劇場公開日 2018年6月1日

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「たとえて言えば「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のような。そのような主人公の日常を坦々と描く手法。個人的には自分の子供のことを投影するようにこの映画を見た。」レディ・バード ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0たとえて言えば「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のような。そのような主人公の日常を坦々と描く手法。個人的には自分の子供のことを投影するようにこの映画を見た。

2018年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「レディ・バード」(Lady Bird)を見た。

冒頭から、走っている車の助手席からいきなり道路に飛び降りるような、そんな無鉄砲な女子高生が主人公である。

同居している兄は大学を卒業してもアルバイトをしている。
母親は夜勤の仕事。
父親はやがて失業。
家庭は裕福でなく、どちらかというと貧困地域に家がある。
演劇部の友人との友情と確執。
複数のボーイフレンドとの異性交遊。
地方都市(サクラメント)での退屈な生活に飽きている。
NYやSFなどの都会の大学に進みたい。
そのような主人公の日常を坦々と描く手法。
たとえて言えば「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のような。

我々夫婦にも近い世代の子供がいる。
個人的には自分の子供のことを投影するようにこの映画を見た。
カミさんにはまだ映画を見た感想を聞いていない。
こちらから尋ねないと映画の感想は言ってくれないのだ。

米国での観客満足度はかなり高い。(79%)
また批評家の評価は見たことの無いような高得点だった。(99%)

上映時間は94分。
映倫区分はPG12。
性的な表現が少しある。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック