GODZILLA 決戦機動増殖都市のレビュー・感想・評価
全45件中、1~20件目を表示
巨神兵と王蟲の普遍的無意識の中の「セルフ」、ゴジラ
アニメ版ゴジラシリーズにおけるゴジラは、地球の環境を自己の生存に適するように変化させる「進化の頂点」を極めた生物として描かれている。しかしそれは地球人にとって、ふたつの意味を持つ。ひとつは、テクノロジーの高度な発達がもたらした負の側面で、実写版ゴジラが水爆実験で誕生したという経緯が投影されている。つまり、環境を破壊して利益や快適さを求める人間の「傲慢」の象徴だ。
もうひとつは、その「傲慢」の象徴が人間にとっての脅威として現れ、自分たちの愚行を思い知らせるという正の側面で、つまり「戒め」の象徴でもあるということだ。ここで思い出すのが、宮崎駿監督『風の谷のナウシカ』に登場する、巨神兵と王蟲だ。
巨神兵は人間が作り出した生物兵器ともいえる存在で、産業文明は巨神兵によって滅ぼされた。そして、そのポスト・アポカリプスの世界に生まれた生物の長が王蟲という巨大な蟲だ。アニメ版ゴジラは、巨神兵と王蟲が一体になった姿に見える。人間の業の産物なのだ。だから人はゴジラに似てしまう。
2018.12.09時点の鑑賞
アニゴジ第2弾
メカゴジラじゃなくて、メカゴジラシティ笑
モスラとギドラへの伏線は期待
種族事に1つの性格を有しているのは何故だろう。
人はこんなにも違うのに。
もしかしたら宇宙目線で見たら人は1つの性格、歪んだ常識観を有しているのを言っているのかも
モスラの双子⁉メカゴジラシティ⁉ヴァルチャー!
前作の続き
ナノメタル
でかゴジラの退治方法は前回を踏襲
破滅の名前
あら、キスシーンを覗く双子
異星人ドれぞれの考え方の違い
感情は邪魔
熱戦の威力たるや!
EMPハープーン
究極の選択
ゴジラ退治より女をとった
また1カット、いや2カットか
ことだま
ギドラだ
山
前作に引き続き、さすがの完成度。
ただ、今作のゴジラはとても鈍い。全然アグレッシブじゃない事が判明。
その辺りが不満と言えば不満…。
メカゴジラの名を冠した都市が主要舞台で、今作は対ゴジラは勿論だけど、種族間の人間ドラマに重きがあった感じだろうか。
オッサンとしてはメカゴジラはメカゴジラなわけで、あのメカゴジラを現代風なデザインで見れるのかと期待もしたのだけど「メカゴジラ=最先端科学」のような意味合いで、メカニカルなゴジラは出てこなかった。
その代わりというか「ヴァルチャー」の動きが絶品だったなぁ。
次回はいよいよ宿敵の登場みたいなのだが、見応えある人間ドラマも必要なのだけど、破壊王たる側面ももうちょい頑張ってほしい。
怪獣vsロボット。これがやりたかった!
アニメ版ゴジラの第二作目。前作で生身の人間対ゴジラをやりたかったように本作ではロボット対ゴジラをやりたかったのかなっと思いました。ああいう描写って実写ではまずできないですし、アニメならではなので正しい方向性だと思います。ま、がっつりメカゴジラを期待した層にはガックリだったでしょうけど。ヴァルチャーって何やねん!っと思う気持ちもわからなくもないです。カッコ良かったですけどね。
しかし最近のアニメって惚れ惚れするほど綺麗ですね。ヴァルチャーの飛翔シーンとか良くできてるなぁっと感心します。キャラクターが3Dなのか動きや表情にどうしても違和感を感じてしまいますが、それこそロボットとかの非生物だとメッチャ綺麗です。観ているだけで面白い。
メカゴジラを都市としてのくくりにしたのも面白い発想だなっと思いました。多分作り手は批判がくる事は百も承知だったと思うんですよね。それでも実写と同じ事はやらないっていう意識を感じて個人的には好評価です。
途中の人間同士の描写が長いっと感じる方は是非ゴジラを一通り見直してもらいたい。日本のゴジラシリーズは基本的に人間側の描写が長いもんなんです!そうしないと予算が合わないでしょ?ゴジラが身長300mとか日本一高いビルのあべのハルカスと一緒のサイズだったり、熱持ったゴジラが1000℃になったりと、やたら数字が大きいのもゴジラっぽくて良かったですね。
しかし、ヒロインを観ててやたら死亡フラグ立ててるなぁっと思ってたらホントに死んじゃった?のはビックリしました。フラグのまんまかい!
熱めのキュウべぇ
あの体育会系の方の異星人は、まどマギのキュウべぇだったんですね。
「どうして君たち人類は肉体の在り方にこだわるんだい」的な虚淵クオリティが満載でしたが、ワンパターンでもあり微妙。
ゴジラのやり返しっぷりも驚くべきものでもなかったです。
あとヒロインはあんなに胸ありましたっけ?
メカゴジラシティの逆襲
今まさに最終章の公開が始まったばかりの中、同タイミングでレンタル開始となった第2章を鑑賞。
第1章は果たしてどんなものか劇場まで観に行ったが、この第2章は劇場では観なかった。
別に第1章がつまらなかったからって訳じゃなく(あのラストを受けての続きは気になったし)、時間やお金の都合もあったし、ただ何となく…。
…と、まあ、そんな事はどーでもいいので、感想を。
国産としては初となるアニメーション映画版ゴジラ、通称“アニゴジ”3部作の第2章。
前作のラストで登場した、この世の絶対的存在とでも言うべき超巨大ゴジラ=ゴジラ・アース。
敗北を喫し、仲間とはぐれてしまったハルオは、原住民らしき少女に助けられる所から始まる。
やがて仲間とも再会。
敵か味方か、彼らの前に姿を現した“人間”たちは…
フツアの民。
2万年経った地球で生き残っていた人類の子孫…とはちょっと違うようだ。
彼らには、虫の遺伝子が。
神聖なる儀式的な営みを重んじ、テレパシーのような不思議な能力を持ち、ある卵を崇め、小美人ならぬ美少女の双子…。
明らかにあの守護神を思わせ、ニンマリ。
再びゴジラと戦う事を決意するハルオたち。
が、武器も無い。
そんな時、フツアの鏃に用いられている物質にゴジラを倒せる望みが。
その物質とは、自律思考金属体“ナノメタル”。かつて対ゴジラ兵器として開発しながらも、起動寸前に破壊されたメカゴジラの残骸だった…!
という事で、ゴジラとメカゴジラ、6度目の戦い。
が、今回のメカゴジラ、かなり意表を付く。
かつてゴジラと何度も激闘を繰り広げたロボットとして登場するのではない。
ナノメタルによって出来た都市そのものが、メカゴジラなのだ。劇中でも呼称される通りの“メカゴジラシティ”。
ナノメタルによって2万年かけて築き上げられ、今も増殖を続けている。
言わば、生きているようなメカ都市を再び起動させ、ゴジラを誘い込み、前作のゴジラ亜種と同じ戦術で倒そうと準備・作戦を始めるのだが…。
斬新な設定でもあり、不評の理由の一つでもある“メカゴジラシティ”。
確かにメカゴジラの設定としてはこれ以上斬新なものはない。でも…
純粋に“ゴジラ対メカゴジラ”を期待すると、肩透かし。
だって、あくまでメカゴジラシティという舞台であって、メカゴジラと戦ってる訳じゃないんだもの。
せっかくジャパニメーションと言われるのだから、超巨大ゴジラとクールでカッコいい新メカゴジラの迫力ある戦いを見たかった…。
異端のメカゴジラではあるが、それにしても今年、メカゴジラを二度お目にかかれるとは思わなかった。本作と、スピルバーグのあの映画で。
人間ドラマ部分は、まあ見応えあるっちゃあ見応えある。
人類、エクシフ、ビルサルド、それぞれの種族の対立が遂に。
特に、ゴジラ討伐に手段を選ばないビルサルドのある行動は非道。
ハルオもゴジラを憎む気持ちは誰にも負けないが、かといって仲間を犠牲には出来ない。
犠牲を厭わずゴジラを倒すのか、人間の感情の弱みでそのチャンスを逃すのか。
“バルチャー”なる人型有人兵器に乗ってゴジラとバトルを繰り広げたり、3種族の対立、ハルオの苦悩・葛藤、仄かにロマンスも匂わせ、ハードSFをドラマチックに盛り上げるが、人類たちのドラマがメインでゴジラが完全に脇に追いやられてしまった。
ゴジラ・アースも迫力の見せ場はあるにはあるが、前作ほどの圧倒的インパクトには欠けた。
ゴジラ・アース対メカゴジラシティの決着は…?
ネタバレチェックを付けるので触れるが、
追い詰めたと思いきや、またまた人類はゴジラに敗れた。
焼き尽くされるメカゴジラシティ。
その業火の中で雄叫びを上げるゴジラ。
奴は、本当にこの世の絶対的存在なのか…?
倒す事は不可能なのか…?
…否!
この宇宙には、エクシフの文明を終焉させた破壊の力が潜んでいる。
ゴジラなど恐るるに足りないより絶対的な破滅の存在。
決して口に出してはいけない、その名は…
さすがにゾクゾクした。
そして最終章へ。
最後だし、あの宇宙超怪獣も登場するが…、何だか評判もイマイチのようだし、次もまたレンタルでいいかな。
やはりね、来年のハリウッド版続編まで待ちたいからね、『~ファイナル・ウォーズ』以来15年ぶりとなる“ゴジラ対ギドラ”は。
ゴジラVSテクノロジー信奉
日本特撮を代表する大怪獣ゴジラを
CGアニメ映画三部作で描くプロジェクトの第2弾。
前作ラストで出現した強力無比の怪獣“ゴジラ・アース”を
抹殺するため、主人公ハルオたちが、ナノマシンで構成
された巨大要塞“メカゴジラシティ”でその迎撃を企てる。
...
ここにきてようやく、地球人・エクシフ・ビルサルド、
物語上での差異が曖昧だった3種族の差異がはっきりし始める。
ビルサルドの『個より全体&テクノロジー信奉』が
危険な領域へ暴走するにつれ、何が何でもゴジラを倒すという
怒りと決意に満ちていた主人公の中に、本当に何もかもを――
仲間や恋人までもを――犠牲にしてまで勝ってもよいのか、
人間性を棄ててまでの勝利に何の意味があるのか、
という迷いが生じるまでの流れは良い。
明らかにあの守護神の登場に絡むだろう双子の少女や、
満を持して口にされる最大の敵の名前にも
「いよいよきたか」とワクワクさせられた。
...
だが、3部作の中継ぎとしてはイマイチな印象。
観終わった直後は「1作目よりは人物描写や種族描写が
描き込まれているからいいかな」とも思ったのだが、
新登場のマイナとミアナの心情描写はまたしても薄い
(この点は3作目にも響いてくる)。
ハルオに思慕を寄せる場面が少なく、2人の描き分けも、
表情と態度の違いはあれ、その差異の背景が曖昧なのだ。
それに、1作目ほどインパクトのある場面も思い出せず、
前作のテンションを維持できていない印象の方が強い。
問答めいた示唆的な会話やら選択やらが増え始めたのも理由か。
そして……往年のゴジラファンとしてはやっぱりあれである。
メカゴジラを名乗るよくわからないあれである。
1作目の時点では「従来とは多少別物でも面白けりゃ
良い」くらいに割り切って鑑賞していたのは確かだ。
だけどさ――メカゴジラの名前を出したという時点で
ファンはVSシリーズのノリを期待しちゃうわけじゃないですか。
「次からそっちに寄せてくるの?」と思うわけじゃないですか。
なのに登場するのがあの怪獣ロマンの欠片もないピカピカの
工場だったら、そりゃ自分とかはガッカリしちゃいます。
何かファンの意表を突く形で登場させたかったのかもだが、
意表は突かれても全然ワクワクしないですもん、あれじゃ。
ゴジラ対人類の第2回戦、あるいは
自然の脅威ゴジラ対人類のテクノロジー
として割り切って見たとしても……
なぜかあれだけ強力に見えた“ゴジラ・アース”が、前作の
小ゴジラと同程度の相手に見えてしまうんである。
これはレビュアーのMAKOさんも書かれていたが、
1作目では絶望的なサイズに見えた“ゴジラ・アース”なのに、
今回はその巨大さを強調するような比較物が全然登場しないので、
1作目の絶望感・威圧感がかなりかなり減じてしまっている。
それに“ゴジラ・アース”の超高熱化という見せ場はあるものの、
兵装と舞台の大きさを“ゴジラ・アース”のサイズに対応させただけで、
全体的な流れが1作目とほぼ同じであることもそう感じた一因かも。
...
ハルオの迷いがどこに行き着くのかという点や、
いよいよ不穏な動きが目立ち始めるメトフィエスが
口にする“ギドラ”の名などには少し期待させられるが――
1作目ほどには楽しめなかったのが正直な感想。
イマイチの2.5判定。
それに、1作目からそうだったが、2作目でますます
観念的な会話が増え始めている点も気にかかっていた。
この調子じゃ3作目もあんまりエキサイティングな
内容にはならないのではという予感は本作を鑑賞した
時点でも感じてはいたが――続きは別レビューにて。
<2018/05/19鑑賞>
前作で負傷したハルオが意識を取り戻すとそこは自らをフツアと呼ぶ民族...
前作で負傷したハルオが意識を取り戻すとそこは自らをフツアと呼ぶ民族が暮らす村落の中。絶滅したものと思っていた人類が2万年に渡って生存したことに驚愕するハルオ達だったが、独自の信仰を持ちかつての人類を遥かに凌駕する知能を有しているフツア達が持つ武器が、2万年前に開発されながらゴジラにプラント施設ごと破壊されたメカゴジラを構成していた物質ナノメタルで出来ていることが判明、プラント施設が自らを修復、進化させながらまだ機能していることを知る。
前作のラストで登場した少女の姿に見た期待を何度も何度もコスって焦らしながら物語は進行。ハルオに密かに思いを寄せるユウコが見せるさりげないツンデレ、ナノメタルの発見によりゴジラとの再決戦に勝機ありと踏んだハルオら人類、エクシフ、ビルサルド、そしてフツアの4つの人種が織りなす葛藤が複雑に絡み合う中迎えるゴジラ戦、さりげなく張られた伏線の緊張が臨界点に達したところで訪れる素っ頓狂な展開・・・トリロジー中盤のここでこれとは恐るべし、虚淵!と絶句。極限状態でハルオが下す決断とエクシフの神官メトフィエスがハルオに耳打ちする言葉に戦慄が背筋を駆け抜けました。
これが日本の大興奮SF映画か!!
絶対に勝てない状況から、やれるかも!!と期待を持たせてくれる演出がとても上手くて興奮しました。3部作の2作目なので、話は持ち越しで勝てないだろうという事はしばし忘れる事ができる程、楽しかったです。「決戦機動増殖都市」というタイトルもときめきます。2万年もの間待っていたメカゴジラに萌えました。メカゴジラが弱かったのではなくて、主人公の決断が甘かったというまとめ方も次回への繋げ方としては上手かったです。
そうきたか
第1章の時もヌルヌルした動きで技術は進歩したなあと思いましたが、今回も前作以上にスピード感ある戦闘があって楽しめました。
メカゴジラ?なにそれ美味しいの?って感じなくらいメカゴジラは空気ですね。というか出てこないし、重要なのはメカゴジラの原料となった金属だったし。まあそれはそれで悪くなかった。なぜならメカゴジラがあろうとなかろうと、ヒトvsゴジラの構造は崩れてないから。
今作は前作以上にヒューマンストーリーが良かった。ハルオが成長し、おそらくゴジラへの復讐心は折られたでしょう。最終章でどのような行動に出るか、それとも傍観者となるのか、楽しみです。
小美人二人は素晴らしい立ち位置ですね。この作品で足りなかった良心や癒しのポジションにいると思います。モスラと心がつながり、体現しているような。
最終章は間違いなくゴジラvsキングギドラがメインになるでしょうが、そこにきっとモスラも関与してきてどう展開するのか、今からワクワクが止まりません。
1作目よりもかなり面白い!
1作目はイマイチ眠くて、
2作目はかなり面白いです。
1作目は予備知識ありで見ちゃったからかな?
なんでメカゴジラのパワーアップ版を作ろうと思わなかったのかなぁ?
基地は温存させて遠隔地で戦えば失敗してもまだまだ戦えたのに?
でも主人公か悩んで結論を決めていくとかのストーリーは大好きです。
オススメです。
原住民視点から見た主人公って・・・
いいところ 迫力がある。(一応)主人公たちの反撃のターン。
ドッカンドッカン大騒ぎでワクワクする。
悪いところ メカゴジラシティを見つけてうれしいのはわかるけど、もっと時間をかけてゴジラを倒す準備をしようよ。
メカゴジラシティを隠す迷彩をゴジラ撃退準備中になくすのはアホの極みだと思います。
というか2万年もゴジラにシティが見つからなかったら、ある意味そこで生活する選択肢もあるんじゃないの?(食料や水はフツアの人たちに助けてもらったりできそうだし)
一番悪いところ
フツアの里に迷惑かけすぎ、恩を仇で返しすぎ。
ちっこいゴジラに怯えながらも力強く生きているフツアの人たちの森を、ある日空から船がやってきて爆撃しまくってくるわ。
主人公たちがちっこいゴジラと戦争してあたり一面に被害をかけてくるわ。
そのゴジラとたたかったせいで、でっかいゴジラも起こしてしまうわ。
更に迷惑かけっぱなしの主人公たちをかいがいしく手当してあげたけど、メカゴジラシティを案内したら勝手にそこで戦争おっぱじめるわ(パンフレットの地図見たらフツアの里とメカゴジラシティ近いからゴジラの戦闘の影響絶対あるだろうし)
最後にゴジラほっかほかにしたことでフツアの里の影響が心配だし。
アメリカ大陸を発見したコロンブス達が主人公サイドで、めっちゃ優しくしたけど虐殺されたり迫害されるのがフツアの里サイドの人たちかと思えてきます。
もうあのフツアの里とあの双子ちゃんが無事なら主人公サイドはどうなってもいいので最終作はそこだけ期待したいと思います。
メカゴジラシティというワードが出てきた瞬間笑ってしまった。 次回に...
メカゴジラシティというワードが出てきた瞬間笑ってしまった。
次回については『人の力でゴジラを倒す』が目的の映画だと思っていたので、大怪獣総攻撃めいた展開になりそうで(ちょっとアレ……?)となりました。
ゴジラぢゃない
この映画にGODZILLAのタイトルは違和感を感じる。
自分の思うゴジラとは、逃げ様子もない”災い”に対して人類がどう立ち向かうかで、文化の違う民族間の衝突を描くものではありません。
今回のアニメゴジラは明らかに後者だ。ゴジラという”災い”はあるが、逃げることも可能な状況だ。人類が立ち向かわなければならないのと何かちがう。
メカゴジラも言葉は沢山でるが、映像はスクラップの一枚だけ...ありえん!
次はギドラだって?
期待できねーな。
ナノテクノロジー
100人規模で5人ぐらいしか入ってなかった。平日のレイトショー。
増殖都市とは?という、前作を観てからの疑問がやっと解決した。ヘンテコで面白い設定。決戦地がまるまる主要キャラクターになるような。後半にかけてテンションを上げてくれた。
先住民族的な女の子たちも良い雰囲気だった。
ヒロインの子の見せ場が多くて良かった。前作、強くなりたいと明言していたのでそれに呼応したようで嬉しかった。
次作、キングギドラがどのように出てくるのか期待。
アニメーションの質感が前作よりあっさりしていた気がした。
元ネタが透けて見える
身体から鱗粉が噴き出す触覚風前髪を持った双子の少女……眼の前でゴジラの熱線で要塞がドロドロに融かされた様を見た上で何故かナノメタル化する効率厨…まさかあれで終わりではないだろうから、第3章はゴジラvsメカゴジラvsキングギドラvsモスラなんだろうな……まさかメカゴジラはあれで終わりじゃないだろうな
虚淵作品だから仕方ないのかもしれないけど、なんかどっかで見たストーリー展開のオンパレードで先が見えてしまう。
まあ面白いとは思うんだけど、面白い域を出ない。
SF映画としては悪くないと思います
4DXや3D上映が無いため川崎チネチッタの「LIVE ZOUND」を鑑賞しました。ゴジラの咆哮を堪能するならコチラお勧めします。凄い迫力です!
高校生位から中高年の観客が多かったですが意外にも小学生のお子様もチラホラ。ストーリーが難しいので理解出来るかは疑問です。
次回最終作?とあって今までのゴジラ怪獣のオマージュもチラホラ出始めました。
今回のメカゴジラ・双子のマイナとミアナ(鱗粉・卵・太陽との言葉からモスラと小美人)・次回作のギドラ(もしかしたらエネルギー体とかかも知れない)。伏線として非常に楽しみです。
アニゴジは「怪獣惑星」から見ていますが、人類の存亡にかかわる「災厄」に色々な種類のヒューマノイドが英知を結集し立ち向かう物語。SFアニメとして決して悪くない。ただ「災厄」がゴジラであったため結局「コジラ映画」の呪縛や十字架の様なものを背負わされてしまったと感じます。
今回の「決戦増殖機動都市」はメカゴジラ未登場で叩かれている様ですがストーリーではなく宣伝やマーケティング手法の問題と思います。確かに「人類最後の希望、メカゴジラ起動」と煽り、映画のチラシや前売にもメカゴジラ描かれていましたし「メカゴジラ開発提案書」なるものを拡大配布し期待させるだけさせておいて・・・等の意見は私も同感です。
ただメカゴジラが怪獣態を成していなければならないルールは無い訳ですしハルオらがメカゴジラに搭乗しゴジラ・アースといきなり戦闘というのもどうかと思います。怪獣VS要塞というのも悪くないと思います。
本編ですが前作同様画面が暗く人物がアップになりセリフを喋るシーンが多い(今回は戦闘シーン増えていると思いますが)。このあたりで退屈だと感じてしまう人も多いと思います。
今回、私が注目したいのがハルオの変化。ただ「ゴジラを倒し人類の手に地球を取り戻す」という怨讐の様な感情で自軍の被害を顧みず突き進んで来た彼が「これは私怨なのか」と苦悩し始める。ゴジラを倒す寸前まで行くもヴィルサルド人との「生」への価値観の違いからナノメタルと同化する事を拒み、人として生き人としてゴジラを倒す事を選択したハルオ。本作前半迄は暗いキャラクター・無能なリーダーといった印象でしたが、後半は雄々しい・男の自分が見ても「カッコイイ」キャラクターと感じました。
ただ、後一話で人類が地球に帰還するまでをキチンと描けるのか疑問。脚本が「マドマギ」「鎧武」の方ですので鬱エンドの可能性も。
今回のゴジラが「ゴジラ・アース」と命名され、地球環境・生態系全体がゴジラに奉仕しているという概念は脱放射能ゴジラとして非常に練られた設定だなと感じました。
メカゴジラが残念
ゴジラのアニメ2作目です。前作の最後でゴジラに敗北したハルオが地球で生きるフツアの助けを借りて、メカゴジラのナノメタルが増殖したメカゴジラシティでゴジラに再度戦いを挑むストーリーです。ゴジラと戦うまでの内輪の話が長く、メカゴジラが要塞化したため戦いに躍動感が失くなってしまったのが残念でした。ゴジラに勝てるところをユウコを救うためにハルオがビルサルドを攻撃して敗北し、ギドラの存在が明らかになったところで次作に続きます。
壮大な肩透かしと深化するテーマ
ゴジラ・シリーズ通算第31作(アニゴジ三部作第2部)。
通常スクリーンで鑑賞。
あれだけメカゴジラの名を出しておきながら、蓋を開ければ「メカゴジラ・シティ」って…。メカゴジラが独自進化を遂げて街規模の兵器となっていた…うーむ、微妙でした。
単純にメカゴジラとゴジラ・アースの戦いが観たかった。きっと面白いものになったと思うのだが。ウニをイメージしたというデザインもカッコいいって思ってたのに。
予想では、2万年を経てナノメタルの影響で大きくなったメカゴジラが身長差を克服してバトルしてくれるのかなと期待していた身としてはなんとも微妙な感じでした。
ゴジラ映画の没企画、「ゴジラ対アスカ要塞」が元ネタなのか。本作と同じように自律思考型の要塞がゴジラと戦うと云う物語なので、もしかしたら関連があるかもしれません。
それはさておいても、メカゴジラが要塞になると云う設定はめちゃくちゃ斬新だとは思うのですが、とにかく、カゴジラはメカゴジラのままで登場させて欲しかったです。
その点、機動兵器ヴァルチャーは問答無用のカッコ良さ。デザインがイカしているし、実写では不可能な動きを駆使したバトル・シーンも絶品。メカゴジラがいない分救いでした。
メカゴジラ・シティとヴァルチャーを使ったゴジラ撃滅作戦が胸アツ。よく考えたら前作のクライマックスの焼き直しであると気づきましたが、スペクタクル度は本作が上でした。都市破壊のカタルシスを若干感じることが出来て好印象(笑)。
人間ドラマを重視していると云うことでアクションはあくまでも二の次。ドラマに大きく尺を裂いた分、主人公の葛藤や人類と他種族の価値観の違いが浮き彫りになり、ゴジラ打倒の新概念が登場したりして観応えがあり、圧倒されました。
ユウコを救えなかったハルオはこれからいったいどうなっていくのか。先の展開が気になりました。時間を掛けてゆっくり描ける三部作だからこそ出来る芸当だな、と…。描きたいテーマについて段階を踏んで深化させられると云うわけか。
もうひとつの期待だったモスラはとうとう出て来ませんでしたが、第3章ではついにゴジラ最大のライバル、キングギドラが満を持しての登場とか。1964年以来となる同じ年に2本のゴジラ映画が公開されると云うことで今から大興奮。次はついに怪獣対決か。今からとても楽しみです。
[追記(2018/11/11)]
ビルサルドの理論にはやっぱり唸らされました。じゃあゴジラを倒すなんて無理なのかも。ハルオの下した決断は吉と出るか、凶と出るか。「星を喰う者」を早く観に行こう。
[以降の鑑賞記録]
2018/11/11:Blu-ray
2019/05/29:Blu-ray
2020/05/02:WOWOWシネマ
※修正(2023/11/02)
全45件中、1~20件目を表示