アウトサイダーズのレビュー・感想・評価
全10件を表示
アウトサイダーズ
タイトルなし
父親を筆頭に仲間と泥棒を繰り返し、トレーラーハウスで暮らすマイケル・ファスベンダーは学校を出ておらず読み書きができない。子供には学校に行かせている。泥棒稼業にも嫌気が差し、親たちとの暮らしから離れたいと思うが、父親が手を回し、引っ越せず、子供の学校からも退学を迫られたことでうまくいかない。挙げ句に子供の誕生日に買おうとした犬を売ってもらえず、住居侵入し、無理やり奪う。ラスト木の上で息子に犬を渡し、気から飛び降りる所で終わるが、結局何がしたかったのか不明。抜け出そうにも抜け出せず、諦めて爽やかに終わるって何?
ブレンダン・グリーソン祭り
良い終わり方
犯罪を生業としているカトラー・ファミリーの後継ぎでドライバーとして犯罪に加わってきたチャドは、犯罪稼業から足を洗い、妻と幼い子どもとともに新天地での生活を考えるが、その望みは絶対的な力で家族を支配する父によって阻まれてしまう。ある夜、父に強制されて州総督の邸宅に強盗に入ったチャドは警察の追跡を猛スピードで振り切ることに成功する。しかし、その事件を境に父と息子の絆が取り返しのつかない方向へと狂い出していく。チャドは息子の誕生日に犬を買おうとするが、学校に行っていないため書類が読めず、サインも出来なかった。それでも息子のために犬を盗んでしまい、警察に追われ、息子との思い出の木の上に登って息子に犬を渡し、息子に強い人間になって家族を守るよう諭すのだった、そして2人は木の上から捕獲用ネットに向かって飛び降りるところでジ・エンド。親子の葛藤、妻との軋轢や子供の教育問題などが織り交ぜられて一味違う作品。
どこがクライムアクションだ!
爽やかに終わられても
コルビー帝国
仲間と泥棒を繰り返しながらトレーラーハウスで転々として暮らすカトラー一家の話。
突拍子もない話にも感じるけれど、モデルが存在するというから驚く。
冒頭のウサギを車で追い回すところから何とも異様な思考を持っている奴らと感じるが、トレーラーハウスに帰ってからの様子は更に異様さが増して、明るい雰囲気だけどまともじゃないのが伝わってくる。
逮捕はされても証拠がなく起訴はされないものの、一家の特に親父の悪評は町に轟き疎ましがられていて、自分の家族を思い足を洗って定住したい長男が、ある意味マジメでしかしながら生きてきた環境からなる学のなさや常識知らずだったりな部分が影響して、思う様に生きられないのがもどかしい。
感情の部分での人間らしい温かさと、生活の部分ではそうとは言えない悲しさの入り交じった何とも言えない気持ちにさせられた。
全10件を表示