劇場公開日 2018年8月17日

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「福田監督は、はずさない。自分にとってはど真ん中のストライクでした。」銀魂2 掟は破るためにこそある Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0福田監督は、はずさない。自分にとってはど真ん中のストライクでした。

2019年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『銀魂』は前はファンだったけど、正直最近は全く読んでないし、アニメも見ていない。

ニメは見ようとしたこともあるけど、見てない時期が長くて間が抜けているせいかよくわからず、つまらないので見られなかった。

なぜ見なくなったかというと、アニメ版の2作目の映画で否定的なレビューを書いたら、普段レビューを書いていないよくわからない人(関係者かも?)に変な書き込みをされ非常に不愉快な思いをしたから。

どういう人か知らないけど、いいと思っているなら高評価のレビュー書けばいいのに、自分は何も書かず、他人がいい評価ではないからといって否定的に絡んでくるというのは、何が目的か知らないけれど、自分的にありえない行為なので非常に腹が立った。

それ以来なんとなく原作を読む気がなくなり、アニメも見なくなった。

でも、最近はずさない福田監督作品として実写映画化されたので、実写映画の方は1作目見て、今回の2作目も見た。

今回は原作のどの部分をやるのか知らなかったけど、最近のエピソードではなくかなり前の”真選組動乱篇””将軍接待篇”で他は部分的にいろいろくっつけたものだった。

最近はアニメも見ていないし、マンガも読んでいないけど、知っている限りでは、実写映画化できそうなのは1作目でやった”紅桜篇”(たぶん本家新撰組の池田屋事件がベース)くらいだった。

銀魂は基本的にギャグマンガなので、他のエピソードは映画化に適さないような気がしていた。

オリジナルストーリーだった劇場版アニメの2作目もストーリーというより、キャラをたくさん出したのでいいだろ?という感じの作品だった。

原作の空知先生も当時、かなり無理したみたいなことをジャンプにさかんに書いていた。

もしかしたら空知先生はギャグセンスはあるけれど、まとまったストーリーとか構成するのは苦手な人なのかもしれない。

でもあえて実写映画化するなら、前にも書いたけど、『銀魂』では基本的にサブキャラの真選組中心のバトル物にするしかないと思っていた。

そして今回実写版2作目を見たら”真選組動乱篇”だったのでさすが福田監督ははずさないと思った。

このエピソードはまた本家新撰組の芹沢鴨事件(キャラは伊藤甲子太郎)をベースにしたもの。

原作ではけっこう地味なエピソードだったのでどうかな?と思っていたら、福田監督は”将軍接待篇”に前作”紅桜篇”の鬼兵隊を足して将軍暗殺事件にして、こちらも本編に絡ませて派手なストーリーにしていた。

これに原作のギャグと自分のギャグ、他の作品のパロディーも足して、きっちり笑わせてくれた。

Push6700