「What it all comes down to...」レディ・バード Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
What it all comes down to...
支離滅裂、神経過敏な10代、暴走しながら徐々に世界と自分が見定まる。対してヒステリックな母親像、同じくアラニスのPerfectが如し。困った母娘だ。どうしても実生活とかぶってしまう。
実に様々な要素が細かく入り乱れて喜怒哀楽の抑揚が変化しながら話しが進む。その抑揚を指揮するシアーシャ・ローナン。彼女が全てを支配する。彼女の微妙な間や表情や動作の変化で空気が陰鬱にも軽やかにもなる。ブルックリンも良かったが、今の彼女を観れるのは貴重な経験。
コメントする