「これから新しい生活が始まる時に元気がもらえる」レディ・バード 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
これから新しい生活が始まる時に元気がもらえる
サンフランシスコのサクラメントに住む我らがレディ・バードと彼女の周辺の物語。
個人的には同年代の話ともあって、ものすごく共感できました。
親や友人とも関係がこじれたり、思うように行かなかったり、将来のことも考えなくてはいけなくて、何かと生きづらい17歳。
そんな難しい年頃をレディ・バードが体現してくれていました。
先生や友人、恋人などレディ・バードを軸に色々な関わりの人たちが出てきますが、なんと言っても親子同士のやりとりが特に良かったです。
厳しい訳ではないけど、レディ・バードにガミガミ言ってしまうお母さん。
自分も大変だけど、常に子供のことを考える優しいお父さん。
ラストの空港のシーンはしっかり感動させてくれます。
特に悪役はおらず、彼氏達や友人達もなかなか良いキャラクターでした。
レディ・バードだけでなく、彼ら彼女らもまた問題を抱えている。
個人的には親友のジュリーが大柄だけど可愛らしく、レディ・バードとの絡みも最高でお気に入りです。
今作の監督グレタ・ガーウィグさんと主演のシアーシャ・ローナンさんは公開中のストーリー・オブ・マイライフで再タッグを組んでいるようです。
今作はとても良かったので、近いうちに観に行ってみます。
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