「性善説」ワンダー 君は太陽 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
性善説
良かった。
幸せな気分になれる。
障害者モノって扱うのが難しいと思うけど、
ギャグに逃げず、重いモノにもなっておらず、
現実はこんな上手く行くかよと
思う人もいるかもしれないけど、
主人公の障害と向き合ってキツイ人生を見せつつも
それでも世の中捨てたもんじゃないな、
人生悪くないなと思わせるのは、
監督の優しさなのか手腕なのか…
何か特別な事件が起こるわけでもなく、
主人公はただ逃げずに生きる事で、
ただ、自分らしく生きる事で
周りが感化されて行くのが良かった。
自分を大きく見せるでもなく卑下するでもなく自分
らしく自分でいる事が大事だとオギーに教わった。
意地悪しちゃうヤツも何か問題を抱えてて、
根っこは凄く良いヤツで
両親含め周りみんな良いヤツなのも、
SNS疲れしてる自分にはとても心地良かった。
浜辺での男の子5人の背中はジンと来たな。
男に生まれて良かったと、
まるで自分もあそこにいたかのように、
僕も思えた。
心が疲れた人や
オギーと同じくらいの子どもがいる家族に
観てもらいたい作品。
コメントする