「試される矜恃…裏切りと陰謀を突破せよ!」銀魂2 掟は破るためにこそある しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
試される矜恃…裏切りと陰謀を突破せよ!
"銀魂(実写版)" シリーズ第2作。
レンタルBlu-rayで鑑賞。
原作マンガは未読、アニメ版は未見です。
冒頭の悪ふざけがパワーアップしていました。ワーナーのマークを3回も出す映画なんてあるわけ…あったわ!(笑)。
安定感が抜群になって来た感のある福田雄一監督節が炸裂して大満足。差し込まれる小ネタや、共演者すら演技中に思わずニヤケてしまう佐藤二朗に笑いまくりでした。
続投の面子は言わずもがなでしたが、新キャラのつくり込みも素晴らしい限り。事前に原作のビジュアルと比べただけの私みたいなにわかでさえ恐れ入るほどの再現度でした。
前作と同じく、前半は笑いに特化した場面の応酬、後半は怒涛のバトルが楽しめるアクションの連続で飽きませんでした。
戦闘中でもキワキワのパロディーやギャグを叩き込んで来る福田監督の手腕に脱帽。あくまでもアライグマバス(笑)。
土方の男の矜持をかけた戦いが熱かったです。真選組の仲間たちへの想いもびしばしと伝わって来ました。それを全力でサポートする万事屋メンバー。あぁ、仲間っていいなぁ…
真選組の内乱と将軍暗殺事件の顛末を描くわけですが、伊藤鴨太郎の切ない境遇を慮ると、彼の気持ちを利用した高杉たち鬼兵隊への怒りが、メラメラと燃え上がりました。
前作から引っ張っている銀時と高杉の関係性に決着をつけないでシリーズを終わらせてはいけませんよ、福田監督!
※修正(2023/08/25)
Syu32氏🙇福田監督大好きです🎵
ドラマも映画も全部好きですが、映画としてはやはり実写版「銀魂」かな?…
堤真一:『…京都で福田さんが最初の[銀魂]撮影してる時、僕も他の作品撮影してたんですよ、漫画知らなかったんですけど。撮影のぞいたら時代劇のセットになんか変なカッコした人達がいるわけですよ(笑)。で、「福田さん何撮ってんの?」って訊いたら「堤さん、続編決まったら出てくださいよ」って言うから、こんなふざけた映画どうせ続編などあるかいなって思いなから、「はいはい、あればね」って軽く流したら、めちゃ大ヒットして…出なきゃならなくなったんです』(SWITCH/2019年5月号/福田組の作る喜劇の奇跡 より)🎵