劇場公開日 2018年6月1日

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「ダサいけど何か?って平気で言いたくなる映画。」レディ・バード エクさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ダサいけど何か?って平気で言いたくなる映画。

2018年9月6日
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いい映画でした。

ずっと観たくて見逃して、アップリンクにまたも救われました。

まずシアーシャ・ローナン。この女優さん、ほんとに好き。大きな瞳、上品なたたずまい。鈍臭くて垢抜けない役ばかり。でもそんな子が成長していくところを見せる。うますぎるな。でもなんだか熱いものをもって生きてる感じが好き。

この作品、途中までアメリカの病んだ部分から少女が抜け出す的な、ありきたりな映画かと思っていました。

でも違った。母は理想の母像を最後の最後、苦しみながらもがきながら乗り越える。運転をしながらさびしさで涙するシーン、素晴らしかった。母とか親とかそんなものを越えて、娘と向き合ったんだろう。

ダサいけど何か?
娘は最後、全てを再獲得する。育った町、家族、友人、自分を。その上で旅立つ。

素敵、ほんとに素敵な物語。

いい映画でした。

エク