「恐ろしい。」ファースト・マン 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
恐ろしい。
デミアン・チャゼルにしては地味だけど、
アポロ11号、アームストロング船長を題材にした映画を
観た事なかったから、
いつか誰かが撮るべき映画を撮ったんだなという印象。
宇宙船に乗り込み発射する工程は、
棺桶に入れられ火葬場に連れてかれるかのようだった。失敗の連続の後にアポロの船長に指名されるのは、
まるで死刑宣告を受けてるように感じられ、
とても恐ろしい映画だった。
科学技術が発達した今観たら、悪い冗談の連続のようで
結果は分かっててもゾッとした。
アポロ11号の母体から切り離されてからの20分の
臨場感は圧巻だったし、
フィクションの部分と
アームストロング船長の父親の顔に感動しました。
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