劇場公開日 2018年6月15日

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「小学校版スターウォーズエピソード4」ワンダー 君は太陽 よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0小学校版スターウォーズエピソード4

2017年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

トリーチャーコリンズ症候群のため顔に27回の外科手術を余儀なくされたオーギーは宇宙飛行士になることを夢見るスターウォーズ大好き少年。母の決意で小5の新学期から学校に通い始めるも、その痛々しさが残る顔のせいで周りに溶け込めず挫けそうになるが、両親と姉や友人に励まされて少しずつ心を開き、周りの偏見を取り除いていく。

弟を深く愛しながらも弟に献身する母に構ってもらえない寂しさを抱え、祖母を亡くし親友ミランダが新学期から急によそよそしくなったことに心を痛める姉ヴィア、オーギーの風貌に戸惑ったものの彼の聡明さに惹かれ次第に心を通わせるクラスメートのジャック・ウィル、オーギーの家族を自分の家族のように思っているのに複雑な事情から彼らを遠ざけるようになったミランダといったオーギーの周りの人々の心情描写も丁寧に重ねることで、どこまでもキュートで奥行きのあるドラマに仕上がっています。ドラマのあちこちに滲むスターウォーズへのオマージュ、ミランダがオーギーに付けたあだ名、その他諸々のあるあるとトリヴィアで涙腺がバカになる小学校版スターウォーズエピソード4です。

よね