「宣伝に踊らされてる酷い映画」銀魂2 掟は破るためにこそある きーとさんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝に踊らされてる酷い映画
前作以上に酷い出来でした。
これは映画と言ってはいけないと思う。
福田作品はつまらないギャグをしつこく繰り返しので非常に退屈。
銀魂の作風には全く合わないので、原作ファンからは概ね不評なんですが、
ネット広告と宣伝に力を入れているのでほんとの感想は押さえ込められていて昨今はリアルな感想を見れなくて残念な世の中です。
原作ファンを自称する中でも2次創作好きなキャラファンやギャグしか楽しんでない傾向の人しかうけてないですね。
銀魂のストーリーや原作者の芯が好きな人は見てはいけません。悲しい思いをするだけでしょう。
そもそもイケメン推しの宣伝の時点で銀魂の良いところは活かされてませんし、
イケメンに変顔させる顔芸ばかりで本当に飽き飽き。
無駄に盛り込まれた監督オリジナルギャグはストーリーの流れを切るのでまとまりがなく集中を切らします。
セリフやストーリーのメリハリ、テンポが原作の素晴らしい点ですが、そこが全て驚くほどチープです。
特にセリフの安っぽさやテンポの悪さは際立って酷いので、
あまり映画を深く楽しまず何となく変な顔で笑えるような層向けです。
極端に絶賛か不評に割れるレビューから察する事ができる通り、観る人をかなり選ぶ作品で、
福田作品ファンみたいな人以外は観ないほうが良いです。
お金を払って映画館でみるほどのものじゃありません。
深夜ドラマレベルで最近は簡単に映画にしてしまう邦画の風潮はひたすら残念です。
もともと福田監督は映画向きじゃないし原作クラッシャーなので、ご自身のオリジナル作品でされるほうがご自身の今後の評価のためにはいいと思いますね。
原作ものを扱うには自己顕示が強すぎると思うので。
つまらなくてもネットでいくらでも人気に見せたり、面白いと騙すことができる、という典型例みたいな映画です。