「羽ばたく君へ、送る映画。」レディ・バード 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
羽ばたく君へ、送る映画。
シアーシャ・ローナン演じる17歳の女子高生の進学、家庭環境、学生生活、憧れ、恋愛について揺れ動く心情を描いた物語。
こうやって大人になって行くんだよ的映画です。
嘘を描かず、背伸びもせず、ありのままの近代の女子高生と周りの人々の共感出来る部分を描いた事にアメリカでヒットしたのでは?
観易く分かりやすい。
世代的にひと昔は大袈裟でも夢や希望が溢れる内容、今は現実的で共感出来る内容が好まれる。
アメリカではこの様な青春グラフィティーがいくつか製作されているが、時代に合わせた正当な進化の映画だと私には思えた。
目新しさは無い。淡々としてるのでつまらなく感じる人もいるだろう。
でも奥にはやさしさがある。
大学に進み、素直に自分の名前と出身地を言える様になった主人公に「頑張ってね」と心から後押ししたいと思った映画。
涙腺仕込み映画よりかは断然こちらの方が私的には好きです。
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きりんさんのコメント
2019年7月14日
間髪を入れずに巫女雷男さんからのイイね!のチャイム。びっくりドッキリ大喜びです(笑)
どの方のレビューもとっても良くって、映画好きの人たちはすごいなぁと感心しきりです。
師匠、これからもご指導よろしくお願いします。