「伊藤鴨太郎」銀魂2 掟は破るためにこそある りかさんの映画レビュー(感想・評価)
伊藤鴨太郎
三浦春馬さん目当てでしたが、鴨太郎登場時、誰だかわかりませんでした。こだわり(?)の眼鏡、渋い金髪の短髪、笑わない顔でああもかわるとは。前半のギャグは何度観ても面白いし楽しみです。鴨太郎が緩い雰囲気を一変させ、人を裏切ってでものし上がろうという人物。しかし、利用されていたのが判明。この詰めの甘さは本来の人恋しい性格からでしょうか。一人だけ子供の頃の回想シーンがあり可愛い男の子が演じています。せっかくトッシー始め皆と心が繋がった時命が‥‥。三浦さんご本人と重ね合わせてしまい、最期が辛いですが、橋本環奈ちゃんが笑顔の三浦さんとのツーショットをあげてくれていてほっとします。
ファンタジー作品と明治維新のパロディで構築された架空の世界で、不真面目で面白い作品だと思います。実写化も満足できるクオリティでした。
Q.それでは何故、怒りがこみ上げてくるのか❔…ですよね。
A.①三浦春馬さんが、この茶番の世界を壊す役というところがリアル世界とリンクしているように感じました。
A.②そして三浦春馬さんが扮するキャラクターが結局は駒で潰されます。この映画は、三浦春馬さんを「皆で嫌おう」という意図がありそうです。
A.③個人的に、公式の歴史が出鱈目であると思っていて、今作もその出鱈目を暗喩していますから、観ていると益々この嘘だらけの世界に腹が立ってくるというわけです。
…つまり、「おかしな現実世界」への怒りを思い出させるのです。
観終わったあと、怒りを発散させたくなってカラダを思いっきり動かしました。まぁ、それほど心揺さぶる名作だったのでした。
長文失礼しました。
りかさん、コメントどうもありがとうございます。
私は 怒りの感情が ムクムクしておりました。
今度いつか観る時は 牛乳を口に含んだ状態で 観てみます。笑って吹き出したら 報告いたします。