「誰だって主人公」ワンダー 君は太陽 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
誰だって主人公
オギーが主役で彼中心の話かと思いきや、「ヴィア」「ジャックウィル」「ミランダ」各々の視点で描く場面があり、すごく意外な展開。この既視感は「桐島、部活やめるってよ」にも通底している、みんなが主人公、的な展開で、オギー視点からすると脇役にしか映らない人たちにスポットを浴びせているのが素晴らしい。
大人になった今、コミュケーションの方法とその難しさは理解出来るようになったと思うが、そのアウトプットは個性により簡単ではない。ましてや思春期前後の友人関係は一度拗れたら修復は不可能。ヴィアもジャックウィルもミランダも悩み抜くが、全てを解決するのがオギーであるという奇跡。正に「太陽」である。
誰しもが主人公であると客観視できる事で、周りの人との交流を円滑に出来ると教えてくれる、教科書の様な作品でした。
客観視出来ない、「主人公は自分」としか見られない方に是非観て欲しい。
アレ?私の事ですか?
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