「娘と母」レディ・バード riKiさんの映画レビュー(感想・評価)
娘と母
2019/06/16 Amazon Primeにて鑑賞
題名に付けた娘と母は『レディ・バード』が元々「Mothers and Daughters』というタイトルが付けられていたことに由来します。
英題から分かる通り映画では娘と母の相互の愛情がたっぷりと描かれています。
英語タイトルが複数形になっている理由はそれぞれの母と娘の分だけあるそれぞれの愛情、またその中でも根底にある普遍的な愛情があるからなのかなと思いました。
物語は様々な事件や出来事が起きますがあえてその中心、いわゆる盛り上がりどころを詳細に描写せず前後だけを提示することによって鑑賞者それぞれに行間を想起させることによって自身の体験や経験から作り上げられるオリジナルなものになり、レディ・バードをスクリーンだけのキャラクターにせず彼女を身近で親近感溢れる存在にさせている気がしました。
また脇を固める演者達も今話題のティモシーシャラメやルーカスヘッジズが名を連ねていてその点でも必見の価値アリです。
またふと観たくなる作品でした。
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