恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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小松菜奈がまぶしくてまぶしくて。
冒頭の疾走感たっぷりの滑り出しで、橘の走りの才能を脳裏に焼き付けてきたあたりはうまい。ヒロインは小松菜奈しかありえないでしょう、と言い切れるほどのはまり役。好きなのに走れない葛藤や、人の本質を読み取り好きになる純真さや、どの感情も気持ちいいほどの一途な表情を見せてきて、ほんとこっちが恋をしてしまいそうだ。店長よりも年長の自分からみても、たしかにダメでしょうよって恋だけど、そこは大泉洋を起用しただけあって、大人の対応を見せてきた。
うだうだ未練がましく引きずってないで、執着してるならしてるなりに、やれることやってみよう、そんなメッセージがとてもすがすがしい。店長にとって橘の存在が、橘にとって店長の存在が、その次の一歩のためには必要だったのだと思う。誰かが自分を大切に思ってくれている、大切の思える誰かが自分にはいる、そんな存在が。
ラストの二人のさわやかで少し寂し気な笑顔が、まるでエールの交換のようでとても晴れやかだ。とくに小松菜奈の佇まいの美しさったら目を引いた。このショットを見るためだけにも、劇場で見る価値がある映画だった。
ちょうどいい心地よさ
大泉洋ファンの私でも「JKと恋に落ちる洋ちゃんかぁ…」と思ったが、実際は とても繊細な心理描写と 印象的なセリフが散りばめられた 良質なストーリー。
女子高生に「好き」と言われた店長がどう受け止めるかが この映画の分岐点だったと思う。
まっすぐな瞳の小松菜奈さんを どう受け止めたものかという大人の葛藤をする大泉洋さん。
私の大好きな 少しだけ困りながらもどんな無茶ブリにも応えていく大泉洋の「いい顔」は この映画の基盤になったのではないかと思う。
そして、大学の同級生役の戸次重幸さん。チームナックスとしての背景を知っていると余計にセリフのやり取りにもリアリティが滲んで とても良かった。
上映中も、小さな笑い声が 時折起きつつも、いいセリフ いい表情にしばしばジーンときます。観に行って良かった!
個人的によかった。
がっかり
ここ数年の邦画で一番すばらしい
小松菜奈の魅力
小松菜奈さん、見るだけで映画の価値はある。
昔、ファミレスで働いていた。最後は店長。
ストーリーが、雑なのでもったいない感じ。
普通は、おじさんなんか最初から対象外なんだけど、
いつのまにか好きになってた?
なら、もっと深いストーリーになったと思う。
原作の非難ではないですけど。
ファミレスバイトのスタートは、
よく歩くから、陸上のリハビリにもなるし、ちょっと優しそうな店長がいて、
走れないから、バイトでもしようかな?
から始めて、店長の意外な、人柄、知識、優しさ、にひかれ、バイトが楽しくなって、やめたくない。になる。
あれ、店長の事を好きになっちゃったのかな?
やっぱ好きだ!
陸上も戻りたいけど、少し怖いな、そんな気持ち。
どっちつかずで、過ごす日々が、
ライバル、仲間たちの存在、最後は店長の後押しでに
陸上に戻る事になる。でいいじゃん。
高校生バイトでも、感心するほどしっかりした、意識高い子もいる。
小松菜奈は、陸上でストイックだから、バイトでもストイックになっちゃって、店長よりお客様の為にサービスして、
妥協なし。
慣れて、サービスも妥協している店長が影響受ける。
生き方も、影響受ける。
なら、おおまかに、コンセプトは同じ。
逆に最初嫌いから、好きになっちゃうだと、よりドラマチックだけども。
小松菜奈さん、走る姿見るだけで映画の価値はある。
笑いと恋愛、良いバランス。
「小松菜奈いい」
あまりにも……
原作既読、アニメ視聴済みです。
期待していた作品でした。
キャスティングやロケ地、セットや美術はとても良かったです。作品の世界観の再現は素晴らしかったです。
セリフの位置も尺の構成上妥当だと思います。
ですが、あまりにも店長とあきらの空気感はもう少し再現できなかったものかと思います。
これは役者ではなく、カメラのカット割や話の構成に流れがなかったのではというのが個人的な印象です。
役者はよい演技をしていたと思いますし、引き込まれるようなところもありましたがそれをカット割がぶったぎってくるという感覚がありました。
また、あきらの恋心と部活への気持ちの葛藤をもっと丁寧に描いてほしかったし、店長があきらに影響されていくところをもっと大切にというかそれを描いた物語だと思っていたのでひたすら残念でなりませんでした。
ラストシーンについてはラストシーンにもかかわらずなぜそんなにパッパパッパとカットを変えるのか。それが良しとするならまだしも、集中させてもらえないし余韻もなく……大泉さんと小松さんは別撮りですか?と思わざるを得なかった……
映画として評価するのは難しいですが、
1カット1カットはほんとに良いです。
絵としてとても良いです。
EDのアニメに関してはなぜ?
という気持ちで一杯です。
なぜ吉澤の書いた漫画をみなければならないのかと思うばかりでした。
すっごい良かったです!!
なるほどね...
百点
オープニングとエンディングが素晴らしい
オープニングは小松菜奈がダダダッと走るのね。ここが爽快で楽しいの。監督すごいなと思った。後で調べたらCM出身の人だから、こういうの撮るのうまいんだろうな。
エンディングは小松菜奈のアップなのね。複雑な心情を、表情の演技で語らせようっていう、小松菜奈を信じたカットで良かったよ。
話は面白いの。不器用な性格の小松菜奈が、とにかく一途に大泉洋に迫ってって。
大泉洋は「俺なんか大したことない」って言ってるけど、これだけの美少女から熱く「好きです」って言われて、舞い上がらないってだけで大したことあるよ。
車の中の「『僕』って言った」って微笑むところとか、「デートしてくれるって言いましたよね」と詰めるところとか楽しいよ。
加瀬とのデートと店長とのデートの対比も面白くてね、好きってこういうことだねって思うの。
物語の転換点は色んなところにあったと思うけど、清野菜名が来て「倉田みずきは速いよ」って言ったときに、小松菜奈が「タイムは?」って聞くのね。ここで陸上復帰が決まった気がしたな。
すごく面白い話なんだけど、最初から恋愛成就しないことが約束されてんのね。
小松菜奈の「好き」って気持ちに嘘はないと思うけど、一生を賭ける「好き」じゃなくて、一過性のものなんだよね。
だからどうやってもスカッとしたラストにならなくて、そこがしんどいところだなと思ったよ。
多分きっと恋愛映画では無く人生の物語…のはず
45歳に高校生が恋を…というキャッチフレーズに、観る前に色々と思う人もいるかと思いますが…
映画だけを純粋に観た感想としては、きっとこれは恋愛映画でもキラキラ映画でも無いという事。
今までの人生では関わる事の無かった1人の大人「店長」に、若さ故の残酷なまでの『興味』をぶつけ「店長」を追い詰める「あきら」のそれは、
不思議と、昔に読んだ漱石の『こゝろ』の「先生」に対する「私」のそれを思い出させました。
題材・主軸・諸々、色々と違うのですが、なんだか不思議と。
もう文書や何やらを色々と忘れているのに、そんな事を思い出したのは、店長が純文学が好きな事に引っ張られてかもしれませんが。。
2人の関わりが綺麗に呼応して、それぞれの人生が流れて行くさまが良かった。
昔の友や夢と 今の人生とに、又 若者を見て過去の自分と今の自分とに…対峙をそこはかとなく実感し色々と思い考える「店長」の方に、すっかり感情移入する年齢になってしまった自分に気付き、勝手に感傷に浸りました。
昔なら「あきら」ちゃんに感情移入したかと言うと、ちょっと分かりませんが…
それから、人が走るさまを観るのが、こんなにも気持ち良いものとは!
そして音楽、良かったです。
最後の「あきら」ちゃんの表情が絶品。
兎にも角にも、こんな感じです!
小松菜奈ちゃんがあきら役なのはしっくり
吉澤の描写がいまいち。「前髪切れって店長うぜぇんだよな〜」とかユイちゃんに「冷たい感じ良い〜」って、、漫画の中の吉澤はあんな嫌な感じじゃないんだよ…!!
お祭りのシーン、車のシーン、店長が熱出てあきらをタクシーに乗せるシーン再現されてて嬉しかった。店長が風で吹き飛ばされるところで笑い堪えるの大変だった。。あと音楽もシーンごとにすごい合ってて良かった。
橘あきら役が小松菜奈ちゃんっていうのが一番しっくりくると思ってて、映画観てイメージ通りで素晴らしかった。あのあきらの睨みつける目が再現できてて本当にすごい。あきらのお母さん役も吉田羊って似合ってた。。ちょっとしか出てないのがもったいない…!(笑)ぁぃぁぃがどこで出てくるんだろうと思ったらまさかのシーンで出てきて笑った。
重すぎず、軽すぎない。心地のいい映画
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