレビューであるように、人類の挑戦に心打たれる人あり。
または、あまりの単調な流れの作品に退屈してしまう人あり。

様々であろう。

しかし、この作品は私にとって、魂を打ち震わす最高の内容であった。
結論は当然知らぬものがいないのに、誰だって分かりきっている答えがあるのに、でも、こんなにも心を奪われてしまうとは思わなかった。

内容は本当にシンプルだし、SF映画の様な派手さも、ひねりも、劇的な逆転劇だってありはしない。
ただ、人類の進歩のために、命をかけて夢を追い続けた人たちがいたんだ。

そのただ真剣な生き様に、ただただ心が震えてしまっていた。

私は、アクションだって好きだし、SFももちろん、宇宙映画ではスターウォーズにスタートレック、宇宙戦艦ヤマト、アルマゲドン、そうした作品だって大好きだ。
単調に流れていく映画だけを愛しているという訳ではない、いやむしろ私は内容よりも、派手さやひねり、ストーリー展開のエキサイティングさに心踊るタイプだ。

けれども今回は違った。

命をかけるとか、夢を追うとか、努力するとか、そんな言葉の重みをこの映画を観るまで分かってなかったかもしれない。

人類史に奇跡を起こしてくれた、命をかけたアメリカ人に敬意を払いたい。

人類は、明日も未来に向けて永遠の挑戦を続けてゆくのだろう。

虹孔雀